
株式会社SHIN-JIGENは、物理世界で自律的に動く「フィジカルAI」の社会実装に向けた標準化戦略について解説するウェビナーを2025年12月24日(水)に開催します。このウェビナーでは、「ロボットの標準化」がフィジカルAIを広く普及させるためのカギであると説明されます。
フィジカルAIとエッジAIとは
フィジカルAI
フィジカルAIとは、AI(人工知能)を搭載したロボットや機械が、センサーを使って現実世界を認識し、自分で判断して行動する技術です。例えば、工場で自律的に動くロボットや、人の活動を支援する機械などがこれにあたります。
エッジAI
エッジAIとは、AIがデータを処理する場所が、インターネット上のクラウドではなく、ロボット自身や近くの端末(エッジ)にある技術です。これにより、リアルタイムで素早く判断でき、通信の遅れやセキュリティの心配が少ないという大きなメリットがあります。
SHIN-JIGENが提唱する「第2世代On-site LearningエッジAI」
SHIN-JIGENが提案する「第2世代On-site LearningエッジAI」は、「置かれたその場で状況を学び、自分で考えて行動できる」という特徴を持っています。これにより、それぞれの現場の状況に合わせてAIが学習し、最適な動きを見つけることが可能になります。この技術は、モノとAIを融合させるフィジカルAIの実現において、非常に重要な役割を担うと考えられています。
なぜ「標準化」が重要なのか
フィジカルAIが創造する新しい市場を広げていくためには、ロボット分野で長年培われてきた「標準化」の考え方を取り入れることが不可欠です。標準化とは、技術や製品を多くの場所で使えるように、共通のルールや基準を設けることです。これにより、製品開発がしやすくなり、互換性が高まることで、技術がより広く社会に普及する基盤が作られます。
今回のウェビナーでは、ロボットの標準化への取り組み事例を紹介し、それをフィジカルAIにどのように適用していくべきかが解説されます。
ウェビナー開催概要
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テーマ: ロボット&フィジカルAIを攻略する標準化戦略とは?
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登壇者:
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パナソニックホールディングス株式会社 プロダクト解析センター / ISO/TC299/WG4,WG15 国際エキスパート 是兼 慎也 氏
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株式会社SHIN-JIGEN バイスプレジデント 岡本 球夫
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日時: 2025年12月24日(水)午前8:20~8:50
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形式: オンライン配信(Zoom)
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参加費: 無料(事前登録制)
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申込方法: 申込専用フォームはこちら
ISOのロボット分野を担当する国際標準化委員会「ISO/TC299」に属する作業部会(WG)において、サービスロボットの性能規格を検討するWG4とサービスロボットのインフラ規格を検討するWG15。
(参加チケットは登録から約3分以内にメールで配信されます。しばらくお待ちいただいても届かない場合は、お問い合わせフォームからご連絡をお願いいたします。)
登壇者プロフィール
是兼 慎也(これかね しんや) 氏
1998年兵庫県生まれ。岡山大学大学院自然科学研究科修了後、2023年にパナソニックホールディングス株式会社に入社し、プロダクト解析センターに所属しています。ロボットの性能評価や標準化、スケジュール最適化を専門とし、国際標準化プロジェクトで活躍。若くして、経済産業省の戦略的国際標準化加速事業のプロジェクトリーダーを務め、ISO 18646-7(サービスロボットのAI性能評価)の策定においてエディタに抜擢されるなど、日本のロボットの国際競争力向上に貢献しています。
岡本 球夫(おかもと たまお)
1970年大阪府生まれ。京都大学大学院工学研究科修了後、名古屋大学大学院工学研究科で博士号を取得。松下電器産業(現パナソニック)に入社後、サービスロボットの開発や病院用搬送ロボット「HOSPI」の事業化に携わりました。ロボット・AIの安全品質評価技術の開発にも従事し、2023年には経済産業省の産業標準化事業賞を受賞。2025年より株式会社SHIN-JIGENに参画し、エッジ学習型AI事業を統括しています。
株式会社SHIN-JIGENについて
株式会社SHIN-JIGENは「未来実装カンパニー」として、ロボティクスに基づく人間拡張・人間扶助のテクノロジーを活用し、日々の暮らしやビジネス、福祉生活に新しいプロダクトやサービスを提供しています。未来を現在に実装することを目指し、まだ世の中に存在しない技術や事業の創出に取り組んでいます。
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公式note: https://note.com/shin_jigen
関連情報
SHIN-JIGENのCEOである藤本弘道氏が語る未来像や起業経験については、以下の動画で詳しく紹介されています。

