プロメテックグループがシタテルに出資
2025年11月20日、計算科学の専門家集団であるプロメテックグループ株式会社は、衣服やライフスタイル製品の生産をデジタル技術で変えているシタテル株式会社への出資を発表しました。この出資は、衣服を作る過程(サプライチェーン)をもっと効率的にし、新しいアイデアが生まれやすい環境を作ることを目指しています。

シタテルが取り組む衣服づくりのデジタル化
シタテルは、「サプライチェーンを革新し想像力を解き放つ」をミッションに掲げ、衣服やライフスタイル業界が抱える課題を解決するために活動しています。具体的には、服を作る現場(工場)とブランドの間で行われる情報のやり取りや、生産の進み具合をデジタルで管理する「シタテルプラットフォーム」を提供しています。これにより、作業の「見える化」や取引の効率化、そして生産体制の強化を進めてきました。現在、国内には約5,355社の縫製工場や生地メーカー、約24,730社のブランド・企業がこのプラットフォームを利用しています。
シタテル株式会社について詳しくはこちらをご覧ください。
https://sitateru.co.jp/
プロメテックグループの先端技術
一方、プロメテックグループは2004年の設立以来、難しい計算科学の技術をさまざまな産業に応用してきました。例えば、製造業向けのコンピューターシミュレーションソフト(CAEソフトウェア)の開発や、まるで人間のように自然な言葉を理解するAI技術(LLMソリューション)の提供、そしてそれらを高速で動かすための特別なコンピューター(NVIDIA GPUを中核とするHPC基盤)の研究開発を行っています。
プロメテックグループ株式会社に関する詳しい情報は、下記Webサイトをご覧ください。
https://group.prometech.co.jp
AIとデジタル技術で「モノづくり」を革新
プロメテックグループがシタテルに出資した背景には、両社の技術が共通の目標を持っていることがあります。衣服やライフスタイル製品を作る際には、デザイン、設計、製造といった各段階でデジタルデータを上手に共有し、活用することが非常に重要です。プロメテックグループが長年培ってきたコンピューターシミュレーションの分野では、AIやHPCといった高性能なコンピューター技術がデータの活用に欠かせません。
この共通点から、プロメテックグループはシタテルの持つ優れた「衣服のデジタル生産プラットフォーム」と、自社のAI/HPCソリューションを組み合わせることで、より価値が高く、世界で競争力のある「モノづくり」が実現できると確信しています。
両社が描く未来の展望
シタテルの代表取締役である河野秀和氏は、プロメテックグループとの連携によって、衣服・ライフスタイル産業で培った知識と、プロメテックグループのシミュレーション技術やAI解析基盤を組み合わせることで、新しい「知的生産エージェント」の開発に取り組むとコメントしています。これにより、デザインから生産、さらにはどれくらいの製品が必要かを予測する(需給予測)までをAIが自動で最適化する、次世代のデジタル生産プラットフォームへと進化させることを目指しています。
プロメテックグループの代表取締役会長兼社長である藤澤智光氏も、シタテルのプラットフォームが衣服・ライフスタイル産業の課題解決に貢献していることを高く評価しており、プロメテックグループのAI/HPCソリューションがシタテルのさらなる成長を支えることができると期待を寄せています。
今回の出資は、異なる分野の専門技術を持つ両社が協力し、AIやデジタル技術を駆使して、より創造的で持続可能な「モノづくり」の未来を築いていく一歩となるでしょう。

