
株式会社Rechoは、Voice AIプラットフォーム「Recho」のシリーズAラウンド ファーストクローズで、3億円の資金調達を実施しました。この資金調達は、SBIインベストメント株式会社をリード投資家として行われました。
Rechoとは?
「Recho」は、まるで人間と話しているかのような自然な会話ができるAIを企業向けに提供するプラットフォームです。例えば、コールセンターの電話応対をAIが代わりにこなしたり、お客様からの問い合わせに自動で答えたりするような場面で活用されます。
これまでの実績
2024年4月にサービスを開始して以来、Rechoは金融機関や行政機関といった、特に高いセキュリティと信頼性が求められる企業に導入されてきました。実際の電話応対で起こる複雑な会話や、プロの現場で求められる高い音声品質、安定性、そしてセキュリティ基準を満たせることを証明してきた実績があります。
Rechoの技術の強み
Rechoは、創業当初から音声合成(AIが話す声を作る技術)、音声認識(人間の声をAIが聞き取る技術)、そして会話をスムーズに進めるための対話制御技術を、AIの仕組みに合わせて独自に開発してきました。これにより、従来のシステムとは異なり、生成AIの時代にぴったりの自然な会話体験と、業務にしっかりと役立つ機能を実現しています。
Rechoの音声合成や音声認識の技術は、世界的な基準で見てもトップクラスの性能を達成しているとされています。特に日本語においては、その自然な話し方や正確な聞き取り能力で強みを発揮しています。
MIT Technology Reviewの調査によると、特定の仕事に特化した生成AIが実際に企業で使われるようになるのは全体の約5%程度だと言われています。これは、AIの実証実験から実際に使えるようになるまでには、高い技術的なハードルがあることを示しています。Rechoは、この難しい壁を乗り越え、現在では大手金融機関、行政機関、グローバルメーカー、プラットフォーマーなどでの導入が進み、コールセンター業務の効率化や顧客体験の向上に貢献しています。
関連リンク:
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MIT Technology Reviewの調査: https://mlq.ai/media/quarterly_decks/v0.1_State_of_AI_in_Business_2025_Report.pdf
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Rechoの独自開発音声合成・音声認識モデルがグローバルで最高水準を達成: https://recho-ai.com/posts/jh-odhct1g
今後の展望
今回の資金調達で得た資金は、主に以下の2つの目的に使われます。
- エンジニア組織の強化
Rechoは、エンジニアが90%以上を占めるAI専門の組織です。音声技術の研究開発から、実際にシステムを動かす運用までを自社で一貫して行っています。これにより、お客様からの意見をすぐに技術改善に反映させ、高品質なサービスを素早く提供できる体制をさらに強化します。 - 導入領域の拡大とプロダクトの汎用化
これまでRechoは、企業ごとの細かい要望に合わせてAIを導入する「コンサルティング型」のアプローチを取ってきました。今後は、これまでの経験で得た知識を活かし、Rechoのプラットフォームをより多くの企業が簡単に利用できるよう、汎用的なサービスへと進化させていきます。将来的には、企業が自分たちでVoice AIを簡単に作れる「セルフサービス」の提供も計画されています。
代表コメント

株式会社Rechoの代表取締役である邱 実氏は、「本物のVoice AI」を作ることにこだわり、高い要求水準を持つ顧客と向き合うことで、企業向けの高品質なプラットフォームを確立できたと述べています。デモンストレーションで動くAIと、実際に運用に耐えうるAIの間には大きな違いがあるとし、RechoはAIネイティブな技術と一貫した組織体制でこの課題を解決してきたことを強調しています。今回の資金調達により、さらに多くの企業にプロダクトを提供し、「Voice AgentといえばRecho」と言われる存在になることを目指していくとのことです。
会社概要
株式会社Rechoは、「Your 2nd Voice」をコンセプトに、AIネイティブな音声AIプラットフォームを提供しています。独自開発の音声合成・音声認識技術と対話制御システムにより、企業がエンタープライズグレードのVoice Agentを構築できる環境を提供し、すべての人が豊かにつながる社会を目指しています。
URL: https://recho-ai.com
採用情報
Rechoでは、Voice AIプラットフォームと新しい未来を共に創る仲間を募集しています。特に、音声AI技術の研究開発、音声基盤技術の開発、プラットフォーム・インフラ開発、プロジェクトエンジニアといったエンジニア職種を積極的に採用しています。エンジニア比率90%を超えるテックネイティブな環境で、世界トップレベルの技術開発に挑戦したい方のご応募をお待ちしています。

