日本人初の快挙!ミライズ代表・富田大介氏、欧州最高学府でXR・AI医療技術の客員教授に就任

教育・学習

日本のXR・AI医療技術が欧州・中東の最高学府へ

2025年11月24日から27日にかけて、ミライズウェルメディカルグループの代表を務める歯科医師、富田大介氏が、中欧で最も歴史と権威のある大学から「日本人初」となる2つの国際的な評価を受けました。

ミライズ代表・富田大介と、カレル大学医学部 Martin Oliverius 教授(左)、イスタンブール大学 Ugur Erdemir 教授(右)

富田氏は、1348年に神聖ローマ皇帝カール4世によって創立された、中欧最高峰の総合大学であるチェコ共和国の「カレル大学医学部」より、日本人初の客員教授(Visiting Professor)の称号を授与されました。また、トルコ最大の名門「イスタンブール大学」においても、日本人として初めて公式招聘講演を実施しました。

この快挙は、日本の民間医療機関が開発し、実際に使っている最先端技術が、欧州の医学教育の場で正式に採用されたことを意味します。

日本人初の「二大国際快挙」の概要

1. 【チェコ】カレル大学医学部での客員教授就任

カレル大学医学部での記念撮影

カレル大学医学部で日本人初の客員教授に就任しました。これは、3Dクローンモデル、XR(クロスリアリティ)、AI(人工知能)を組み合わせた、日本発の「デジタル医療教育」の革新性が評価されたものです。

2. 【トルコ】イスタンブール大学での公式招聘講演

イスタンブール大学での記念撮影

トルコ最古で最大規模の公立大学であるイスタンブール大学で、日本人初の公式招聘講演とワークショップを開催しました。現地の教授陣からは「日本の医療技術は10年先を行く」と高い評価を受け、今後、定期的な開催や共同研究を進めることが決定しています。

欧州の医師・医学生が「日本のデジタル医療」を称賛

1. カレル大学での講演と実習:「日本の革新技術」の衝撃

公式公演の様子

富田氏は、公式講演で「Japanese Digital Healthcare Transformation in Medical Education and Clinical Practice」をテーマに、以下の日本の先進技術を紹介しました。

  • XR顎変形症手術ナビゲーション:XR技術を使って、顎の手術をより正確に進めるための案内システムです。

  • XR教育システム:XRを使って、医療教育をよりわかりやすく、実践的にするシステムです。

  • 3Dクローンモデル(Live Face Model):患者さんの顔の形や骨格、動きをとてもリアルに再現するモデルです。将来的には出血反応も表現できるモデルを目指しています。

  • AI統合診断:AIを使って、病気の診断を助けたり、治療計画を最適化したりする技術です。

これらの教育プログラムの中心となった「3Dクローンモデル」は、富田氏が株式会社日南と共同で開発を進めている医療教育のための試作品です。また、XRによる手術中の情報表示や、AIによる手術の予測・教育の最適化に関する研究も進められており、今回のワークショップではその最新の試作品が披露され、“次世代の外科教育ツール”として大きな注目を集めました。

日本の最先端医療技術を体験する学生たち

講演後には複数回のワークショップが開かれ、100名を超える医師や医学生がXRヘッドセットや3Dクローンモデルを実際に体験するプログラムが行われました。これにより、欧州の医学部で初めて「日本式のデジタル外科教育ワークショップ」が実現し、カレル大学医学部の長い歴史の中で、デジタル技術を活用した教育の新しい流れが生まれました。

2. 欧州外科界の権威・Martin Oliverius 教授からの公式評価

欧州外科界の権威であるMartin Oliverius教授は、富田氏の講義とワークショップについて、「カレル大学医学部の教育体系に“新しい次元”をもたらした」と評価しました。XR・AI・3Dモデリングを組み合わせた外科教育は、欧州でもまだ完全に実現できていない革新的なものであり、富田氏が臨床・技術・教育を高いレベルで融合できる指導者であると確信していると述べました。今後、日本とチェコの医学教育の架け橋として、非常に重要な役割を担うことでしょう。

世界が注目する「ミライズ式デジタル医療」

ミライズは、日本の民間医療機関の中でもトップクラスの矯正治療や顎の変形に関する症例数と、デジタル医療の活用実績を持っています。今回の成果は、日本の高度な工業技術と協力して生まれた「3Dクローンモデル」などの技術が、欧州の最高権威に認められ、日本の医療技術を世界に広める新たな可能性を開いたことを示しています。

富田大介氏は、「今回の評価は、私個人のものではなく、日本の医療が持つ“精密さ、倫理、技術革新”の価値が世界に認められた結果です。今後も欧州・中東・アジアをつなぎ、日本発の医療教育を世界へ広げていきたい」とコメントしています。

今後の国際展開

  • カレル大学医学部との共同研究・国際講義を開始

  • イスタンブール大学とのデジタル歯科教育プログラムの構築、共同研究、定期講演を実施

  • MOU(了解覚書)を締結しているサウジアラビア・エジプト・インドネシアの大学との共同研究および定期講演

  • XR/AIを使った世界標準の外科教育モデルを共同開発

  • MIRISE International Academy(国際医療教育センター)の設立を計画

代表者プロフィール

富田大介(Daisuke Tomita)氏は、ミライズ矯正歯科院長・ミライズウェルメディカルグループ代表の歯科医師です。日本顎変形症学会認定医(矯正歯科)、日本矯正歯科学会認定医・代議員であり、東京医科歯科大学大学院を修了しています。スタンフォード大学客員講師、香港中文大学、Al Ryada大学客員教授、東京医科歯科大学非常勤講師も務めています。顎変形症治療における矯正歯科と口腔外科の一元管理体制を日本の民間医療機関として早期に確立しました。AIやXR技術を活用した歯科臨床とデジタル矯正治療の分野で国際的な講演を多数行い、海外医療機関とも連携を進め、患者さん中心の医療体制の構築と国際標準化に尽力しています。

ミライズウェルメディカルグループについて

ミライズウェルメディカルグループ(本部:東京都港区)は、「“治す”医療から“叶える”医療へ」を理念に掲げ、矯正歯科・口腔外科・総合歯科・予防医療・再生医療を軸に、南青山・銀座エリアを中心に次世代型の医療ネットワークを展開しています。

AIやXR、3Dなどの先進デジタル技術を駆使した精密な診療、外科矯正の一貫体制、再生医療や国際的な連携による先進的な臨床・学術的な取り組みを推進しています。

ミライズ矯正歯科南青山、ミライズオーラルヘルス南青山、ミライズオーラルヘルス銀座、ミライズクリニック南青山、ミライズクリニック銀座、ミライズ総合歯科南青山、ラボ施設、そして統括法人である株式会社メディデントを擁し、臨床・教育・研究を融合させた革新的な医療提供を目指しています。

ミライズウェルメディカルグループ/株式会社メディデント

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