建設現場をまるごと体験!360°現場体験共有システム「GENBA-Explorer」が国の新技術として登録

AIツール・サービス紹介

建設現場をまるごと体験!360°現場体験共有システム「GENBA-Explorer」が国の新技術として登録

株式会社イクシスが提供する360°現場体験共有システム「GENBA-Explorer」が、2025年12月3日付で国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS(New Technology Information System)」に登録されました。このシステムは、建設現場の効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に役立ち、工事の技術提案や創意工夫にも活用できるとされています。

NETISってどんなシステム?

NETISは、国土交通省が新しい技術の活用を広めるために作られたデータベースシステムです。登録された技術は、公共工事を行う会社が提案して実際に使われた場合、その効果に応じて工事の評価に良い影響を与えることがあります。これにより、より効率的で新しい技術が建設現場に導入されやすくなります。

「GENBA-Explorer」のNETIS登録情報は以下の通りです。

より詳しい情報やデモ画面は、特設サイトや紹介動画で確認できます。

現場管理の「困った」を解決

これまでの建設現場では、たくさんの写真を撮って現場の様子を記録・管理していましたが、次のような課題がありました。

  • 写真を撮り忘れたり、どこで撮ったのか分かりにくいことがある。

  • 写真だけでは現場の状況が十分に伝わらない。

  • 大量の写真は残るものの、現場管理以外に活用しにくい。

「GENBA-Explorer」は、このような課題を解決するために、360°カメラと専用のWebアプリを組み合わせて、現場の作業を減らしたり、デジタル化を進めたりするお手伝いをします。

「GENBA-Explorer」ってどんなサービス?

「GENBA-Explorer」は、360°カメラと専用のWebアプリをセットでレンタルできるサービスです。従来の写真管理の代わりに、360°カメラで現場全体をまるごと記録できます。撮影した動画は、専用のWebサイトで「360°ウォークスルー」というデータに変換され、まるで現場を歩いているかのように、好きな場所を自由に見回すことができます。

この「360°ウォークスルーシーン」を共有すれば、遠く離れた場所からでも現場の詳しい状況を体験的に把握でき、現場の省力化やDX化に貢献します。

GENBA-Explorerのイメージ

利用の流れ

360度カメラで現場を撮影し、クラウドにアップロードしてWebアプリで閲覧するステップ

「GENBA-Explorer」のすごいところ

全方位をまるごと記録

360°カメラを持って現場を歩くだけで、現場全体を簡単に撮影できます。撮り忘れの心配がありません。

空間を体験できる

360°ウォークスルーの中を、撮影した経路に沿って移動し、自由に向きを変えて見たい場所を確認できます。これにより、現場の状況を立体的に把握でき、新しく入った人の教育や、OJT(職場内訓練)、安全パトロールなどにも活用できます。

高低差もバッチリ

360°ウォークスルー内の経路は、高さの情報も持っているので、現場の坂道や段差などもリアルに記録し、伝えることができます。

高低差がある場所の撮影も可能で、経路点選択で見たい場所にジャンプできる360°ウォークスルー

GPSがなくても大丈夫

360°ウォークスルーのデータは、画像解析という技術で作られるため、GPSが届かない屋内でも利用できます。

現場への移動が減らせる

インターネットがあればどこからでも現場の状況を確認できるので、実際に現場へ行く手間や時間を減らすことができます。

最新の状況をすぐに共有

動画をアップロードしてから数時間で360°ウォークスルーが使えるようになります。毎日の作業の記録や、最新の現場状況をすぐにみんなと共有するのに役立ちます。

「GENBA-Explorer」の便利な機能

共有ページ作成機能

見せたいシーンだけを選んでアクセスできる共有ページを作れます。これにより、様々な関係者に必要な情報だけを効率よく共有できます。

共有ページ作成機能と地図表示機能

地図表示機能

カメラのGPS情報を使って、撮影した現場を地図上に表示します。現場の位置関係が一目でわかります。

シーン内インフォメーション機能

360°ウォークスルーの中の好きな場所に、メモやURLリンクを追加できます。また、オプションサービスで好きな画像を配置することも可能です。

注目視点の共有機能

360°ウォークスルーの中で見ている場所や角度の情報をURLとして共有できます。これにより、共有相手と全く同じ視点で現場を確認できるため、より正確なコミュニケーションが可能です。

360°ウォークスルー内での情報付加機能と特定の視点共有機能

どんな時に使えるの?

現地調査、工事進捗管理、竣工、施設案内、教育・OJTの利用シーン

「GENBA-Explorer」は、現地調査、工事の進捗管理、建物が完成した時の記録、施設の案内、新人の教育やOJT(職場内訓練)など、様々な場面で活用できます。

株式会社イクシスについて

株式会社イクシスは、「ロボット×テクノロジーで社会を守る」を目標に掲げています。ロボットやAI、XR(拡張現実)、3Dデータといった技術を組み合わせたサービスを社会に広めることで、社会や産業のインフラ分野のDXを支援し、社会の様々な課題解決に貢献することを目指しています。

関連リンク:https://www.ixs.co.jp/news/3508

タイトルとURLをコピーしました