AIが作ったスライドをPowerPointで編集可能に!国内初マルチAIエージェント『Orcha(オルカ)』が新機能リリース

株式会社Sales Markerは、複数のAIをまとめてビジネスをサポートする国内初のマルチAIエージェント『Orcha(オルカ)』の「AIスライド」機能に、Microsoft PowerPoint(.pptx形式)で資料を出力できる新機能を追加したことを発表しました。
この機能により、AIが作ったプレゼンテーション資料を、多くの会社で使われているPowerPointで直接編集したり、共有したりできるようになります。
『Orcha(オルカ)』とは
最近では、営業やマーケティングなど、さまざまな仕事で特定の役割に特化したAIツールが増えています。しかし、たくさんのAIツールをそれぞれ別々に使うと、人がそれぞれのツールを行き来して、最終的な判断をする手間がかかっていました。
このような課題を解決するために開発されたのが、マルチAIエージェント『Orcha』です。
Orchaは、人の「やりたいこと(インテント)」を起点に、複数のAIと会社の中にある情報、外の情報を一つにまとめ、ビジネスの計画作りから実行までを一貫してサポートすることを目指しています。まるでオーケストラの指揮者のように、バラバラの情報を統合し、最適な意思決定を導く基盤となることを目指しています。
PwCコンサルティング合同会社のレポートでも、たくさんのAIを一つにまとめる「統合的なAI基盤」が、会社の競争力を高めるためにとても重要だと指摘されています。
- PwCコンサルティング合同会社「2035年への生成AI技術変化を見据え、今、日本企業がなすべきこと」参照
https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/generative-ai-survey2025-consideration.html
「AIスライド」のPowerPoint出力機能について
Orchaの最初の機能としてリリースされた「AIスライド」は、AIが数分でプレゼンテーション資料を生成する機能です。これにより、漠然としたアイデアやバラバラな情報でも、論理的で分かりやすいスライドとして形にすることが可能になりました。

今回の新機能である「PowerPoint出力機能」は、AIが作ったこの分かりやすい思考の構造を、実際のビジネスの場で使われるPowerPointに直接つなげるものです。
Microsoftの報告によると、PowerPointは今でも世界中のMicrosoft 365ユーザーの中で最もよく使われているアプリの一つであり、企業で利用される主要なツールです。また、Microsoftのレポートでは、AIツールが会議や資料作成の方法そのものを変えつつあると指摘されており、プレゼンテーションツールが今も「考えること」や「決定すること」の中心にあることが示されています。
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Microsoft Learn「Microsoft 365 Apps usage report」
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-365/admin/activity-reports/microsoft365-apps-usage-ww -
Microsoft 2025 Annual Work Trend Index – “AI at Work is Here. Now Comes the Hard Part.”(p.11)
https://news.microsoft.com/annual-work-trend-index-2025/
AIスライドが持つ「情報を整理する力」と、PowerPointの「誰もが使える共有性」が合わさることで、AIによる「考えること」が、実際のビジネスの意思決定の場に組み込まれる新しい段階が始まります。
株式会社Sales Marker 代表取締役 CEO 小笠原 羽恭氏は、この機能について次のようにコメントしています。
「AIが人の思考を整理し、ビジネスの意思決定に直結する時代がすでに始まっていると考えています。今回のPowerPoint出力機能は、その象徴的な進化です。AIが生み出した知的構造を、人が実際に議論し、判断し、動かす『現場のフォーマット』にまで橋渡しすることができるようになりました。
スライドは、企業における最も普遍的な思考と共有のメディアです。だからこそ、AIが生成するスライドは単なる自動化ではなく、人の創造力とAIの構造化能力が融合する新しい知的生産プロセスであるべきだと考えています。私たちは、Orchaを通じて、AIによる思考の自動化を『経営と創造のインターフェース』へと昇華させ、すべてのビジネスパーソンがより速く、より深く考え、形にできる世界を実現していきます。」
『Orcha(オルカ)』の今後の展望

Orchaは今後、AIエージェント時代の「指揮者」として進化し、バラバラになった情報を一つにまとめ、最適な意思決定を導くための基盤となることを目指します。
営業だけでなく、マーケティング、採用、開発、教育など、様々な分野でOrchaが活用されるように進め、ユーザーが一つだけのツールで複雑な業務を処理できる環境を整えていくとのことです。Orchaは、人の意思を正しく読み取り、すべての挑戦を後押しする存在として進化を続けていくとしています。
- Orcha(オルカ)「AIスライド」の利用はこちら
https://app.orcha.jp/
株式会社Sales Markerについて
株式会社Sales Markerは、「全ての人と企業が、既存の枠を越えて挑戦できる世界を創る」ことを目標に掲げ、最新のテクノロジーやデータを活用してビジネスにおける最適かつ迅速な意思決定を可能にするスタートアップ企業です。顧客の視点から成長を促すモデル「インテントセールス」を実現するSaaS×AI『Sales Marker』を主軸に、採用やマーケティング領域のインテント×AIプロダクト、そしてマルチAIエージェント『Orcha(オルカ)』を開発・提供しています。
- 株式会社Sales Marker
https://sales-marker.jp/corporate/

