
東京大学発のAIスタートアップである燈(あかり)株式会社が提供する、特定の業界に特化したAIサービス(AI SaaS)の導入企業数が、累計で1,000社を突破しました。このサービスは、建設業、製造業、物流業といった日本の大切な産業が抱える、人手不足や技術の継承といった課題をAIの力で解決し、業界全体のデジタル化(DX)を進めています。
日本の産業が抱える課題とAIの役割
建設業や製造業、物流業といった産業では、ベテランの技術者が減ってきていることや、それぞれのノウハウが特定の人にしか伝わっていないこと、さらには働く環境が厳しいことなど、様々な問題に直面しています。
燈株式会社は、「日本を照らす燈となる」という目標を掲げ、AIなどの最新技術を使って、これらの産業が直面する生産性の向上や技術の継承といった大きな課題の解決に取り組んでいます。
業界に特化したAIサービスとは
燈株式会社が提供するAIサービスの一番の特徴は、「徹底した業界特化型」であることです。これは、最先端のAI技術を、それぞれの業界特有の仕事の内容や専門用語、法律などを深く理解した上で、現場で使いやすい形(UI/UX)に作り込んでいることを意味します。
そのため、導入してすぐに誰もが直感的に使いこなすことができ、現場の仕事の効率を大きく高めるだけでなく、企業全体の生産性向上にも貢献しています。
導入拡大の背景にある評価ポイント
今回、導入企業が1,000社を突破した背景には、主に二つの点がお客様から高く評価された結果だと考えられます。
1. 業界に特化したサービスの開発
建設業向けの「Digital Billderシリーズ」は、見積もり、発注、請求書の処理、経費精算、原価管理といった建設業ならではの業務に対応できるデジタル化サービスです。外部の調査※でも高い評価を受けています。
また、建設、製造、物流といった各業界に特化した生成AIエージェント(「光 / Hikari」、「工 / Takumi」、「運 / Hakobi」)は、それぞれの業界の専門用語や仕事のやり方、法律などを学習しています。これにより、導入後すぐに現場の生産性向上につながる効果を実感できる点が評価されています。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所が2025年2月に実施した調査によると、「Digital Billder 請求書」は「ゼネコン利用率」「サポートの親密性」「協力会社の賛同度合い」の3部門でNo.1を獲得しています。
2. 現場に寄り添った導入支援体制
サービスを利用するお客様には、専門のカスタマーサクセス(CS)担当者がつき、導入からサービスを使いこなせるようになるまで、しっかりとサポートします。さらに、現場からの意見や要望は、高い技術力を持つエンジニアチームがすぐに製品開発に反映し、迅速にサービスを改善・更新しています。このような、お客様がシステムを最大限に活用できるよう支援する体制も、高く評価されています。
今後の展望
燈株式会社は、これからも各産業が抱える特有の課題と向き合いながら、AIなどの最先端技術を活用して、既存のサービスの機能強化や新しいサービスの開発をさらに進めていく予定です。これにより、日本の産業全体の進化を促し、持続可能な社会の実現に貢献していくでしょう。
提供されているサービスは以下の通りです。
-
Digital Billderシリーズ: 建設業向けに特化した、管理業務(見積もり、発注、請求書処理、経費精算、原価管理)のデジタル化サービスです。
-
建設業界特化生成AIエージェント「光 / Hikari」: 建設業に特化した生成AIサービスです。
-
製造業界特化生成AIエージェント「工 / Takumi」: 製造業に特化した生成AIサービスです。
-
物流業界特化生成AIエージェント「運 / Hakobi」: 物流業に特化した生成AIサービスです。
燈株式会社についての詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。

