決算開示当日に海外投資家向けIR動画を自動生成！AI「NoLang」でグローバル対応を加速

AIツール・サービス紹介

決算開示当日に海外投資家向けIR動画を自動生成！AI「NoLang」でグローバル対応を加速

近年、日本の企業が海外の投資家とコミュニケーションを取る重要性がますます高まっています。東京証券取引所は、2025年4月からプライム市場の上場企業に対して、決算情報などを英語で同時に開示することを実質的に義務付けました。これは、世界中の投資家に対して、素早く公平に情報を届けるためです。

このような状況の中、株式会社Mavericksが提供する動画生成AIサービス「NoLang（ノーラン）」は、上場企業の海外投資家向けIR（Investor Relations：投資家向け広報）活動を強力にサポートする新機能を発表しました。

NoLangで決算開示当日から海外投資家へ動画で情報発信

「NoLang」は、日本語の決算説明資料（PDFやPPTX形式のファイル）やテキストを用意するだけで、AI（人工知能）が内容を理解し、自動で翻訳します。そして、AIアバター（コンピューターが作った人の姿）による解説と、多言語のナレーション、字幕が付いたIR動画を自動で生成してくれるサービスです。

これにより、企業は決算発表を行ったその日のうちに、海外の投資家に向けて動画でも情報を発信できるようになります。さらに、投資家の属性（例えば個人投資家か機関投資家か、どこの国の人かなど）に合わせて、動画の内容や話し方、言語を最適化できるため、投資家の理解を深め、関心を高めることが期待されます。

なぜ今、海外投資家向けIR動画が重要なのか？

東京証券取引所による英語同時開示の義務化に加え、日本株を持つ外国人投資家の割合が過去最高を記録しており、海外投資家とのコミュニケーションは企業にとって欠かせないものとなっています。

しかし、これまでの海外投資家向けIR動画の制作には、翻訳者、ナレーター、制作会社、そして動画に出演する経営陣など、多くの人が関わるため、時間とコストがかかっていました。そのため、決算短信や説明資料はすぐに公開できても、解説動画の公開は後回しになりがちで、投資家が最も関心を持っているタイミングで動画を届けられないという課題がありました。

NoLangが実現する新しいIR動画制作

決算説明資料からAIが自動で解説動画を生成

「NoLang」では、決算短信や決算説明資料（PDFやPPTX形式）をアップロードするだけで、AIアバターが解説する決算動画を自動で生成します。動画の長さも「要約モード」で1分、3分、4～6分などと指定できるため、忙しい投資家向けに要点をまとめた動画を簡単に作成できます。また、「プレゼンモード」を選べば、資料の内容を詳しく解説する動画も作れます。

動画が生成された後も、セリフの間の取り方や字幕の改行などを自由に調整できるため、専門的な知識がなくても、伝えたい内容をしっかり表現できます。また、AI音声が固有名詞や略語を間違って読むことがないよう、正しい読み方を登録できる「辞書機能」も備わっています。

経営者本人が話すような動画も手軽に作成

「NoLang」には、ユーザーの顔写真1枚と音声1分から、その人のAIアバターとボイスを作成できる機能があります。

AIアバターとボイスクローン

この機能を使えば、経営者本人が撮影や録音に時間を割くことなく、まるで本人が話しているかのようなIR解説動画を作成できます。これにより、IR担当者だけで動画制作を完結させることができ、情報開示のスピードと一貫性を保ちながら、様々な投資家層に合わせた専門性の高い動画を届けられます。

ワンクリックで多言語動画に変換し、世界中の投資家へ

日本語で作成したIR動画は、「縦横比／言語を変換」ボタンをワンクリックするだけで、他の言語の動画に変換できます。

多言語変換機能

操作手順

  • NoLangで作成した日本語動画の視聴画面を開き、「縦横比/言語を変換」ボタンを選択します。
  • 設定画面で、変換したい言語を選びます（英語、韓国語、中国語など全18言語に対応しています）。
  • 「生成」ボタンを押すと、選んだ言語の動画が自動で作られます。

この機能により、企業のIR担当者は、日本語で動画を作成した後、投資家の住む国や言語に合わせて、すぐに多言語の動画を生成できます。これにより、投資家が最も注目しているタイミングで、母国語で同じ品質の動画を届けることが可能になり、投資家の理解とエンゲージメント（企業への関心や愛着）を高めることにつながります。

今後の展望

株式会社Mavericksは、今後も「NoLang」の多言語対応をさらに強化し、対応言語を順次増やしていく予定です。IR分野における情報開示の効率化と質の向上をサポートすることで、日本企業の透明性を高め、資本市場全体の活性化に貢献していくとしています。

NoLangに関するお問い合わせ先

NoLangの導入にご興味のある方や、AIに関するご相談がある方は、以下のリンクからお問い合わせください。

株式会社Mavericksは、リアルタイム動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」など、最先端の自社プロダクトを持つ生成AIスタートアップです。AI開発の最前線で培った知見をもとに、PoC（概念実証）の実施、AI研修、システム開発など、企業の課題に合わせた様々な提案を行っています。お問い合わせは、メールアドレス nolang-corporate@mvrks.co.jp からも可能です。

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