データラーニングスクールは、2025年11月6日より、AI開発環境「Claude Code」を活用した実践カリキュラム「Claude Code研修」の提供を開始しました。

この研修は、データラーニングスクールに在籍している方や卒業生全員が対象で、スクールの講座管理システムを通じて受講できます。
研修開始の背景
近年、生成AIが広く使われるようになり、開発や分析のやり方は大きく変化しています。特に、経験の浅い方が担当してきたような「経験を積むための業務」が減ってきています。そのため、学習段階から実際に役立つ反復練習を高い密度で行う環境が非常に重要になっています。
データラーニングスクールは、この変化に対応するため、仕様書(Spec)を起点に、設計、実装、検証、改善といった一連のプロセスを短いサイクルで繰り返す学習体験を提供することを目指し、今回の研修をスタートしました。
「Claude Code研修」の主なポイント
この研修では、単にツールを学ぶだけでなく、AIを前提とした新しい開発スタイルを確立することを目的としています。主なポイントは以下の通りです。
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仕様中心(Spec-Driven)の開発体験: 仕様書からプロジェクトの骨組みを自動で作り出し、変更点を指示するだけで素早く修正を繰り返すことができます。
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プロジェクト全体の整合性を保った変更: 複数のファイルや機能の間で一貫性を保ちながら、継続的に改善を進める方法を学びます。
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「動く」を超えて「使える・任せられる」へ: 小さく作って素早く修正し、実際に運用できるレベルまで見据えた設計の考え方を養います。
カリキュラムの概要
研修は以下の3部構成で実施されます。
第1部:導入
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生成AIが登場してからの開発の考え方
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仕様書からアプリケーションを自動で生成するデモンストレーション
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コードの分析、別のシステムへの移行、不具合(バグ)の修正といった実例
第2部:基本的な使い方とTips
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コマンドラインインターフェース(CLI)の使い方、初期設定、コマンドの運用方法
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自然な言葉でファイル操作を行う方法
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よくつまずくポイントとその回避策
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Webアプリケーションを構築する演習
第3部:実務レベルへの引き上げ
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CLAUDE.mdやカスタムコマンドの活用
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Gitや外部システム連携(MCPなど)
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品質、テスト、セキュリティに関する知識
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チームでの開発における実務
株式会社データラーニング 代表取締役 村上智之氏のコメント
株式会社データラーニングの代表取締役である村上智之氏は、今回の研修について「いま必要なのは『AIに相談して終わり』ではなく、AIを前提に『作って、動かして、直して、使えるようにする』ことです。Claude Codeは、開発の場そのものを広げます。受講生全員にこの体験を届け、実務に直結する反復力を身につけてほしいと考えています。」と述べています。
受講開始日と受講方法
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受講開始: 2025年11月6日
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対象: データラーニングスクールの在籍生・卒業生(全員)
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受講方法: スクールの講座管理システムから受講できます。
株式会社データラーニングについて
株式会社データラーニングは、データサイエンス教育/研修、AI活用コンサルティングなどを事業内容としています。
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会社名: 株式会社データラーニング
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所在地: 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目6番23号第3堀内ビル9階9
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代表者: 代表取締役 村上智之
関連情報
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公開の経緯を記したnote:「データラーニングスクールの受講生全員に、Claude Code研修を開放します」: https://note.com/green_midori/n/n9dcf5838da46
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データラーニングスクール: https://school.data-learning.com/
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データラーニングメディア: https://school.data-learning.com/media/

