会議後の事務作業をAIが自動化
NanoHuman株式会社は、会議AIエージェント「SuperIntern」に「Automation Skills」という新しい機能を開発していることを発表しました。この機能は、会議で話された内容をきっかけに、さまざまなツールやAIエージェントを自動で動かすものです。
これまでSuperInternは、会議中にリアルタイムで内容をまとめたり、AIチャットでサポートしたりして、会議中の効率を高めることを目指していました。しかし、今回の新機能によって、会議が終わった後の仕事までAIが自動的に行うようになる、と進化を遂げます。

なぜ会議後の自動化が必要なのか?
多くの会社では、会議そのものよりも、会議後に発生するさまざまな事務作業が大きな負担となっています。例えば、Slackやメールでの情報共有、議事録をきれいにまとめてNotionやConfluenceといったツールに反映させる作業、営業やカスタマーサポートが顧客情報管理(CRM)システムを更新する作業、決まった内容をタスクとして登録する作業などです。
SuperInternのユーザーからも、「決まったことをタスク管理ツールに自動で入れたい」「営業やカスタマーサポートのメモから、そのままHubSpotやSalesforceを更新してほしい」「技術的な会議で決まったことを、GitHub Issueやプルリクエストに自動で反映したい」といった要望が多く寄せられていました。
こうした現場の声に応えるために、外部のツールと連携できる「Automation Skills」が開発されました。
「Agentを動かすAgent」として働く新機能「Automation Skills」
「Automation Skills」は、SuperInternが会議の内容をしっかりと理解し、その内容に合わせて外部のツールや他のAIエージェントを自動で動かす新しい機能です。

会議で人が話した内容(誰が、何を、いつまでにやるかなど)、会議やチームごとのルール、そして接続されている外部ツールやAIエージェントの情報を元に、SuperIntern自身が、他のエージェントに必要な指示を出します。まるで「Agentを動かすAgent」のように働き、会議後に必要な作業を自動で実行してくれるのです。
具体的な活用例としては、以下のようなものが挙げられます。
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タスクの自動作成やプロジェクト管理ツールとの連携:会議中に「私がやります」「〇〇までに終わらせます」といった発言があった場合、Asana、Jira、ClickUp、Notionなどのタスク管理ツールに、担当者や期限などを自動で推定・入力してタスクを作成します。
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ドキュメントや設計書の自動更新:製品会議で仕様の変更や新しい方針が決まった際、Notion、Confluence、Google Docsといった仕様書ページを自動で更新し、変更点を追加します。AIが下書きを作成してくれるため、最終的な確認は人間が行うだけで済みます。
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Slackやメールへのレポート自動配信:会議が終わると同時に、Slackの指定されたチャンネルに「決定事項」「次にすべきこと」「担当者」「期限」といった情報を自動で投稿したり、関係者にメールでフォローアップを送信したりします。
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開発・運用ワークフローの自動起動:技術的な会議で実装の進め方が決まったら、GitHub Issuesやプルリクエストのひな形を自動で作成したり、CIジョブ(プログラムの自動テスト)やデプロイ(プログラムを実際に動かす環境に配置する作業)のワークフローを起動したりできます。インシデントレビュー(問題発生後の振り返り)では、ポストモーテムテンプレート(原因分析や再発防止策をまとめる文書)への自動書き出しも可能になります。
先行公開ユーザーの受付を開始
「Automation Skills」は現在、限られた環境や一部のパートナー企業との共同検証を通じて開発や調整が進められています。
この発表に合わせて、新機能をいち早く試せる先行公開ユーザーの受付が開始されました。
以下に該当する方は、担当者から詳しい説明を受けられます。
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個人の仕事を最大限に効率化したい方
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会議をきっかけにタスク作成やドキュメント更新を自動化したいチーム
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既存のSaaSや社内のシステムとの連携を試したい企業
先行公開ユーザー受付窓口:contact@nanohuman.co.jp
※企業からの問い合わせの場合、会社名、担当者名、利用予定人数、想定している使い方を添えて連絡が必要です。
※個人情報はNanoHuman株式会社のプライバシーポリシー(https://www.nanohuman.ai/privacy)に則り、今回の先行公開の対応にのみ利用されます。
まずは、現在の「SuperIntern」を無料で試すことができます。Mac版では、リアルタイム文字起こし、リアルタイム翻訳、リアルタイム構造化メモ、会議内容を理解したAIチャット(無料版では一部機能制限あり)などが提供されており、Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Slack Huddle、Webex、対面会議に対応しています。
「Automation Skills」の一般公開に先立ち、日々の会議でSuperInternを体験することで、「会議を起点に仕事を自動化する」という新しい働き方の基礎を体験できます。
SuperIntern サービスサイト(ダウンロード・機能詳細):https://super-intern.com/
SuperIntern(翻訳・同時通訳AIなど)の紹介ページ:https://super-intern.com/translation
NanoHuman株式会社の今後の展望
NanoHuman株式会社は、「AIモデルの賢さはすでに十分な水準に達しており、今後はAIを社会にどのように組み込んでいくかが最も重要なテーマである」と考えています。人間のように働くAIアプリケーションである「Live AI Agent」を開発し、人間の仕事を自動化することを目指しています。
人間が目や耳で状況を理解し、判断して行動するように、AIもリアルタイムで音声や映像を取り込み、自ら考えて業務を進める存在へと進化できるはずです。その第一歩として、会議をきっかけに仕事を自動化する「SuperIntern」を提供し、今後はさまざまな技術を活用しながら、複数のエージェントやツールが連携して動く「Agent Orchestration」の世界を実現していく計画です。
会社概要
会社名:NanoHuman株式会社
所在地:東京都中央区晴海5-3-2
代表者:代表取締役CEO 伊藤 工太郎
事業内容:生成AI技術を活用した各種アプリケーションソフトの企画、制作、販売、運営及び管理
会社ウェブサイト:https://nanohuman.ai/
SuperInternサービスサイト:https://super-intern.com/

