生成AIソリューション「Lightblue」が一級建築士試験の合格基準点を突破!わずか10分で専門AIを構築

ビジネス活用

生成AIソリューションを提供する「Lightblue」が、そのAIアシスタントを使って、なんと一級建築士(学科)試験の合格基準点を突破するAIを、たった10分で作ることに成功しました。

これは、AIが特定の分野の知識をどれだけ素早く、そして正確に理解して活用できるかを示した、とても画期的な出来事です。

Lightblue あなたとはたらくAI 生成AIソリューション「Lightblue」 一級建築士試験の合格基準点を突破する RAGアシスタントをわずか10分で構築 ノーコードで専門業務に対応するAI時代の新たな実践例を公開

専門知識を正確に引き出す「RAGアシスタント」とは?

Lightblueが今回活用したのは、「RAG(Retrieval-Augmented Generation)」というAIの技術です。これは、AIが何かを答えるときに、あらかじめ与えられた資料(ここでは建築基準法などの法令PDF)の中から必要な情報を探し出し、それを参考にしながら回答を生成する仕組みです。まるで、たくさんの専門書の中から必要なページを瞬時に見つけて、その内容を分かりやすく説明してくれるようなものです。

このRAG機能のおかげで、AIは専門的な知識を間違えずに、しかも高い精度で再現できるようになりました。

Lightblueサービスページ:
https://www.lightblue-tech.com/lightblue/

驚きの実証結果

Lightblueは、実際に一級建築士試験の過去問題125問をAIに解かせ、その結果を評価しました。

建築基準法令の規定5ファイルを連携したAssistantで一級建築士の学科試験に合格! わずか10分で作成可能! 試験 満点 合格基準 通常の生成AI Lightblue ナレッジアシスタント 学科I (計画) 20 11 14 17 学科II (環境・整備) 20 11 13 17 学科III (法規) 30 16 15 20 学科IV (構造) 30 16 16 25 学科V (施工) 25 13 13 19 総合 125 92 71 98

結果は、125点満点中98点。合格基準点である92点をクリアし、見事に合格基準を突破しました。このAIアシスタントは、e-Gov法令データベースから取得した建築基準法関連の主要法令PDF(5種)を「知識」として与えられ、わずか10分の作業時間で構築されたものです。特別なAIの知識がなくても、これほど高い性能を持つAIを簡単に作れることが証明されました。

専門業務の課題をAIで解決

建築や製造、公共サービスといった分野では、専門的な知識を持つ人の経験やノウハウに頼ることが多く、その知識が特定の人に集中してしまう「属人化」という問題がよくあります。また、若手社員の育成にも時間がかかります。

LightblueのRAG機能は、これらの課題を解決する力を持っています。

  • 法規チェックの即時化: 複雑な法律や規則の確認作業をAIが素早く行い、必要な条文や論点をまとめてくれます。

  • 設計・構造の壁打ち支援: 設計案の比較検討や、見落としがちな注意点をAIが教えてくれることで、より良い設計をサポートします。

  • 24時間365日のOJT代替: 社内のノウハウを学習したAIが、若手社員からの質問にいつでも答えることで、効率的な育成を助けます。

AIが参照した情報源も一緒に示してくれるため、回答の信頼性が高く、業務の品質を一定に保つことができます。また、専門知識が必要なAIシステムを、特別なプログラミングなし(ノーコード)で構築できるため、導入や運用のコストを大きく抑えることができます。

詳細記事とセミナーでさらに深く学ぶ

今回の実証について、技術的な内容や評価方法を詳しく解説した記事が公開されています。AIに興味のある方は、ぜひご覧ください。

▶︎ 詳細解説記事:
https://note.com/sonodaatom/n/nb4229065249a

また、今回の実証を元にした実践型セミナー「ナレッジアシスタント精度向上セミナー」が、2025年11月12日(水)に開催されます。RAGの精度を上げる方法や自動で評価する機能を実際に体験できるチャンスです。参加を希望される方は、以下のフォームからお申し込みください。

▶︎ お問い合わせフォーム:
https://www.lightblue-tech.com/inquiry/

法人向けAIアシスタント「Lightblue」について

Lightblue™ あなたとはたらくAI

「Lightblue」は、社員や職員の毎日の業務をサポートするAIアシスタントです。情報を検索したり、文章を要約したり、音声を文字にしたり、画像を生成したりといった様々なタスクをこれ一つでこなせます。さらに、特別なプログラミングなしで、自分の会社や自治体の業務に特化したチャットボットを作ることも可能です。法人や自治体向けのしっかりとしたセキュリティ対策もされているので、安心して利用できます。

企業や自治体が持っている独自の情報をAIに学習させることで、必要な情報を素早く正確に見つけたり、文書を作成したりできるようになります。これにより、業務の効率が大きく向上することが期待されます。

▶︎ 詳細はこちら:
https://www.lightblue-tech.com/lightblue/

株式会社Lightblueについて

株式会社Lightblueは、2018年1月に設立された東京大学発のAIスタートアップです。画像解析や自然言語処理のAI技術を軸に、法人向けAIアシスタントサービス「Lightblue」や、人物に特化した画像解析システム「Human Sensing」などを開発しています。

コーポレートサイト:
https://www.lightblue-tech.com/

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