本人確認がもっと手軽に、安全に
株式会社アイエスピーは、スマートフォンを使って本人確認書類のICチップから情報を読み出すための新しい解析ライブラリの提供を始めました。この技術は、運転免許証やマイナンバーカード、在留カードといった大切な書類の情報を、より簡単で安全に確認できるようにするものです。
2027年の法改正に対応
2027年には、犯罪収益移転防止法という法律が新しくなる予定です。これにより、これまで目視で行っていた本人確認の方法が変わり、ICチップに記録された情報を使うことが重要になります。アイエスピーが提供するこのライブラリは、この新しいルールに対応するためのものです。
このライブラリを使うと、スマートフォンのカメラで本人確認書類を撮影するだけで、必要な情報を読み取れます。さらに、読み取った情報をもとにICチップにアクセスするための「アクセスキー」を自動で作るので、手で情報を入力する手間が省けます。特にマイナンバーカードの場合、カメラで撮影した画像から「照合番号B」という特別な番号を自動で生成し、ICチップの情報を素早く読み出すことができます。
※運転免許証のICチップを読み出す際には、暗証番号の入力が必要になります。
ネットがなくても使えるAI-OCR
このライブラリには、AndroidやiOSのスマートフォン上で動くAI-OCR（文字認識技術）も搭載されています。このAI-OCRは、インターネットに接続しなくても、スマートフォンの内部で情報を解析できるのが大きな特長です。そのため、災害時の避難所など、インターネットが使いにくい場所でも本人確認がスムーズに行えます。また、すべての処理がスマートフォンの中で完結するため、情報のセキュリティ面でも安心です。
「本人確認OCR」システム概要
アイエスピーの「本人確認OCR」システムは、以下のような便利な機能を持っています。
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スマートフォンのカメラで、自動車運転免許証、マイナンバーカード、在留カード、パスポートを撮影するだけで、氏名、住所、生年月日、有効期間といった必要な情報を素早く文字に変換し、リアルタイムで認識します。
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カードに書かれていない郵便番号や住所の読み方も、ライブラリが自動で解析してくれます。
このシステムはAndroid版とiOS版で動作し、300万画素以上の写真に対応しています。
関連リンク
より詳しい情報やシステムについては、以下のリンクから確認できます。
