AI翻訳「Blue One」がPDFの“文脈”まで読み解く!レイアウト崩れなしで読解が劇的にスムーズに

AIツール・サービス紹介

2025年12月16日、株式会社Yellow Blueは、AI翻訳サービス「Blue One」において、PDFファイルの翻訳機能に正式に対応したことを発表しました。

「Blue One」は、ただ単語を置き換えるだけでなく、文章全体の意味や背景を深く理解する「ディープコンテキストAI」を特徴としています。この技術がPDF翻訳にも応用され、専門用語が多い海外の市場調査レポートや、1,000ページに及ぶ技術マニュアル、アニメのパンフレットなど、これまで翻訳が難しかった様々なPDF文書の読解を大きく助けます。

PDF翻訳の悩みを解決する新しい方法

これまでの翻訳ツールでは、PDFの見た目を無理に保とうとするあまり、翻訳された文章がずれたり、途中で切れたり、不自然な訳文になったりする「レイアウト崩れ」という問題がありました。

「Blue One」は、この問題を解決するために「発想の転換」を行いました。AIがPDFの文脈や構造を深く理解し、正確に文字を抽出します。そして、専門用語や細かいニュアンスをしっかりと捉えた上で、専用の「PDF専用ビューワー」を使って翻訳された文章を再構成します。

MacBook Proの画面に表示されたBlue OneのPDF翻訳画面

このビューワーでは、元のPDFと翻訳されたきれいな文章を左右の画面で同時に見比べることができます。これにより、レイアウト崩れに悩むことなく、スムーズに内容を理解できるようになります。また、翻訳された結果は、新しいPDFファイルとして保存することも可能です。

言語の壁をなくし、知識を広げる

株式会社Yellow Blueの代表取締役である黒田 励氏は、「私たちが目指すのは、単に翻訳するだけでなく、言葉の壁によって失われている『時間』と『創造性』を取り戻すことです」とコメントしています。今回のPDF翻訳機能は、言語の壁に阻まれてきた海外の高度な技術情報やビジネスの知識を、正確かつ迅速に理解するための同社の回答であると述べています。

今後「Blue One」は、PDFの内容に合わせてさらにレイアウトを再現するビューワーの開発や、ウェブ上で直接編集できる機能の開発も計画しているとのことです。さらに、Wordファイルの対応や、個人のAI翻訳アシスタントへと進化していくことにも期待が寄せられています。

「Blue One」は、PowerPointやPDFの資料を、目的に合わせて高精度に翻訳するサービスです。資料の手直し作業を大幅に減らし、個人や企業の生産性向上を支援します。料金は使った分だけ支払うシンプルなクレジット課金制です。

詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

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