学生向け「YOKOSUKAみらいデジタル教室」開講!デジタル体験で未来の創造力を育む

教育・学習

横須賀市は、次世代を担う子どもたちの創造力を育むため、教育プログラム「YOKOSUKAみらいデジタル教室」を開講します。monoDuki合同会社がこの教室の運営に参画し、小中学生を中心に、最新のデジタル技術を体験できる機会を提供します。

この教室では、マインクラフトでのものづくり、AI(人工知能)を使った作曲、モーションキャプチャー、3Dスキャンといった、普段なかなか触れることのできない技術を体験できます。これらの「リアルなデジタル体験」を通じて、「つくる・考える・伝える」という力を実践的に学び、地域全体で未来の人材を育てていくことを目指します。

YOKOSUKAみらいデジタル教室の様子

1. 体験会の概要

(1)「ニジクラ」~世界遺産編~ 体験会

マインクラフトを使って世界遺産をつくる探究学習ワークショップです。NASEF JAPANが開発し、マインクラフト教育の第一人者であるタツナミ シュウイチ先生が監修したオリジナル教材「ニジクラ」を使用します。

マインクラフトを使った学習の様子

開催概要
| 日付 | 会場 | 住所 | 定員 |
|—|—|—|—|
| 令和7年12月14日(日曜日) | 横須賀市産業交流プラザ | 横須賀市本町3丁目27 ベイスクエアよこすか2番館 一番館3階 | 25人/各回 |
| 令和7年12月27日(土曜日) | 衣笠コミュニティセンター | 横須賀市公郷町2丁目11-11 | 25人/各回 |
| 令和7年12月28日(日曜日) | 大津コミュニティセンター | 横須賀市大津町3丁目34-40 | 25人/各回 |
| 令和8年1月17日(土曜日) | 久里浜コミュニティセンター | 横須賀市久里浜6丁目14-2 | 25人/各回 |
| 令和8年1月24日(土曜日) | 西コミュニティセンター | 横須賀市長坂1丁目2-2 | 25人/各回 |
| 令和8年1月31日(土曜日) | イトナブ ヤスウラボ | 横須賀市安浦町2丁目11-16 | 8人/各回 |

  • 時間:午前の部 10時~12時 /午後の部 14時~16時

  • 対象:市内在住または在学の小学4年生~中学3年生

  • 参加費:無料

「ニジクラ」について
「ニジクラ」は、NASEF JAPANが開発したマインクラフトを使った探究学習ワークショップ教材です。参加者はグループに分かれ、テーマ(今回は「世界遺産」)に沿って「調査→制作→発表」の3ステップでワークショップを進めます。このグループワークを通じて、主体性、コミュニケーション力、協調性、想像力といった「非認知能力」を育みます。

NASEF JAPAN/ナセフ ジャパンについて
「特定非営利活動法人国際教育eスポーツ連盟ネットワーク日本本部」の略称です。「eスポーツ/ゲーム×教育」をテーマに、日本全国でデジタル人材の育成に貢献するNPO法人です。

タツナミ シュウイチ先生について
マインクラフト教育の第一人者であり、NASEF JAPAN理事、東京大学大学院客員研究員などを務めています。マインクラフトを教育に活用する研究をされており、テレビ番組にも多数出演されています。

(2)スキャンソン体験会 in 三笠公園

スマートフォンを使って身の回りのモノを3Dスキャンし、バーチャル世界に思い出を残す楽しさを学びます。スキャンしたデータはメタバース空間で閲覧・共有でき、まるで自分たちの街や持ち物が“バーチャル美術館”になるような体験ができます。VRヘッドセット「Meta Quest」を使ったスキャン体験も可能です。

VRヘッドセットを体験する参加者

開催概要

  • 開催日時:令和7年12月6日(土曜日) 13時~16時 ※雨天決行/荒天中止

  • 会場:三笠公園(横須賀市稲岡町82)

  • 対象:市内在住または在学の小学4年生~高校3年生

  • 参加費:無料

  • 持ち物:参加者1名につきスマートフォン1台(3Dスキャンアプリ「Scaniverse」を事前にダウンロードしてください。)

