スマホの位置情報とAIで広告が賢く進化!「人流広告(Flow Ad)」があなたの“実世界”の行動に合わせて情報をお届け

AIツール・サービス紹介

インターネット広告の新たな進化:実世界の行動からあなたを理解

インターネット広告は、今や私たちの生活に欠かせないものとなっています。2024年には市場規模が約3兆6,517億円に達し、総広告費の約半分を占めるほどです。これまでの広告は、私たちがインターネットで何を検索したか、どのサイトを見たかといった「オンラインの行動」に基づいて配信されてきました。

しかし、本当にその人に合った情報やサービスを届けるためには、オンラインの行動だけでなく、「実際にどこに行ったか」「どんな場所に滞在したか」という「実世界の行動」がとても重要になってきています。

クロスロケーションズ株式会社は、この実世界の行動を分析する「Location AI Platform®(LAP)」を以前から提供してきました。そして今回、この分析結果を直接広告配信に結びつける、新しい広告サービス「人流広告(Flow Ad)」の提供を開始しました。

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「人流広告(Flow Ad)」とは?

「人流広告(Flow Ad)」は、「LAP」が持つ9,300万IDもの膨大なスマホ位置情報データとAI(人工知能)の力を組み合わせ、人々の「来店履歴」や「滞在傾向」など、実世界での行動パターンを分析して広告を届ける、まったく新しいタイプの広告です。

これまでの「ジオターゲティング広告」や「ビーコン接触型広告」が「その場にいた人」に広告を出すものだったのに対し、「人流広告(Flow Ad)」はAIが行動の傾向や普段の生活の動きを解析し、「似たような行動や興味を持つ人たち」にまで広告を届けられるのが大きな特徴です。

これにより、広告を出す企業や自治体は、例えば以下のような、より細かく、そして効果的なターゲティングができるようになります。

  • お店の実際の商圏に住んでいると推定される人に、ピンポイントで広告を届ける

  • 普段の買い物ルート(買回導線)に合わせて広告を出す

  • スポーツ観戦や特定の高級ブランド店など、趣味や関心のあるスポットを訪れる人の行動パターンに合わせて広告を出す

これらの分析結果と、LINEやX(旧Twitter)、Facebook、Instagram、TikTok、TVerといった私たちが普段使っている様々なメディアの特性を組み合わせることで、一人ひとりの「実世界での行動」に寄り添った広告が届くようになります。

人流広告(Flow Ad)とは

「人流広告(Flow Ad)」の主な機能をご紹介

「人流広告(Flow Ad)」には、より精度の高い広告配信を実現するための様々な機能が備わっています。

1. 推定居住地分析によるオーディエンス生成

お店や特定のエリアを訪れた人たちが「どこに住んでいるか」をAIが分析します。そして、そのお店への訪問率や訪問数の多い地域の住民を広告のターゲットとして設定します。

推定居住地分析によるオーディエンス生成

2. 来訪率分布マップをもとにしたオーディエンス生成

実際の訪問データから、お店や施設への訪問率が地域ごとにどのくらいかを地図上で見ることができます。AIが作るこのマップを見ることで、お店の商圏がどこまで広がっているか、どんな特徴があるかが分かり、その情報に基づいて広告のターゲットを設定できます。

来訪率分布マップをもとにしたオーディエンス生成

3. Hot Place Rankingによるオーディエンス生成

お店を訪れた人が「他にどんな場所によく行くか」を分析します。これにより、競合店だけでなく、スポーツ施設やブランドショップ、観光地など、その人の趣味やライフスタイルに関わるスポットを把握し、それに合わせた広告のターゲットを設定できます。

4. 多様な配信プラットフォームとの連携

AIが設定した広告のターゲット(オーディエンス)は、LINE、X(旧Twitter)、Facebook、Instagram、TikTok、TVerといった主要な広告媒体や、DSP(広告配信プラットフォーム)と連携できます。これにより、人流データと各メディアの特性を組み合わせて、最も効果的な方法で広告を届けられます。

5. 独自技術による来店計測

広告を配信した後、実際に店舗を訪れたかどうかを位置情報で測ります。これにより、ただ通りかかった人を除外し、広告がどれくらい来店につながったかを正確に「来店リフト率」として計算できます。お店の実際の商圏に住む人や、普段の行動ルートを踏まえた広告の効果が数字で分かるようになります。

来店計測

来店計測の詳細

「人流広告(Flow Ad)」は、キャンペーン単位で利用でき、最低出稿金額は50万円からとなっています。

Location AI Platform®(LAP)について

「Location AI Platform®(LAP)」は、人々の「どこに来たか」「どれくらい滞在したか」「どんな人が動いているか」といった実世界での動きを、高い精度で見える化し、活用できるデータプラットフォームです。

このLAPを基盤としたWebサービス「人流アナリティクス®」を含め、すでに1,500以上の企業や自治体に導入されており、お店やエリアのマーケティング、都市計画、観光のPRなど、幅広い分野で活躍しています。

今回、新たに「LAP Adオーディエンス生成機能」が加わったことで、人流データの分析だけでなく、その結果をスマホ広告でのプロモーションやマーケティングに直接つなげられるようになりました。これにより、LAPは人流データを総合的に活用できる、さらに便利なプラットフォームへと進化しています。

クロスロケーションズ株式会社について

クロスロケーションズ株式会社は、スマホの位置情報ビッグデータと生成AIの技術を組み合わせて、人流データを活用するプラットフォームを独自に開発し、企業や団体に提供している会社です。主なサービスには、人流データ活用プラットフォーム「Location AI Platform®」やWebサービス「人流アナリティクス®」、訪日外国人の行動を見える化する「インバウンドアナリティクス+」などがあります。さらに、人流データを活用して企業のビジネスを広げるための「Location Marketing Service」や、訪日外国人向けの広告配信サービス「Inbound Marketing Service」といったマーケティングソリューションも提供しており、データとAIがこれからのマーケティングを動かす基盤を築いています。

クロスロケーションズ株式会社のウェブサイトはこちらです: https://www.x-locations.com/

安心できるデータ利用について

クロスロケーションズが提供する位置情報分析データは、利用者の皆さんが「使ってもいいよ」と許可したスマートフォンアプリからの位置情報データだけを使っています。これらのデータは、個人が特定できないように完全に匿名化されており、分析に利用することについて許可を得たデータのみを使っています。

また、分析結果が特定のデータに偏らないように、様々な携帯キャリアの、多数のアプリからのデータを匿名化して利用しています。同社が独自に開発した分析エンジン「Location Engine™」は、端末のIDや場所の情報、時間などのデータを直接地図や施設情報と組み合わせて分析することで、細かい場所でのピンポイントな分析データも提供できるのが特徴です。

データ利用に関する詳しい情報は、以下のプライバシーポリシーをご確認ください: https://www.x-locations.com/privacy-policy/

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