非定型帳票をAIが自動でExcel整形!E&Dが「AI DataPicker!」を提供開始

AIツール・サービス紹介

決まった形のない書類のデータ入力、AIが解決!E&Dが「AI DataPicker!」を提供開始

企業では、取引先ごとに形が違う発注書や注文書、請求書など、様々な種類の書類(非定型帳票と呼びます)を扱うことがよくあります。これらの書類から必要な情報を手作業でExcelに入力するのは、とても時間がかかり、ミスも起こりやすい大変な作業でした。この作業は、多くの企業がデジタル化を進める「DX」の大きな課題(ボトルネック)となっていました。

そんな課題を解決するために、株式会社イーアンドディーが「AI DataPicker!」の提供を開始しました。このサービスは、AI(人工知能)が自動で書類の内容を読み取り、Excel形式に整えてくれる画期的なツールです。

AI DataPicker!のメイン画面、PCとスマホで書類をアップロードしデータがリスト化されている様子

「AI DataPicker!」の主な特長

「AI DataPicker!」は、AIと「OCR(文字認識技術)」を組み合わせた独自の技術で、以下のような強みを持っています。

  • どんな書類にも対応
    発注書や注文書だけでなく、請求書、見積書、車関連の帳票など、フォーマットが統一されていない様々な書類に対応できます。AIが書類のレイアウトを解析し、必要な情報を自動で抽出して表形式に整えてくれます。

  • 様式の違いに強い
    書類の項目名が少し違ったり、欄がなかったり、位置がずれていたりしても、AIが柔軟に対応します。まるで人が書類の内容を理解するように、正確に情報を読み取ることができます。

  • 現場で使いやすい
    特別な専門知識は必要ありません。普段使っているブラウザやExcelで、読み取った内容を確認したり、少し修正したりできます。これまでの仕事のやり方(ワークフロー)を変えることなく、AIを導入できるのが大きなポイントです。

  • 導入が簡単
    書類をドラッグ&ドロップするだけで、すぐに使い始められます。設定も最小限で済むため、AIツールに慣れていない方でも、簡単に導入できるでしょう。また、クラウドサービスとして提供されているだけでなく、企業内でシステムを動かす「オンプレミス」での提供も準備されています。

  • スマートフォンにも対応
    パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからも利用できます。現場で撮影した書類の写真をその場でアップロードするだけで、AIが自動で解析し、一覧にしてくれます。オフィスに戻らなくても、現場でデータの確認、修正、出力まで完結できるため、業務効率が大きく向上します。

AI DataPicker!のスマートフォン画面例。スマホで帳票を取り込み、データが抽出される様子

使用イメージ

「AI DataPicker!」の使い方はとてもシンプルです。

AI DataPicker!のウェブアプリケーションでの使用方法。PDFをドラッグ&ドロップでアップロードし、データが一覧表示される

書類をアップロードすると、AIが自動で内容を読み取り、表形式で表示します。

AI DataPicker!の確認・修正画面。PDFプレビューと抽出されたデータが表示され、編集できる

読み取りたい項目は、簡単な操作で設定できます。

AI DataPicker!の読取項目設定画面。帳票から抽出する項目を設定するインターフェース

今後の展開

イーアンドディーは、今後も「AI DataPicker!」の進化を続けていきます。オンプレミス環境での生成AI対応や、他の業務システムとの連携機能なども予定されています。

また、「AI DataPicker!」以外にも、英語のExcelを自動生成する「C3-EX」や、車検証の情報を読み取る「車検証Reader」といった関連サービスも提供されています。

製品について

「AI DataPicker!」についてさらに詳しく知りたい方は、以下のウェブサイトをご覧ください。

株式会社イーアンドディーについて

株式会社イーアンドディーは、AI-OCRやAIエージェント、業務自動化ソリューションの開発を手がける企業です。

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