モルフォ、香港「SIGGRAPH Asia 2025」でAI活用技術を公開:視覚支援デバイス、3D再構成、手ぶれ補正グラスなど

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株式会社モルフォは、2025年12月16日から18日まで香港コンベンション&エキシビションセンターで開催される国際カンファレンス「SIGGRAPH Asia 2025」に出展します。このイベントで、モルフォはAIと画像処理を組み合わせた最新の技術や製品を、中国や香港の企業、研究機関に向けて紹介する予定です。

SIGGRAPH Asia 2025のポスター

SIGGRAPH Asiaは、コンピュータグラフィックス、インタラクティブ技術、AI、XR(VR/AR/MR)、アニメーション、ゲームといった分野の研究者や開発者、クリエイターが集まる国際的なイベントです。モルフォは、この場で未来の技術とアイデアを披露します。

出展される注目の技術

モルフォのブースでは、主に以下の3つの技術が展示されます。

1. フォトグラメトリーおよびScan-to-CAD技術

「Morpho Photogrammetry Toolkit」は、動画から現実の物体や風景を3Dデータとして再現し、さらにそれを設計図面(CADモデル)に変換できる総合的な技術です。複数のカメラを使って3Dデータを再構成できるため、屋内でも屋外でも高精度なモデルを作成できます。この技術はすでに多くの企業で導入されています。

Morpho Photogrammetry Toolkitの概要図

2. 視覚障がい者向けウェアラブルデバイス

カメラを搭載したメガネのようなデバイスを活用し、視覚障がい者の安全な移動をサポートする技術が開発されています。このデバイスは、カメラで周囲の状況を認識し、障害物の位置や進むべき方向を音声で教えてくれます。会場では、障害物を避けながら歩くルートを案内するデモンストレーションを体験できるとのことです。

屋内測位とカメラ位置推定のデモンストレーション

3. 電子式手ぶれ補正(EIS)搭載グラス

電子式手ぶれ補正技術(EIS)を搭載したスマートグラスも展示されます。このグラスは、スポーツ中やランニング、サイクリング、あるいは日常のちょっとした動きで生じる映像の揺れをリアルタイムで補正します。これにより、いつでも安定したクリアな映像を撮影することが可能になります。

展示会情報

SIGGRAPH Asia 2025の詳細は以下の通りです。

SIGGRAPH Asia 2025の開催告知ポスター

  • 展示会名: SIGGRAPH Asia 2025

  • 会期:

    • 2025年12月16日(火)11:00–17:00(HKT)

    • 2025年12月17日(水)10:00–17:00(HKT)

    • 2025年12月18日(木)10:00–16:00(HKT)

  • 会場: Hong Kong Convention and Exhibition Centre

  • モルフォ展示ブース: HALL 3G, Booth A-01

  • 公式サイト: https://asia.siggraph.org/2025

モルフォは、「画像処理/AI(人工知能)」の研究開発を専門とする企業です。スマートフォンや半導体メーカー向けに高度な画像処理技術を提供しており、AIを活用した画像認識技術を車載や産業IoT分野にも展開し、さまざまな技術革新を進めています。

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