AIの電話対応がもっと自然に！「nocall ボイス v2」とは
nocall株式会社は、日本語に特化した新しいAI音声合成エンジン「nocall ボイス v2」をリリースしました。この新しいエンジンは、まるで人が話しているかのような自然な声で、AIによる電話対応の品質を大きく向上させます。これにより、通話完了率が20%もアップするという成果も出ています。
開発の背景：AIの「声」をもっと人間に近づけるために
これまで多くのAIを使った電話システムでは、外部の音声合成サービスに頼っていたため、どうしても機械的な発音になりがちでした。この点が、AIによる電話対応に不安を感じる方や、特に高齢の方にとっては使いにくさにつながっていました。
nocall株式会社は、このような課題を解決するため、約1年をかけて「nocall ボイス v2」を自社で開発しました。日本語の特性に合わせて、相槌のタイミングや会話の間の取り方、イントネーション（声の上げ下げ）を細かく調整し、より人間らしい「声」を実現しています。
nocallのAI電話がさらに進化
「nocall ボイス v2」の登場により、「生成型AI電話」と呼ばれるnocall.aiの弱点だった音声の品質が大きく改善されました。これにより、会話の自然さだけでなく、声そのものも人間らしく進化しています。
「nocall ボイス v2」では、ビジネスシーンに合わせて選べる4種類の音声が用意されています。
| 音声タイプ | 特徴 | 主な利用シーン |
|---|---|---|
| スタンダード+（プラス） | 安定感と汎用性のある標準ボイス | 一般業務全般 |
| 男性・ビジネス | 落ち着きと信頼感のあるトーン | BtoB営業、督促業務 |
| 女性・フォーマル | 丁寧で聞き取りやすい声質 | リマインド、受付対応 |
| 女性・カジュアル | 親しみやすく柔らかい印象 | カスタマーサポート |
実際の音声は以下のリンクから聞くことができます。
実際の音声を聞く
「nocall.ai」とは？電話業務を自動化するAIサービス
「nocall.ai」は、ChatGPTのような生成AIの技術を使って、電話業務を完全に自動化するクラウド型のサービスです。大規模な言語モデルとnocall独自の音声合成モデルを組み合わせることで、人間と話しているのか区別がつかないほど自然な対話を実現します。これにより、電話業務の最大98%を自動化できるとされています。
このサービスは、人材、自動車、IT、不動産など様々な業界で使われており、営業電話、リマインド、督促といった様々な電話業務に活用されています。顧客の管理、通話記録の自動保存、会話のシナリオを自由に設定できるなど、便利な機能も豊富に提供されています。
サービスURL: https://nocall.ai/
今後の展望
nocall株式会社は、「nocall ボイス v2」を基盤として、これからも機能強化を続けていく予定です。具体的には、年代別の音声バリエーションの追加、企業ごとにカスタマイズできる専用ボイス機能、そして特定の業種に特化した会話モデルの開発などが計画されています。
nocall株式会社について
nocall株式会社は、2020年12月25日に設立され、生成AI自動架電システム「nocall.ai」の開発・提供を行っています。
