アイザック株式会社は、AI(人工知能)を活用した開発環境での生産性を高める新サービス「supateam(スパチーム)」の日本版を正式にリリースしました。このサービスは、エンジニアの開発状況をわかりやすく「見える化」し、AIを使った開発を前提としたチームの生産性向上をサポートします。

「supateam」はすでにアメリカで先行して提供されており、日本国内でも無料版やベータ版を通じて機能の改善と最適化が重ねられてきました。アイザック株式会社はAI分野を特に重視しており、このサービスもその取り組みの一環です。
supateam 開発の背景
生成AIが急速に広まったことで、エンジニアリングの現場は大きな変化の時期を迎えています。AIがコード作成やレビューを助けるようになり、個々のエンジニアの生産性は大きく向上しました。
しかし、開発全体の期間短縮や、チームとしての成果を出すことには、まだ課題が残っています。AIによって作られるコードが増えると、変更点が大きくなったり、レビューの負担が増えたり、不具合が起きやすくなったり、障害が起きた時の復旧に時間がかかったりといった新たな問題も出てきています。このような状況では、単に開発の速さだけでなく、どれだけ成果に貢献しているか、開発のプロセスが健康的かといった、より多くの視点から状況を把握することが求められています。
世界的には、すでに20種類以上の開発生産性を「見える化」するツールがあり、市場は急速に伸びています。特にアメリカでは、「開発の生産性=ビジネスの成果」という考え方が一般的になりつつありますが、日本ではまだデータに基づいたチーム運営はこれから発展していく段階にあります。
アイザック株式会社は、AIが当たり前の開発環境において、チームの状態を数字で把握し、適切な改善につなげるための土台が必要だと考えました。「supateam」を通じて、日本の開発チームがデータに基づいて改善判断を行い、開発プロセスをより良くしていくことを支援します。
supateam analyticsの主な機能
「supateam」は、生成AIを活用した開発環境において、エンジニアチーム全体の成果や開発状況を数字でわかりやすくすることで、生産性の向上と価値提供の最大化を支援するサービスです。supateam analyticsでは、「Four Keys」などの開発データをもとに、開発プロセスやチームの状態を様々な角度から分析し、開発チームの意思決定や改善判断をサポートします。
1. AI開発分析:AIコーディングによる投資対効果(ROI)と改善

生成AIツールがどれくらい使われているか、そしてそれが実際の成果にどうつながっているかを分析します。どのAIモデルが生産性に貢献しているかを「見える化」し、AI時代に合った最適な開発の進め方を作る手助けをします。2026年2月5日現在、Claude Code、Codex、Copilot、Cursorといったツールに対応しています。
2. DevOps分析:開発プロセスにおけるボトルネックの可視化

DevOpsの指標(Four Keysなど)やAIにかかった費用に対して、どれだけの成果が出ているかを一覧で表示します。異常な数値を見つけることで、開発チームの改善点や具体的な次の行動を明確にします。
3. AI時代の個人分析:データに基づくフォローアップと組織の歪み検知

生成AIを使った開発が主流になる中で、エンジニアの役割は、自分でコードを書くことから、AIに指示を出したり、AIが作ったコードをチェックしたりすることへと変わっていきます。このような変化の中で、特定のメンバーに仕事の負担が集中するといった「兆候」をいち早く見つけ、チームのバランスの崩れを検知します。これにより、適切な業務の割り振りやメンバーの体調管理など、チーム運営に役立てることができます。
サービスの詳細はこちらから確認できます。
https://supateam.com/
資料もダウンロード可能です。
https://supateam.com/download
先行提供における実績
「supateam」の先行提供では、以下のような成果が出ています。
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生成AI開発の推進
生成AIを使った開発の成果が増えていることが「見える化」されたことで、AIへの積極的な投資が加速しました。同時に、レビューのやり取りの回数や不具合の発生率など、AIを使った開発の安定性を示す指標をチームやメンバーで共有することで、品質を損なわずに積極的にAI活用を進めることができました。 -
リードタイムの改善
開発チームの状況が「見える化」されたことで、メンバー間の話し合いが自然に生まれ、日常的に改善を進めるチーム運営が定着しました。その結果、レビュー待ちやレビュー後の修正待ちの時間が減り、開発にかかる期間(リードタイム)が大きく短縮されました。特に、プルリクエスト作成からマージ(コード統合)までの時間は、導入前に比べておよそ4分の1にまで改善しています。レビュー待ちなど、一定の基準を超えた場合に通知する「シグナル機能」も改善を後押ししています。
その他、craftbank株式会社や株式会社ハローなどがPoC(概念実証)に協力しています。
今後の展開について
アイザック株式会社は「supateam」を通じて、AI時代における開発チームの理想的な姿を再定義していくことを目指しています。3年以内に開発チームの生産性を10倍にすることを目標としています。次のステップとして、開発チームだけでなく、ビジネス側のメンバーを含むチーム全体の活動を対象に、価値提供のプロセスや連携状況を把握できるサービスへと発展させていく計画です。AIの活用が当たり前となる時代において、チームの力を最大限に引き出すための仕組み作りを、これからも推進していきます。
代表コメント

アイザック株式会社 代表取締役CEO 田中和希氏は、次のようにコメントしています。
「『supateam』は、本当に価値提供に真剣に向き合える『スーパーなチーム』を作るために開発しました。生成AIによってエンジニアの仕事の仕方は大きく変わっています。新しい開発の進め方やお客様への価値提供のプロセスが変わる中で、まずは『価値提供の総量は増えているのか』、『どこに問題点があるのか』を『見える化』することが大切だと考えています。このプロダクトとともに、さらに多くの実験を重ね、AI時代にふさわしい開発チームのあり方を探求していけることに、とてもワクワクしています!」
会社概要

アイザックグループは「世の中を、実験しよう。」をミッションに掲げる企業です。自己資本・黒字経営を基盤に、常に新しい時代の選択肢を創造し続けています。
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会社名: アイザック株式会社 / aisaac inc.
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代表取締役CEO: 田中和希
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設立: 2015年12月
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所在地: 〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-10-1 フジワラビルディング 2F
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事業内容: Webサービスの企画・開発・運営
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supateam: https://supateam.com/
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コーポレートサイト: https://aisaac.jp/

