AI-OCRサービス「FireOCR」が正式リリース
株式会社Firestoneは、AI(人工知能)を誰もが簡単に使える未来を目指し、生成AI技術を活用したAI-OCRサービス「FireOCR」を正式にリリースしました。このサービスは、帳票やPDFの処理業務を劇的に効率化することを目的としています。
開発の背景:帳票処理業務が抱える4つの課題
多くの企業では、紙帳票やPDFの処理に追われ、次のような課題に直面しています。
- データ化・転記作業に膨大な時間がかかる:請求書や納品書、報告書などのデータ化や手作業での転記に多くのリソースが費やされています。
- 入力ミス防止のためのダブルチェック:誤入力を防ぐための確認作業が常態化し、追加の工数が発生しています。
- 基幹システム連携の手作業:CSV連携を手作業で行う際に、遅延や更新漏れ、誤入力が発生し、データ品質と業務効率が低下しています。
- 帳票フォーマットの多様化:取引先ごとに書式が異なり、手書き文字や崩し字の読み取り精度が不安定になることがあります。
これらの課題により、従業員の貴重な時間が非効率な単純作業に費やされている現状があります。「FireOCR」は、このような課題を解決するために開発された、初期設定不要で即日利用できるAI-OCRソリューションです。
FireOCRで期待できる業務改善効果
FireOCRを導入することで、以下のような業務改善が期待できます。
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データ入力時間を最大50%短縮
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入力ミスを最大80%削減
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処理時間を最大95%削減
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対応速度を最大90%向上
これらの数値は、実証実験での利用実績に基づく参考値であり、実際の効果は利用環境、帳票の種類、業務フローなどによって異なります。
サービスの特徴
1. 初期設定0日で即日利用開始
従来のOCRサービスでは、テンプレート作成や学習に数日〜数週間かかることが一般的でした。しかし、FireOCRはアカウント発行後すぐに利用を開始できます。テンプレート作成や学習の必要がなく、本格的な運用をすぐに始められます。
2. 「レイアウト再現」機能で視認性と確認作業効率を向上
元の帳票のレイアウトや書式をそのまま画面上に再現します。画面の左側で編集可能なテキストデータを、右側で元のPDF画像を表示し、両方を比較しながら編集できるため、複雑なレイアウトや非定型の帳票も安心して処理できます。

3. 生成AI活用「プロンプト設定機能」&「ナレッジ管理機能」
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プロンプト設定機能:生成AIへの指示文を使ってデータ化のルールを定義できます。「日付はYYYY-MM-DD形式」「数量はkg→gに換算」といった具体的な指示に沿って、AIが結果を自動で整形します。
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ナレッジ管理機能:社内の取引先マスタや品目、ルール、用語集などを自動で参照し、コード付与、表記ゆれの吸収、単位や税区分の変換を社内ルールに合わせて行えます。
FireOCRの2つのサービスラインナップ
お客様のニーズに合わせて、「帳票の詳細確認」には「FireOCRレイアウト」、「必要なデータの素早い抽出」には「FireOCRクイック」という2種類のサービスが用意されています。

CSV出力による柔軟な外部システム連携
FireOCRは、主要な会計ソフトに対応したCSVフォーマットを標準で出力できます。これにより、手作業での転記作業を減らし、外部システムとのスムーズな連携を実現します。
【標準対応】
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弥生会計連携用CSVフォーマット
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勘定奉行連携用CSVフォーマット
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汎用CSVフォーマット
【オプション対応】
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カスタムCSV出力機能により、企業の基幹システムや独自フォーマットにも対応可能です。
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項目配置、データ形式、区切り文字などを柔軟にカスタマイズできます。
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複数のシステムへの同時出力にも対応しています。
従来のAI-OCRとの違い
FireOCRは、初期設定の容易さ、レイアウト再現性、AI連携の柔軟性、管理機能の充実度、会計連携の標準対応、CSV出力のカスタマイズ性において、従来のAI-OCRサービスとの差別化が図られています。

