株式会社イエローブルーは、資料の「文脈」まで深く理解する新しいAI翻訳サービス「Blue One(ブルーワン)」を正式にリリースしました。

このサービスは、独自の「ディープコンテキストAI」という技術を使って、PowerPointなどの資料をアップロードするだけで、文書全体の意味合いやデザイン、さらには画像の中の文字までまるごと理解して翻訳します。これにより、従来の翻訳ツールで起こりがちだった「不自然な訳文」や「レイアウトの崩れ」を大幅に減らし、まるで専門家が翻訳したかのような自然な仕上がりとレイアウトを実現します。翻訳後の手直し作業にかかる時間を最大90%も削減できるとのことです。
公式サイトはこちらです。
https://blue1.app/
従来の翻訳ツールが抱えていた課題
世界中でビジネスが展開される現代では、海外の支社への報告書や顧客向けの提案資料、最新のリサーチレポートなど、日々たくさんの書類を翻訳する必要があります。
しかし、これまでの機械翻訳は、文章の表面的な部分しか翻訳できないため、次のような問題がありました。
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専門用語がうまく訳されない
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図やグラフのレイアウトが崩れてしまい、後で直すのに膨大な時間がかかる
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画像の中にある文字は手作業で翻訳し、貼り直さなければならない
その結果、翻訳を担当する人は、翻訳そのものよりも、不自然な訳文や崩れたレイアウトを「手直し」する作業に追われていました。
「Blue One」が解決する問題:AIが文脈とレイアウトを“読む”
「Blue One」は、これらの問題を根本から解決するために開発されました。
搭載されている「ディープコンテキストAI」は、単語や一文だけでなく、資料全体の構成や流れ、つまり「文脈」を深く読み込んでくれます。
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次世代の翻訳品質(自然な訳文)
資料全体の文脈に加え、日本語特有のあいまいな表現やビジネスの習慣までAIが理解します。これにより、これまでのAI翻訳とは一線を画す、自然で伝わりやすい翻訳が実現します。専門用語集がなくても、AIが公開情報を調べて用語を自動で補ってくれる「用語リサーチAI」も搭載されています。 -
レイアウトの自動最適化(手直し90%削減)
翻訳によって文字の長さが変わっても、AIがレイアウト構造を判断し、文字のサイズや改行を自動で調整してくれます。これにより、スライドのデザインが損なわれることがありません。 -
画像翻訳機能(β版)
資料の中にある図やグラフ、画像に含まれる文字もAIが自動で認識し、レイアウトを保ったまま翻訳します。面倒な文字を書き起こしたり、コピー&ペーストしたりする手間は不要です。
強固なセキュリティと柔軟な料金体系
「Blue One」は、ビジネスでの利用を前提とした高いセキュリティを備えています。アップロードされたデータはAIの学習には一切使われず、翻訳処理が終わって一定時間が経つと自動的に削除されます。
料金体系は、初期費用がかからず、使った分だけ支払うシンプルなクレジット課金制です(1ページあたり20円)。無料でお試しできる期間もあり、部署やチームでクレジットを共有することも可能です。
株式会社イエローブルー 代表取締役 黒田 励氏のコメント
株式会社イエローブルーの代表取締役である黒田 励氏は、「Blue Oneは、単なる翻訳ツールではありません。言語の壁によって生じていた非効率な『手直し』作業からビジネスパーソンを解放し、本来集中すべき創造的な仕事に集中するための『相棒』です。このサービスが、日本企業のグローバルな挑戦を加速させる一助となることを確信しています」と述べています。
サービス概要
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サービス名:Blue One(ブルーワン)
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公式サイト:https://blue1.app/
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対応ファイル:.pptx(PowerPointファイル)(.pdfは12月対応予定で、順次他のファイル形式にも対応予定)
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対応言語:日本語、英語、中国語など主要28言語
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料金:1ページ20円(クレジット課金制)、無料トライアル有り。法人プランやボリュームディスカウントについては別途お問い合わせください。
株式会社イエローブルーについて
株式会社イエローブルーは、「人間とAIが『相棒』となる未来」を目指し、AI技術を活用したビジネス向けのソリューションを開発・提供している会社です。
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会社名:株式会社イエローブルー
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代表者:黒田 励
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所在地:東京都
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設立:2025年8月
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事業内容:AI技術を活用したビジネスソリューション

