UniFabから、NVIDIA RTXグラフィックカードをお持ちの方向けに、動画をさらにきれいに、そして速くする新しいAI機能「UniFab RTX Rapid Upscaler AI」が登場しました。これは、以前好評だった「RTX RapidHDR AI」に続く、NVIDIA RTXシリーズのAI機能第2弾となります。

この新機能は、動画の画質を上げるための「AI超解像度拡大」と、動画のノイズを取り除く「AIアーティファクト除去」という、主に2つの大きな特徴を持っています。古い動画や画質の悪いネット動画も、まるで生まれ変わったかのように鮮明にすることができます。
3つのAIエンジンで動画をインテリジェントに再構築
UniFab RTX Rapid Upscaler AIは、NVIDIA RTX Video AI技術を土台にしており、RTX 20/30/40/50シリーズのGPUで特に高い性能を発揮します。
1. AI超解像度拡大:鮮明さを再構築
この機能は、AI(人工知能)が動画の内容を深く分析し、低解像度の動画(例えば、昔のテレビ画質の480Pなど)を、今の高精細な4K画質へと大きく引き伸ばします。元々画質が足りなかったり、圧縮されて失われたりした細かい部分も、AIが賢く補ってくれるため、古い映画や歴史の記録映像、画質の悪いオンライン動画なども、最新の4Kや8Kの画面で驚くほど鮮やかに見られるようになります。
2. AIアーティファクト除去:映像の浄化
動画を圧縮すると、色の境目がギザギザになったり、ブロックのようなノイズ(モザイクのようなもの)が出たりすることがあります。この機能は、AIがこれらの気になるノイズを正確に見つけ出して修正します。これにより、色の変化がなめらかになり、ノイズや不要な部分が取り除かれ、動画の色がより自然で心地よい見た目になります。
3. HDRメタデータ完全保持
HDR(ハイダイナミックレンジ)という、より広い明るさの範囲と豊かな色を表現できる技術を使った動画をお持ちの場合、RTX Rapid Upscaler AIはHDR10形式の動画を処理し、出力することができます。このとき、重要なHDR10の情報をそのまま残してくれるため、処理後の動画も、HDR対応のディスプレイで元の美しい映像を完璧に再現できます。

RTX RapidHDR AIとの違い
UniFabは、ユーザーがそれぞれの機能の使い道をはっきり理解できるよう、「RTX Rapid Upscaler AI」と、その兄弟製品である「RTX RapidHDR AI」の役割を明確にしています。
-
入力できる動画の種類:
-
RTX Rapid Upscaler AI: HDR10やドルビービジョン(Dolby Vision)に対応しており、既にHDR効果のある動画を処理するのに向いています。
-
RTX RapidHDR AI: SDR(標準ダイナミックレンジ)という一般的な動画を、HDR10形式に変換することに特化しています。
-
-
主な機能:
-
RTX Rapid Upscaler AI: 動画の解像度を上げることと、ノイズや画質の乱れを取り除くことが主な役割です。
-
RTX RapidHDR AI: SDR動画の色をより豊かに、HDR品質に改善することが主な役割です。
-
-
出力できる動画の形式:
-
RTX Rapid Upscaler AI: H264とH265という、より多くの機器で使える形式で出力できます。
-
RTX RapidHDR AI: H265形式のみの出力に対応しています。
-

UniFab RTX Rapid Upscaler AIについてもっと詳しく知りたい方は、以下のリンクをご覧ください。
また、SDR動画をHDR化したい場合は、こちらの機能もチェックしてみてください。
UniFabとは
UniFabは、AI技術を駆使して、動画や音声の品質を向上させるための総合的なソフトウェアです。低画質の動画を4K、8K、さらには16Kといった超高画質に変換するAI機能や、SDR動画をHDR画質に変えるAI、暗い場所で撮った動画のノイズを取り除くAIなど、19種類ものツールを提供しています。一つのソフトで様々な動画加工ができるのが特徴です。

UniFabの詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。

