要件定義AI「Acsim」とは?
システムやソフトウェアを開発する際、最初に「何を作るか」を決める大切な工程が「要件定義」です。しかし、この要件定義は専門知識や経験が必要で、担当者によって進め方がバラバラになったり、後から手直しが必要になったり、話し合いが進まないといった課題がありました。
要件定義AI「Acsim」は、このような課題を解決するために作られた、生成AI(文章や画像などを自動で作るAI)を活用したプラットフォームです。AIが要件定義のプロセスを支援することで、考え漏れや認識のずれを防ぎ、誰もが早く、そして質の高い設計を実現できるようになります。
展示会で大盛況!デモ動画でその実力を体験
2025年10月に幕張メッセで開催された大規模な展示会「NexTech Week 2025【秋】」と「Japan DX Week【秋】」では、Acsimのブースに合計5,600名以上もの来場者が訪れ、AIが要件定義を自動でサポートする新しい方法を体験しました。
特に、要件定義の効率化を目指すIT企業や、要件定義が特定の担当者に頼りがちで困っている情報システム部門、そして業務改善を進めたい事業部門の方々から高い関心が寄せられました。
今回公開されたデモ動画では、Acsimがどのように要件定義を支援するのか、その一連の流れを詳しく見ることができます。
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会話から現状や課題を明らかにする
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業務の流れを設計し、改善計画を立てる
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設計書を自動で作成する
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UI(ユーザーインターフェース)のプロトタイプ(試作品)を作る
これらの工程をAIがどのようにサポートするのか、ぜひ動画でご確認ください。

Acsimが実現する要件定義のプロセス
展示会では、来場者が実際にAcsimの以下のプロセスを体験しました。
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会話から現状業務フロー生成・課題特定を自動化
顧客との会話をAIが整理し、現在の業務の流れや課題を分かりやすく示します。これにより、初期段階での課題整理と提案力が向上します。 -
改善方針・改善計画策定をAIエージェントが支援
業務の課題に対し、AIが設計のポイントや議論すべき点を踏まえた改善策を提案します。経験が少ない方でも、抜け漏れなく要件定義を進められるよう、AIが思考をサポートし、特定の担当者に頼る状況を解消します。 -
本格的なプロトタイプ生成
改善策に基づいて、画面の見た目や機能のプロトタイプを自動で作成します。これにより、関係者との認識のずれを未然に防ぎ、確認や議論をスムーズに進めることができます。
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開発稟議に必要な情報を自動生成
改善提案によるコスト削減効果や業務効率化の具体的な数字をAIが計算し、その背景と合わせて資料にします。これにより、承認プロセスや投資判断を迅速化できます。 -
設計書の自動出力
業務フロー、ユースケース(利用場面)、画面・機能一覧など、要件定義に必要な設計書を会社の統一フォーマットで自動的に出力します。これにより、書類作成にかかる手間を大幅に削減します。
来場者の声
来場者からは、Acsimの機能について以下のような声が寄せられました。
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「全てをAIで完結させるのではなく、最後は人の手を加えて完成させるという、『あくまでAIがサポートする』というところに良さを感じた」
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「要件定義できる人材不足に悩んでいたので、今すぐにでもテスト導入したい」
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「お客さまとの会話から業務フローが起こせるのはとても便利なので、自社の業務フローで試してみたい」
今後の展望
株式会社ROUTE06は、今回の展示会を通じて、要件定義の分野でAIを活用したいというニーズと期待の高まりを強く感じたとのことです。今後も「Acsim」を通じて、企業の開発やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援し、誰もが質の高い要件定義を実現できるような開発体験を社会に広げていくことを目指しています。
Acsimについて
Acsim(アクシム)は、要件定義をAIがサポートし、誰もが要件定義をスムーズに行えるようにする生成AIプラットフォームです。現状の把握、課題の洗い出し、改善策の提案、プロトタイプの作成、承認資料の支援、設計書の自動出力まで、要件定義に必要なあらゆるプロセスを一貫して支援します。作成された設計情報はデータとして保存され、後の開発やテスト工程でも活用できるため、開発全体の品質を高め、意思決定の正確さとスピードを飛躍的に向上させます。
詳細はこちら:
Acsimサービスサイト
株式会社ROUTE06について
株式会社ROUTE06は、人とAIが協力してプロダクト開発を新しく定義するスタートアップ企業です。自然な会話と直感的な操作を組み合わせたユーザー体験を軸に、要件設計の「Acsim」をはじめ、AIエージェント構築の「Giselle」、データベース設計の「Liam」といったAI駆動開発プラットフォームを提供しています。設計から実装、運用までのすべての工程に対応し、開発のスピードと品質を革新することを目指しています。
詳細はこちら:
株式会社ROUTE06コーポレートサイト