参加にあたってのお知らせ
3Dスキャン用スマートフォンアプリ「Scaniverse」が起動できるスマートフォンを持参してください。アプリは、App StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロードできます。

屋外でスマートフォンを使ってスキャンする様子

アプリ起動中は電力を多く消費するため、必要に応じてモバイルバッテリーや充電器を持参することをおすすめします。屋外での撮影が基本ですが、雨天の場合は室内でのスキャンを行います。

屋内でスマートフォンを使ってスキャンする様子

(3)AI×モーションキャプチャー体験会 in 産業交流プラザ

AIで作曲し、モーションキャプチャー(体の動きをデータにする技術)を使ってアバターになりきり、ミュージックビデオ(MV)を制作する体験です。グループで作詞テーマを考え、AIに曲を作ってもらい、ダンスや演奏の動きを収録します。VTuberやアーティストのように、自分の感性を映像で表現する楽しさを体験できます。高校生の部では、動画編集も実践的に行います。

AIとモーションキャプチャーで動画制作をする学生たち

開催概要

  • 開催日:令和8年1月25日(日曜日)

  • 時間:小・中学生の部 10時00分~13時00分 /高校生の部 14時00分~17時00分

  • 会場:横須賀市産業交流プラザ 第1研修室(横須賀市本町3丁目27 ベイスクエアよこすか2番館 一番館3階)

  • 対象:横須賀市内在住または在学の小学4年生~高校3年生

  • 参加費:無料

モーションキャプチャーを体験する学生たち

運営側でパソコンを用意しますが、もしお持ちであれば、ご自身のノートパソコン(ミドルスペック)を持ち込むことも可能です。

(4)お申込み方法

すべての体験会は事前申込制で、先着順です。Peatix(電子チケットシステム)からお申込みください。

保護者の同伴も可能で、申込み時にフォームで申し出ることができます。申込みはそれぞれの開催日前日23時59分まで、キャンセルも前日までにPeatixから手続きをお願いします。

(5)主催・運営・協力

  • 主催:横須賀集客促進・魅力発信実行委員会[事務局:横須賀市観光課]

  • 運営:株式会社V、monoDuki合同会社、株式会社イトナブ

  • 協力:NASEF JAPAN

2. 横須賀市の関連の取り組み

横須賀市は、これまでもデジタル技術を活用した様々な取り組みを進めています。

(1)Yokosuka e-Sports Project

令和元年(2019年)から始まった、eスポーツの普及と振興を目指すプロジェクトです。令和5年(2023年)からは「Yokosuka e-Sports Partners 制度」を導入し、企業や教育機関、プロチームとの連携を強化しています。現在、学校11校を含む48団体が参加し、地域全体でeスポーツを推進しています。

eスポーツイベントの様子

横須賀市内におけるeスポーツ関連の取り組み例

  • eスポーツ部設立支援(高校への高性能PC無料貸し出しなど)

  • eスポーツ大会の開催

  • プロeスポーツチームの誘致

  • 国際交流イベントの実施

  • ひきこもり者を対象としたeスポーツ大会の実施

  • 高校生向け自作PC組立教室開催

関連リンク:

(2)メタバースヨコスカ

令和5年(2023年)10月から運用が始まった、メタバースを活用した都市魅力発信・観光PRプロジェクトです。現在、メタバースプラットフォームVRChatで2つのワールドを運営しており、累計訪問者数は20万人を突破しています。

メタバースヨコスカのイメージ

スカジャンなどのご当地アイテムの3Dデータを無償で提供しており、特にスカジャンの3Dデータは累計ダウンロード数が5万回を達成するなど、好評を得ています。

関連リンク:

3. monoDuki合同会社について

monoDuki合同会社のロゴ

monoDuki合同会社は2023年2月に創業し、「リアルとデジタルが融合する空間共有の技術」であるXR技術を活用した体験や業務の革新、そしてその技術を使いこなす人材の育成を目指しています。2024年からは、DXハイスクール採択校の教育支援など、デジタル人材育成事業を本格的に展開しています。

関連リンク:

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