ステラリープ株式会社は、2025年12月より、AIの安全性と信頼性に関する専門家である北陸先端科学技術大学院大学の井之上直也准教授を技術顧問として迎えることを発表しました。

技術顧問就任の背景
ステラリープは、「”with AI 時代” への変革を。」という考えのもと、中小企業がAIを上手に使えるようになるための「AI推進室」の役割を代わりに行う『ステラAIドリブン』というサービスを提供しています。
これからの時代、AIはビジネスを行う上でなくてはならないもの(インフラ)になっていくでしょう。しかし、AIが間違った判断をしたり(バイアス)、不適切なデータを使ったり、将来的に倫理的な問題が起きたりする可能性もあります。このような「安全性・信頼性」に関する問題は、企業の事業を続ける上でも、会社の評判を守る上でも非常に大切な課題です。
ステラリープでは、お客様に提供するサービスの質と信頼性をさらに高めるため、井之上准教授の「AIの安全性・信頼性」に関する最先端の知識を取り入れることにしました。これにより、お客様はより安心してAIを活用した戦略を進めることができるようになります。ステラリープは、中小企業や自治体が「安心してAIの変革に取り組める」環境を提供し、AIと共に歩む時代での競争力を高める手助けをしていくとのことです。
井之上直也准教授の略歴と専門分野
井之上直也准教授は、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)で、AIの安全性や信頼性について研究する専門家として活躍しています。先生の研究は、AIがときに事実と異なることを言ってしまう「ハルシネーション(幻覚)」や、話が飛躍してしまう「論理的飛躍」といった、AIが持つリスクを解決することに繋がります。
専門分野:AIの安全性・信頼性など
主な研究内容:
- LLM(大規模言語モデル)の「思考過程」を明らかにする研究(機械論的解釈性)
AIが「なぜ、どのように」答えを出すのか、その内部の仕組みを解き明かす研究です。AIがどうしてそう判断したのかをはっきりさせることで、AIの透明性を高め、より信頼できるようにすることを目指しています。 - 有害な情報や不要な情報を正確に取り除く技術(LLMアンラーニング)
AIが一度覚えた間違った情報や、社会にとって良くない情報を、AIの能力を損なわずに正確に削除したり忘れさせたりする技術の開発です。これにより、AIが事実と違うことを言ったり、不適切な情報を出したりするのを防ぎ、安全に使えるようにすることを目指しています。 - 社会で実際に使える「信頼できるAI」を作る研究
上記の2つの研究を土台として、AIが持つ根本的な課題(中身が分かりにくいことや安全性)を克服することを目指しています。教育や科学など、高い判断が求められる分野で、人々が心から信頼して使えるような、次の世代の自然言語処理(NLP)技術の土台を作ることを最終的な目標としています。
ステラリープ株式会社について
ステラリープは、「ワクワクかつごきげんに働ける社会を実現する」ことを目指し、中小企業のために「AI推進室」の役割を代行するパートナーです。会社の名前は「Stella(星=可能性)」と「Leap(飛躍)」から来ており、生成AIなどの新しい技術を使うことで、会社や個人が持っている力を引き出し、AIと共に歩む時代での大きな成長をサポートしています。
主力サービスである『ステラAIドリブン』では、単にAIツールを導入するだけでなく、会社の戦略と日々の業務の両方を大切にし、会社全体の文化を「AIネイティブ」な形に変えていくことを目指しています。
会社概要:
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会社名:ステラリープ株式会社 (Stella Leap Inc.)
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代表者:代表取締役CEO 中條 優
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所在地:東京都文京区音羽
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設立年月日:2025年5月23日
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事業内容:AI推進パートナーシップ『ステラAIドリブン』の提供、AIドリブン化を実現するためのパーソナルAI顧問、および業務改革ソリューションの開発、伴走型生成AI活用支援
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ミッション:ワクワクかつごきげんに働ける社会を実現する
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ビジョン:組織と個人の可能性を引き出し、持続可能な価値を創造する

