矢崎総業AI・デジタル室が「国際画像機器展2025」に出展
矢崎総業株式会社のAI・デジタル室が、2025年12月3日(水)から5日(金)までパシフィコ横浜で開催される「国際画像機器展2025」に出展します。この展示会では、画像認識AIの開発をサポートする「画像アノテーションサービス」が紹介されます。

画像アノテーションとは?
「画像アノテーション」とは、AIが画像を理解できるように、画像の中にある特定の対象物(人、車、建物など)に目印をつけたり、分類したりする作業のことです。例えば、自動運転のAIを開発する際には、道路上の車や歩行者、信号などに正確な目印をつけることで、AIがそれらを認識し、判断できるようになります。この作業の質が、AIの性能に大きく影響します。
サービスが解決する課題
この画像アノテーションサービスは、以下のような課題を持つ企業に向けて提供されます。
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衛星画像、インフラ画像、農業画像など、自動での処理が難しい画像のデータ作成に時間がかかる場合
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これまでに作成した教師データ(AIの学習に使うデータ)の品質にばらつきがあったり、統一性がなかったりする場合
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AIモデルの開発を進めているものの、教師データを作るための人手が足りない場合
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図面やCADデータなど、現場ごとに表記ルールが異なり、データ整備が難しい場合
矢崎総業のブースでは、これらの具体的な課題に対して、検知対象や費用に関する相談が可能です。
矢崎の画像アノテーションサービスの特長
矢崎総業が提供する画像アノテーションサービスには、次のような特長があります。
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社員による高品質な作業: 矢崎総業の社員が直接アノテーション作業を行うことで、高い品質を保っています。
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全量検査とトリプルチェック: すべてのデータを検査し、さらに3段階のチェック体制を設けることで、作業ミスを防ぎます。
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高難易度案件での実績: 衛星画像、インフラ、図面など、専門知識が必要な難しい案件で多くの実績があります。
特に相談が多い業界
このサービスは、特に以下のような業界で注目されています。
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自動車・電機・機械製造業: 外観検査やライン分析、部品検知といった、より高い精度が求められる案件。
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建設・インフラ領域: 衛星画像や図面、現場の画像から構造を理解する必要がある、難易度の高い案件。
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IT・情報通信: 画像認識AIの開発や、アノテーション業務を外部に委託したいというニーズ。
「自動化が難しい」とされてきた様々な業界・分野の案件も、矢崎総業の社員による高品質な画像アノテーションによって解決へと導かれます。
サービス詳細については、以下のリンクから確認できます。
「国際画像機器展2025」出展概要
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展示会名: 国際画像機器展2025
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会期: 2025年12月3日(水)~5日(金)10:00-17:00
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会場: パシフィコ横浜:展示ホールD
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小間番号: 6
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公式サイト: 国際画像機器展
矢崎総業およびAI・デジタル室について
矢崎総業株式会社は1941年に設立され、「世界とともにある企業」「社会から必要とされる企業」を社是としています。ワイヤーハーネス事業を中心に、自動車部品やエネルギー機器の開発・製造・販売を手がけ、現在では世界46の国と地域に拠点を展開しています。電気自動車市場の成長にも貢献し、モビリティ社会の発展を目指しています。
AI・デジタル室は2020年に創設されました。矢崎グループが保有する膨大なモビリティデータ、工場データ、エネルギーデータなどを有効活用するため、AIやデジタル技術に知見のある人材が集まり、高度なAI技術でデータを解析し、社会に役立つ新たなサービスを提供することを使命としています。AIと矢崎のデータを組み合わせることで、社会に「ソリューション」を提供することを目指しています。

