マップフォーがビジネスコンテストで3位入賞!『空間知能』で社会インフラをAIが守る

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マップフォー、愛知県主催コンテストで3位入賞

株式会社マップフォーが、愛知県が主催するビジネスプランコンテスト「AICHI NEXT UNICORN LEAGUE」シーズン5において、見事3位に入賞し、賞金200万円を獲得しました。このコンテストは、愛知県から将来「ユニコーン企業」と呼ばれるような大きく成長する企業を生み出すことを目指して開催されています。

ビジネスコンテストの表彰式で賞状と賞金ボードを持つ二人の男性

今回のコンテストでは「モビリティ」がテーマで、多くの応募の中から選ばれた10社が最終審査に臨みました。マップフォーの提案は、その独自性や市場での可能性、社会に与える良い影響、そして成長性などが高く評価され、受賞につながりました。

「空間知能」で社会インフラの課題を解決

マップフォーが今回評価されたのは、「空間知能」という特別な技術を使った社会インフラの維持管理ソリューションです。

「空間知能」とは、AI(人工知能)が3次元の空間を正確に認識し、理解する能力のこと。この技術を応用することで、人手不足や施設の老朽化といった、社会インフラが抱える大きな課題を解決しようとしています。

具体的には、道路や鉄道、さまざまな設備の状態を、高精度な3次元のデータと画像データを使って一元的に把握します。これにより、これまで人の目で行っていた点検や管理を、もっと効率的で正確なデジタルな方法に切り替えることができます。現場での作業負担を減らし、インフラを安全かつ安定して使い続けられるように貢献します。

この「空間知能」は、自動運転の分野で使われる高精度な地図だけでなく、すでに鉄道や電力インフラの点検作業でも実際に使われています。人が行っていた判断や記録の一部をAIシステムに任せることで、より自律的にインフラを運用できる仕組みを作っている点が大きな特徴です。

今後の展望

今回の受賞をきっかけに、マップフォーは愛知県やコンテストを運営する株式会社eiiconとのつながりを活かし、自治体や企業との共同での実証実験をさらに広げ、事業として大きく発展させるための体制を強化していくとのことです。

今後も、この「空間知能」という技術を中心に研究開発を進め、インフラのデジタル化(DX)やスマートモビリティといった分野で、社会の課題を解決し、新しい価値を生み出すことに取り組んでいくとされています。

MAPIVと書かれたロゴ

株式会社マップフォーについて

マップフォーは、名古屋大学発のスタートアップ企業として2016年に設立されました。「社会の変革と創造へ、技術で導く。」というビジョンを掲げ、自動運転をはじめ、測量、インフラ、ロボットなど、幅広い分野で「空間知能」技術を提供しています。

詳細については、マップフォーのウェブサイトをご覧ください。

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