ビジネスメールのAI活用、半数が「使わない」、3割が「使い方がわからない」と回答

ビジネス活用

AI(人工知能)の技術が急速に進化し、様々な分野での活用が期待されていますが、ビジネスにおけるメール対応の現場では、まだその波が十分に届いていないようです。

メールDXツール『yaritori』を提供するOnebox株式会社が実施した「ビジネスメール調査2026」の結果から、ビジネスパーソンがメール対応でAIをどのように捉え、活用しているかの現状が見えてきました。

ビジネスメール調査2026 AI活用現状

調査概要

この調査は、20〜59歳の会社員300名を対象に、2025年10月8日にインターネットを通じて行われました。ビジネスメールの実態に加え、最新版ではAIがメール対応に与える影響に関する設問が新たに追加されています。

詳しい調査結果は「ビジネスメール調査2026」で確認できます。

ビジネスコミュニケーションの主役は依然「メール」

様々な新しいコミュニケーションツールが登場する中でも、ビジネスの現場では「メール」が依然として主要な役割を担っていることが明らかになりました。

仕事で利用するコミュニケーション手段として約7割の人が「メール」を挙げ、さらにその中で「一番」利用するものとしてメールを選んだ人は55.5%にのぼります。

仕事で利用するコミュニケーション手段

最も利用するコミュニケーション手段

メール作成に時間がかかる現状

メール1通の作成や返信にかかる時間は、「5分以上」と答えた人が3割以上いました。この傾向は前年の調査とほぼ同じで、業務効率化が求められる中で、メール対応にかかる時間はなかなか減っていないようです。

メール作成・返信にかかる平均時間

「5分以上かかる」と回答した人の約6割が、その理由として「文章の推敲に時間が必要」と答えています。この部分は、AIが文章の作成や修正を得意とすることから、AI活用の大きな可能性を秘めていると言えるでしょう。

メール作成・返信に時間がかかる理由

AI活用はまだ少数派、「使い方がわからない」が課題に

メール作成に時間がかかっているにもかかわらず、AIを活用して効率化できている人はまだ少ないのが現状です。

メール対応にAIを「活用しない(週0日)」と回答した人が半数を超えました。AIエージェントなどの活用が注目される中で、「ほぼ毎日活用している」と答えた人は全体の18.2%にとどまっています。

メール対応へのAI活用状況

AIを活用しない理由として最も多かったのは「使わない方が早くて正確」(35.19%)、次いで「使い方がわからない」(34.26%)でした。AIが普及しつつある中でも、実際の業務でどのように使えば良いのか戸惑っている人が多いことがうかがえます。

AIを活用しない理由

AI活用者は「時間短縮」と「質向上」を実感

一方で、メール業務にAIを活用している人たちは、具体的なメリットを感じています。

AIの活用用途としては、「メール本文の下書き」「メールの自動返信」「メール本文の修正」が上位を占めています。特にメール作成という、多くの時間を要する作業でAIが使われていることがわかります。

AI活用用途

メリットとしては「メール対応時間の削減」(64.36%)が最も多く、「メール文面の表現の質向上」(55.45%)、「誤字脱字の削減」(33.66%)と続きます。

AI活用のメリット

これらの結果から、AIを上手に活用すれば、業務のスピードアップやメールの品質向上に効果があることが示唆されます。

AI活用の遅れと今後の可能性

今回の調査では、メール対応におけるAI活用がまだ十分に進んでいない現状が明らかになりました。ChatGPTやGeminiといった生成AIが話題になる一方で、多くのビジネスパーソンが「使い方がわからない」と感じ、実務での活用には至っていないようです。

しかし、AIを活用している人たちは、メール作成時間の短縮や文面品質の向上といった具体的な効果を実感しています。ビジネスコミュニケーションの要であるメール業務にAIを導入することは、これからの働き方の効率化や質の向上を支える重要な鍵となるでしょう。

AIでメール文も作成!メールDXツール『yaritori』とは

yaritoriサービス画面

『yaritori』は、メール対応の効率化から始めるDXサービスです。問い合わせ対応や顧客管理、一斉送信など、フロントオフィス業務の効率化を支援します。朝日新聞社や西川株式会社など、様々な企業で利用されています。

このツールには、LLM(大規模言語モデル)と独自のデータ(メールデータやFAQなど)を活用し、適切な回答文を瞬時に生成するAIエージェント機能『yaritori AI』が搭載されています。簡単な指示を入力するだけで、AIが自動で文面を作成してくれるため、メール作成にかかる時間を大幅に削減できるでしょう。

今後も進化を続けるメールDXツールとして、企業の生産性向上とコミュニケーションの最適化に貢献していくことが期待されます。

『yaritori』についてさらに詳しく知りたい方は、以下のサービス資料をダウンロードしてください。

Onebox株式会社について

Onebox株式会社は、2020年3月に創業したAI・DXスタートアップ企業です。AI・DXに関する情報発信からツールの提供までを一貫して行っています。

事業内容

  • メールDXツール『yaritori』:AIエージェントと連携し、問い合わせ対応や顧客管理、一斉送信などを効率化するツールです。yaritori

  • オンラインアシスタント『yaritori アシスト』:AI技術などを活用し、非コア業務の代行や業務プロセスの改善を支援するオンラインアシスタントサービスです。yaritori アシスト

  • 法人・ビジネスカード比較メディア『FUKUROU』:中小企業向けにAI・DXなどの最新テクノロジー情報や、法人・ビジネスカードの選び方を支援する比較メディアを運営しています。FUKUROU

会社概要

  • 会社名:Onebox株式会社

  • 公式サイト:https://onebox.tokyo/

  • 代表取締役:奥村 恒太

  • 所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2階

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