AIと感性が織りなす感動の物語がW受賞
METREA株式会社は、AI(人工知能)技術とクリエイターの感性を組み合わせた短編映画『誰にも祝われない夜に』が、「GMO DESIGN AWARD 2025」にて、最も優れた作品に贈られる「最優秀賞」と、映像の美しさを評価する「ビジュアルクリエイティブ賞」をダブルで受賞したことを発表しました。この受賞は、AIが単なる道具ではなく、人の心を揺さぶるアート作品を生み出す可能性を示しています。

AIと感性が織りなす物語『誰にも祝われない夜に』
『誰にも祝われない夜に』は、「心を震わせる美や物語を編み続ける」というMETREA株式会社の哲学を具現化した作品です。この映画は、AIの最先端技術とクリエイターの豊かな感性が融合することで、深い感動を与える物語がどのように生まれるかを示しています。

作品のあらすじと込められたメッセージ
この短編映画は、誕生日に誰にも祝われない少女ナナと、子猫にミルクをあげたい少年アオの出会いを描いています。戦争が始まる前夜という不安な世界を舞台に、灯りの消えた街で出会った二人が「おめでとう」という小さな言葉によって、互いの明日をそっと照らす物語です。
作品は、誰もが経験するかもしれない「死にたくなる」「消えたくなる」といった心の痛みに対し、小さな優しさが自分を受け入れるための光となることを描いています。「生まれてきた自分」に「おめでとう」と伝えることの大切さを訴えかけ、どんな困難な状況でも人は小さな優しさで明日を変えられる、というメッセージが込められています。
作品はYouTubeで公開されており、視聴できます。
https://youtu.be/XLSxk7-830U

制作を支えたAI技術とクリエイター陣
『誰にも祝われない夜に』の制作には、様々なAIツールが活用されました。ベースとなるAIツールとして「StableDiffusion (AUTOMATIC1111)」や「ComfyUI」、機械学習には「FluxGym」、モデルには「Flux Dev」「SDXL」「Midjourney」などが使われています。動画生成には「Wan2.2」「Kling2.5 turbo」など、音楽制作には「Suno」が利用され、AIが多岐にわたるクリエイティブ工程をサポートしました。
このAIを活用した制作を、著名なクリエイターが支えています。アオ役は熊谷俊輝さん、ナナ役は藤寺美徳さんが務め、プロデューサーは映画監督の柳明菜さん、そして監督はMETREA株式会社代表取締役CEOの平田茉莉花さんが担当しました。
「GMO DESIGN AWARD 2025」について
「GMO DESIGN AWARD 2025」は、「“つくる”の可能性」をテーマに、AIの活用を含む多様な表現を対象としたデザインコンテストです。AI時代の「つながり」をテーマに、「プロダクトアイデア」と「映像・ビジュアル表現」の2部門で作品が募集されました。

METREA株式会社の挑戦
METREA株式会社は、「感性に敬意を、技術に誇りを。」という理念のもと、AIが単なる効率化のツールではなく、人の心を深く揺さぶるクリエイティブを生み出すパートナーであると信じています。今回の受賞を励みに、今後も普遍的な美を未来に繋ぐ作品制作に力を入れていくとのことです。
METREA株式会社は、クリエイティブAIを活用したコンテンツ制作や、AI制作の知識を社内で育てていくためのAIリスキリング研修事業を展開しています。
METREA株式会社 会社概要
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会社名:METREA株式会社 (英語表記: METREA inc.)
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代表者:代表取締役CEO 平田 茉莉花
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所在地:〒160-023 東京都新宿区西新宿3丁目9-7 フロンティア新宿タワーオフィス325
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公式URL:https://metrea.design/

