アーガイル株式会社は、法人向けの生成AI導入パッケージ「アーガイル AIアシスタント」に、新しい機能を多数追加したことを発表しました。これにより、企業や組織でのAI活用がさらに便利で、安全になります。

「アーガイル AIアシスタント」は、ChatGPTのような最新のAIを、安全かつ効率的に使うための法人向けサービスです。特に、AIに学習させたくない機密情報などを扱う際にも、情報が外部に漏れないような高いセキュリティ対策が施されています。このサービスは、すでに経済産業省が所管する「産業技術総合研究所(産総研)」にも3年間にわたって導入され、多くの研究員に活用されています。
新しく追加された主な機能
今回のアップデートでは、主に以下の5つの点が進化しました。
1. 最新のAIモデルが定額で利用可能に
GPT-5 ProやClaude 4.5、Gemini 2.5といった、世界で最先端をいく15種類以上のAIモデルを、1ユーザーあたり月額400円から利用できるようになります。ChatGPT、Gemini、Claudeの主要モデルは追加費用なしで使い放題です。

アイデア出し、企画書作成、プログラミングのサポート、法律に関するチェックなど、さまざまな業務に役立つ20種類以上の便利な「タブ」が標準で用意されており、組織内で自由に新しいタブを作ることもできます。
2. 最新情報を自動で調べてくれる「DeepResearch」機能
ChatGPTの有料プランと同等の「DeepResearch(ディープリサーチ)」機能が導入されました。これは、Web上の最新情報を10〜20分かけて詳しく調査し、その結果を詳細なレポートとしてまとめてくれる機能です。
さらに、社内の資料をAIに読ませて回答させるRAG(Retrieval Augmented Generation)機能や、ファイル参照、画像認識なども利用できるため、外部の最新情報と社内の知識を組み合わせて、より高度なAI活用が実現します。
3. 安心のセキュリティと管理機能
利用した情報がAIの学習に使われないようにする「オプトアウト機能」が標準で搭載されています。また、ユーザーごとの利用状況の管理、アクセス制限、個人情報や不適切な言葉の入力を防ぐブロック機能なども提供されており、安心してAIを利用できる環境が整っています。
PC、スマートフォン、タブレットなど、あらゆる端末に対応しているため、外出先からでも利用できます。
4. 画像の認識と生成も可能に

テキストから画像を生成したり、生成された画像をさらに修正したり、すでに存在する画像を元に新しい画像を生成したりする機能が追加されました。Google Nano Bananaのほか、DALL·E 3やGPT-Image-1といった最新の画像生成AIモデルが利用可能です。今後も新しいモデルや動画生成機能が追加される予定です。
5. 定額制で文字数による課金なし
サーバー費用、AIの利用料、保守費用がすべて含まれた完全定額制です。使った文字数(トークン)によって料金が変わることは一切ないため、安心して利用できます。
導入実績
「アーガイル AIアシスタント」は、以下のような機関や企業で導入されています。
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産業技術総合研究所(産総研): 高い機密性が求められる研究業務や、機械学習に関するプログラミング業務で活用されています。2023年の導入以降、2025年も継続して利用されています。
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その他、官公庁、理化学系企業、製造業、IT、メディア、学校法人、医療法人など、幅広い業界で多くの導入実績があります。
料金プランの例
月額基本料金に加えて、ユーザー数に応じた課金体系です。例えば、月10回利用プランの場合、1ユーザーあたり月額400円から利用できます。ChatGPT、Gemini、Claudeのminiモデルは、回数制限なく利用可能です。
サービスに関するお問い合わせ
「アーガイル AIアシスタント」に関する詳細情報やお問い合わせは、以下のリンクからご確認ください。
アーガイル株式会社について
アーガイル株式会社は2009年12月に創業し、東京都新宿区に本社を置く企業です。生成AIを活用したシステム開発やAI関連サービスの運営、法人向けの生成AI導入コンサルティングなどを主な事業としています。代表取締役の岡安淳司氏は、生成AIの社会実装を専門とし、企業や官公庁へのAI導入支援を行うエキスパートです。