活用イメージ
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製造業での作業実績表のデジタル化:手書きの作業内容や稼働状況の報告書を「FireOCRレイアウト」で正確にデータ化し、生産管理システムとスムーズに連携できます。
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製造業での試験報告書の処理:手書き報告書からのデータ転記ミスを「FireOCRレイアウト」で80%削減し、品質管理の精度を向上させます。
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経理部門での請求書処理の自動化:異なる請求書フォーマットも「FireOCRクイック」で必要項目のみ自動抽出し、会計システムへのインポートをスムーズに行い、月末業務の負担を大幅に軽減します。
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営業部門での受注処理の効率化:多様な注文書を「FireOCRクイック」でクライアント別にデータ化し、基幹システムへのインポート作業を自動化することで、顧客満足度の向上に貢献します。
料金プラン
FireOCRでは、利用規模や目的に合わせて4つのプランが用意されています。初期費用は100,000円(税抜)で、初期アカウント発行や認識精度チューニングが含まれます。機能拡張やカスタムCSV、外部システム連携などのオプションサービスも利用可能です。

導入までの流れ
最短3週間で本格的な運用を開始できます。
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STEP 1: 要件確認・プラン検討(1週間):現状の業務フローや課題、希望する業務フローについてヒアリングが行われます。
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STEP 2: 無料トライアル(2週間):お客様のサンプルデータを使って、AI-OCRの読み取りやCSV出力を確認し、導入後の運用イメージを具体的に把握できます。
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STEP 3: 本格導入・セットアップ(1週間):利用規約への同意と申込書提出後、本番環境の準備が開始されます。
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STEP 4: 運用開始・フォローアップ(継続):本番環境のログイン情報が届き次第、サービス利用を開始し、専任担当者による継続的なサポートが受けられます。
FireOCRはこんな企業におすすめ
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月末・月初に帳票処理業務が集中し、残業が常態化している企業
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FAX/紙/PDFの請求書・納品書・報告書のデータ化に時間がかかっている企業
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取引先ごとに異なる帳票フォーマットへの対応に苦慮している企業
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従来のOCRでは手書き文字の認識精度が低く、再入力が発生している企業
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入力ミスやダブルチェックに多くの工数を割いている企業
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基幹システムや会計ソフトへのCSV取り込み作業を効率化したい企業
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初期費用や複雑なライセンス体系が障壁となり、AI-OCR導入を見送っていた企業
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複雑な帳票レイアウトをそのまま保持してデータ化したい企業
標準搭載の豊富な機能
FireOCRには、業務に必要な機能が標準で搭載されており、追加システムの導入は不要です。
【データ処理・OCR機能】
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メールやドラッグ&ドロップで簡単にデータを登録
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手書き文字や表もAIが高精度にデータ化
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元のPDFとテキストを左右に並べて比較・確認
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AIが確認すべき箇所を自動でハイライト表示
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修正箇所をクリックするだけで直接編集可能
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レイアウトを保ったままCSV形式で出力
【進捗管理機能】
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登録した全データの一覧と詳細情報を表示
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「未確認」「完了」など作業の進捗状況を管理
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データごとに担当者を割り当て、作業を分担
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OCR読み込み完了をメールで自動通知
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最終更新者と日時が一目でわかる履歴表示
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日付やステータスなど、条件を指定して検索
【システム管理機能】
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ユーザー設定(追加/変更/削除)
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権限設定(管理者/一般)
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パスワード設定
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読み取りデータの区分(請求書など)設定
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進捗管理のステータス設定
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利用明細
【差別化機能】
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生成AIへの指示文でルールを定義するプロンプト設定
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社内知識を参照しコード付与・表記ゆれを吸収するナレッジ機能
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会計連携用の特定フォーマットCSVを出力
無料トライアル・資料請求のご案内
FireOCRの効果を体験できる2週間の無料トライアルが実施されています。お客様のサンプルデータを使って、実際の運用イメージを具体的に把握できます。
お申し込み方法:
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Webサイトフォーム:https://firestone.co.jp (問合せフォームよりお問い合わせください)
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メール:support@firestone.co.jp
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電話:050-5805-8979
資料請求やデモの依頼も受け付けており、導入に関する相談は無料で対応しています。
株式会社Firestoneについて
株式会社Firestoneは、「AIを誰もが身近に利用できる未来」を目指し、生成AI技術を通じて新たな価値を創造しています。「FireOCR」を通じて、お客様のビジネスに新たな可能性を提供し、効率的で快適な業務環境の実現を支援しています。
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会社名:株式会社Firestone
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所在地:東京都千代田区九段南一丁目5番6号 りそな九段ビル5FKSフロア
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電話番号:050-5805-8979
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事業内容:生成AI技術を利用したクラウドベースのAIツール提供、AIシステム受託開発
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設立:2021年6月

