埼玉大学が次世代AI検索「Felo」を導入
埼玉大学は、2025年11月より、Felo株式会社が開発・提供する次世代AI検索「Felo」とAIプレゼン作成ツール「Felo AI Slide 3.0」の全学トライアル導入を開始します。

この取り組みは、埼玉大学の教職員と学生が、教育・研究活動においてAIを活用した高度な情報収集や効率的な学習・研究を実現できるよう支援し、さらに産学連携を通じて新たなイノベーションの創出に貢献することを目指しています。
Felo株式会社は、AIリスキル株式会社と合同会社MyDと協力し、導入から活用定着までをサポートします。これにより、埼玉大学における先進的なAI活用モデルを確立し、日本の高等教育における生成AIの社会実装と発展を加速させる考えです。
Felo AIとトライアル導入の概要
Felo株式会社は、革新的なAI検索エンジン「Felo」を開発するAIスタートアップ企業です。
今回トライアル導入される「Felo AI Slide 3.0」は、情報を入力するだけで高品質なプレゼンテーション資料を数分で自動生成できるツールです。これにより、教育現場でのレポート作成や研究発表の準備時間を大幅に削減し、学習・研究の効率化と質の向上を同時に実現することが期待されます。
今回のトライアル導入では、教職員および学生が日常的な学習や研究活動で最先端のAI技術を自由に使える環境を提供し、情報収集・整理から表現・発表までの一連のプロセスを強力に支援します。利用者は、AIを活用した新しい学習スタイルや研究手法を実践的に体験し、次世代のスキル獲得につながることが期待されています。
この取り組みを通じて、高等教育機関における生成AI活用の先進的なモデルケースを築き、日本の教育現場におけるAI技術の普及と革新を加速させることが期待されます。
今後の展望
トライアルは2025年11月に開始され、まずは全学向けのオンライン説明会や活用ワークショップが実施されます。トライアル期間中は、利用状況のデータ収集やアンケートを通じて効果を測定し、得られたフィードバックをもとに活用のあり方が検証されます。
この取り組みを通じて、教育・研究現場における新しいAI活用事例を積み重ね、高等教育機関における生成AI利活用の先進的なモデルケースの構築を目指します。
Felo株式会社は教育市場におけるAI活用の新たなスタンダードづくりに挑戦し、AIリスキル株式会社は豊富な研修ノウハウを活かして「現場で使えるAI」の浸透を後押しします。合同会社MyDは、AIの本質・原理原則に基づき教育・研究や経営現場への活用を支援し、持続可能な実装を導きます。三社の協働により、日本の教育DXを力強く推進していくとのことです。
Felo製品概要
1. 日本語特化型セマンティック検索エンジン「Felo AI」
Feloは、自然言語処理(NLP)、機械学習、知識グラフ、大規模言語モデル(LLM)を組み合わせた、日本語に特化した次世代型セマンティック検索エンジンです。従来のキーワード一致検索にとどまらず、文脈を深く理解し、最適な情報を導き出します。社内に散らばる文書・データ・チャット履歴を横断的に活用することで、知識を「探す」だけでなく「新たな価値へとつなげる」知識活用の仕組みを実現します。

主な特徴は以下の通りです。
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日本語特有の敬語・助詞・省略表現に対応
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稟議書、議事録、マニュアルなど実務文書に最適化
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ERPやCRMなど既存システムとスムーズに統合可能
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部門・業務ごとにカスタマイズできるAIエージェント構築機能
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多言語検索・翻訳機能によりグローバルな知識活用を支援
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「ポートフォリオ機能」による知識の一元化で、組織横断の新しい価値創造を後押し
2. AIプレゼン作成ツール「Felo AI Slide 3.0」




Felo AI Slide 3.0は、情報を入力するだけで高品質なプレゼンテーション資料を数分で自動生成できるツールです。AIが自動でレイアウトを最適化し、文書の理解から図表やデータまで漏れなく反映することで、プロ仕様の資料作成をサポートします。
Felo導入企業の活用事例
Feloは、すでにさまざまな業界で活用されています。
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コンサルティング業界:社外ナレッジの横断検索・提案資料作成支援
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金融業界:企業・市場の分析、競合情報の自動要約
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人材業界:求人原稿・職務経歴書の生成、業界調査
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製造業:製品比較調査、市場動向レポート作成
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教育・研究機関:学術論文の要約、研究テーマのリサーチ支援
Feloは今後も、AI技術を活用した革新的なソリューションを提供し、企業の業務効率化とDX(デジタルトランスフォーメーション)推進をサポートしていくとのことです。
Feloの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。

