日本情報通信の「NICMA」に最新AI「GPT-5」が追加
日本情報通信株式会社(NI+C)は、全国の自治体や一般企業向けに提供している生成AIクライアントアプリ「NICMA(ニックマ)」に、最新のAIモデル「GPT-5」シリーズを新たに追加しました。
この追加により、戦略策定、業務支援、ソフトウェア開発など、お客様の幅広い利用目的に応じて最適なAIモデルを選べるようになります。

複数のAIモデルを安全に使い分けられる「NICMA」
最近のAIモデルは、それぞれ得意なことが異なります。NI+Cが提供する「NICMA」は、このような多様なAIモデルを安全な環境で利用できるアプリです。
Microsoft社のAzure OpenAI Serviceを基盤としており、政府機関などが利用するLGWAN(総合行政ネットワーク)にも対応しているため、公共機関でも安心して使うことができます。
これまで提供されていたGPT-4o、GPT-4.1などのモデルに加え、今回GPT-5シリーズが導入されたことで、より高度で多様な要求に応えられるようになりました。
GPT-5シリーズで広がる活用シーン
GPT-5シリーズが追加されたことで、「NICMA」の利用シーンはさらに広がります。各モデルの主な特徴と用途は以下の通りです。
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GPT-5 Instant
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特徴: とても速く応答し、すぐに結果を出します。
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主な用途: メール作成のサポートや資料のたたき台作りなど、毎日行うような簡単な作業にぴったりです。
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GPT-5 Auto
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特徴: 作業内容に合わせて、AIが最適な考え方を自動で選び切り替えます。
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主な用途: 短い質問への即答から、深い分析が必要な長い文章の推論まで、幅広く対応できます。
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GPT-5 Thinking
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特徴: 問題を整理して、複雑な課題に対して高度な考え方で解決策を見つけます。
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主な用途: 新しい戦略を考えたり、仮説を検証したり、アイデアを生み出したりするような、創造的な業務に役立ちます。
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GPT-5 Codex
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特徴: ソフトウェア開発やプログラミングに特化しています。
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主な用途: プログラムの試作品を作ったり、コードの入力補助をしたり、書いたコードの間違いをチェックしたりするなど、開発作業をサポートします。
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「NICMA」は2023年10月のサービス開始以来、70回以上のアップデートを重ね、進化の速い生成AIのトレンドに常に合わせてきました。
今後も、これまでに培った知識と技術力を活かし、お客様の業務効率をさらに高め、新しい発想や知的作業の可能性を広げる生成AIプラットフォームとして、機能の充実とAIモデルのラインナップ強化に力を入れていくとのことです。
詳細情報
「NICMA」の詳しい情報については、以下のサイトをご覧ください。
日本情報通信株式会社は1985年にNTTと日本IBMの合弁会社として設立され、システム開発からクラウド対応、データ分析、セキュリティまで幅広いITサービスを提供しています。2025年12月18日には、社名を「NTTインテグレーション株式会社」に変更する予定です。

