マクセルの画像処理技術が高速道路の安全を守る「Highway Ai-MONITOR」に採用

AIツール・サービス紹介

Highway Ai-MONITOR

マクセル株式会社の画像処理技術が、高速道路の保全点検などを手掛ける中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社の新しいシステム「Highway Ai-MONITOR」に初めて採用されました。このシステムは、高速道路の工事規制エリアへの車の誤侵入をAI(人工知能)で検知し、安全を守るためのものです。

高速道路の安全対策が進化

近年、高速道路の工事中に一般の車が誤って工事エリアに入ってしまう事故が増えています。このような事故は、工事作業員の安全を脅かすだけでなく、高速道路を利用する方々の安心にも関わる大きな問題です。この課題を解決するため、「Highway Ai-MONITOR」が開発されました。

「Highway Ai-MONITOR」は、AIの画像認識技術を使って、工事エリアに侵入する車をリアルタイムで検知し、すぐに作業員に知らせることで、迅速な避難を促します。これまでの実証実験では、「持ち運びやすい」「設置や操作が簡単」といった点が評価されていましたが、夜間でも使えるようにしてほしいという要望がありました。

マクセル独自の技術が夜間検知を可能に

マクセルは、中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋と協力し、「Highway Ai-MONITOR」の技術開発を担当しました。このシステムに搭載された技術は、マクセルがプロジェクター向けに開発した映像処理技術「ACCENTUALIZER(アクセンチュアライザー)」をベースにしています。

この技術をAIが画像を認識しやすいように最適化したことで、AIモデルを軽量に保ちながら、夜間でも高い精度で車両を認識できるようになりました。これにより、「Highway Ai-MONITOR」の特長であるリアルタイム処理、持ち運びやすさ、設置・操作の簡単さを維持したまま、夜間の安全対策も強化されています。

「Highway Ai-MONITOR」について、さらに詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
侵入車両AI検知システム「Highway Ai-MONITOR」

また、映像処理技術「ACCENTUALIZER」に関する情報はこちらです。
映像処理技術「ACCENTUALIZER」

今後の展開

「Highway Ai-MONITOR」は、11月20日に開催されるイベント「イノベーションNAGOYA 2025」で展示され、同日から受注が開始される予定です。このイベントに関する詳細はこちらです。
イノベーションNAGOYA 2025

マクセルはこれからも、高速画像処理技術を活用し、社会のインフラを維持管理する技術の高度化に貢献していくことでしょう。

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