株式会社Mavericksが提供する動画生成AI「NoLang(ノーラン)」が、多言語機能を大きく広げ、合計18言語に対応しました。これにより、日本語で作った動画をボタン一つで別の言語に変換できるようになり、観光や飲食、宿泊業界の人手不足の解消や、外国人観光客(インバウンド)の集客力アップをサポートします。
インバウンド需要と現場の課題
近年、日本を訪れる外国人観光客の数は過去最高を記録しています。しかし、この大きなチャンスの裏には、二つの大きな課題があります。
一つは、観光施設や飲食店など、現場での多言語対応が追いついていないことです。観光庁の調査によると、外国人旅行者が困ったこととして「施設スタッフとのコミュニケーションがとれない」(26.1%)、「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」(21.8%)が上位に挙げられています。特に「飲食店」では28.5%が困ったと回答しており、言葉の壁が大きな問題となっています。しかし、多言語に対応できる人材を確保したり、教育したりするには、時間も費用もかかってしまいます。
もう一つは、外国人旅行者が日本に来る前の情報発信に関する課題です。最新の調査では、訪日前によく利用される情報源として「SNS」(40.6%)や「動画サイト」(37.9%)が上位を占め、使われる言語は「英語」(48.8%)が最も多いという結果が出ています。このことから、動画やSNSを使った英語での情報発信がとても大切であることがわかります。しかし、動画を作るには翻訳やナレーションの手配など、手間と費用がかかるため、多くの事業者にとって難しいのが現状です。
「NoLang」の新しい多言語機能
このような課題を解決するため、「NoLang」は多言語機能を大きく進化させました。これまでは日本語の資料(テキスト、PowerPoint、PDFなど)から英語のナレーションや字幕付き動画を自動で作る機能がありましたが、今回のアップデートで、英語だけでなく中国語やフィリピン語、ベトナム語など、全18言語に対応しました。さらに、一度作った動画をボタン一つで、すぐに他の言語に変換して生成できる新しい機能も加わっています。
これにより、動画作りの経験がない方でも、まずは日本語で外国人向けの動画を作り、その後ワンクリックで他の言語に変換できるようになり、誰でも簡単に質の高い多言語対応動画を作れるようになりました。

簡単な操作手順
日本語で作成した動画を他の言語に変換する手順は、たった3ステップです。
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NoLangで作成した日本語動画の視聴画面を開き、「縦横比/言語を変換」ボタンを選択します。
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設定画面で、変換したい言語を選びます(全18言語から選べます)。
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「生成」ボタンを押すと完了です(選んだ言語の動画が自動で生成されます)。
(対応言語:英語、韓国語、中国語(簡体・繁体)、フィリピン語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、ネパール語、ヒンディー語、ベンガル語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、イタリア語、ドイツ語、ロシア語)

オリジナルキャラクターでブランドを強化
「NoLang」では、海外でも人気の高い日本のアニメ風アバターを使った動画も手軽に作れます。キャラクターの画像をアップロードするだけで、事業者オリジナルのアバターをすぐに作成可能です。人間だけでなく、動物や会社のキャラクター(マスコット)など、どんな素材でも「動くアバター」として使えるため、他にはないオリジナルの動画を簡単に作ることができ、会社のブランドイメージを統一し、強化できます。
「NoLang」の具体的な活用シーン
飲食・宿泊施設での活用
飲食や宿泊の現場では、既存の日本語メニューやサービス紹介資料をもとに、すぐに動画を作ることができます。作った動画を店のデジタルサイネージや客室のタブレットで流せば、おすすめメニューの魅力を伝えたり、施設利用のルールをスムーズに案内したりできます。
例えば、ホテルや旅館の「施設利用案内」や、飲食店の「メニュー紹介」といったテンプレートを使えば、これまでスタッフが直接説明していた細かい情報を、AIアバターが代わりに説明してくれます。タッチパネルや券売機での注文方法、客室設備の操作方法なども、アバターが24時間いつでも自動で案内可能です。これにより、英語に対応できる人材の確保が難しいという問題や、配置にかかる費用を抑えながら、外国人旅行者へのおもてなしの質を均一に保つことができます。
交通施設・観光施設・自治体での活用
自治体や観光施設では、観光パンフレット(PDFやPowerPoint資料)を読み込ませるだけで、魅力的な英語のPR動画に変換できます。「NoLang」には100種類以上のAIアバターが用意されているため、地域のブランドイメージに合ったキャラクターを選んで、個性的な動画を作成可能です。これらをSNSやウェブサイトで発信することで、旅行前の外国人旅行者の興味を引き、認知度を高めるのに役立ちます。
また、現地(旅行中)での受け入れ環境を整える上でも効果を発揮します。例えば、駅での複雑な乗り換え案内や券売機の操作方法、お寺や神社での参拝方法など、文字だけでは伝わりにくい情報を動画でわかりやすく解説できます。さらに、「桜の見頃はいつ?」「おすすめのローカルフードは?」といった、旅行者が抱く疑問にアバターが対話形式で答えるQ&A動画も、テキストから自動で生成できるため、外国人観光客の知りたい情報にピンポイントで応えることができます。
今後の展望
株式会社Mavericksは、今後も「NoLang」の多言語対応をさらに強化し、他の主要な言語への対応も順次拡大していく予定です。AIの力を使って世界中の「言葉の壁」をなくし、リアルタイム動画生成AI「NoLang」をはじめとする最先端のAI製品の開発を通じて、日本のインバウンド市場を盛り上げ、あらゆる企業のグローバルなコミュニケーションに貢献していくとのことです。
資料請求、お問い合わせ
「NoLang」に関する詳しい情報やお問い合わせは、以下のリンクから可能です。
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NoLang for Business 公式サイト: https://corp.no-lang.com
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NoLang法人プランの即日申し込み: https://no-lang.com/biz-form/apply
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NoLangに関する問い合わせ: https://no-lang.com/biz-form/contact
AI開発の最前線を進むチームが、導入支援から概念実証(PoC)、AI研修、システム開発まで、直接提案してくれます。興味がある方は気軽に問い合わせてみましょう。
お問い合わせ先: nolang-corporate@mvrks.co.jp

