AI翻訳『T-4OO』に新機能登場!翻訳作業の負担を軽減
株式会社ロゼッタは、AI翻訳サービス『T-4OO(ティーフォーオーオー)』をアップデートし、新たに「対訳自動作成」と「用語集自動作成」の機能をリリースしました。これにより、AIが過去の翻訳データや専門用語を自動で抽出し、翻訳の精度を上げたり、作業の効率を良くしたりすることが可能になります。

翻訳資産作成の課題を解決
これまで『T-4OO』では、ユーザーが持っている過去の翻訳データ(対訳)や専門用語リスト(用語集)を使うことで、翻訳の精度を高めることができました。例えば、社内で使う特別な表現や専門用語をAIに学習させ、より正確な翻訳結果を得ることができたのです。
しかし、これらの「対訳」や「用語集」を作る作業は、時間や手間がかかるため、多くのユーザーにとって負担となっていました。今回の新機能は、この課題を生成AIの力で解決します。
新機能①:対訳自動作成で翻訳をスムーズに
「対訳自動作成」機能は、日本語の文書と英語の文書を読み込ませるだけで、AIが自動的に文章ごとの対応関係を解析し、「対訳データ」を作ってくれます。
主な特徴
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原文と翻訳済みの文書ペアから、対訳を自動で生成します。
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同じ、または似たような文章を高い精度で見つけ出し、ペアにします。
活用効果
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マニュアルのように頻繁に更新される文書の場合、以前のバージョンと同一の部分は自動で以前の翻訳を使い回せるため、修正にかかる時間を大幅に減らせます。
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翻訳のチェック作業にかかる時間を、最大で50%減らせるケースも確認されています。

▲対訳自動作成機能のファイル投入前の画面

▲対訳自動作成機能のプレビュー画面
新機能②:用語集自動作成で専門用語もバッチリ
「用語集自動作成」機能は、日本語と英語の対訳ファイルから、生成AIが自動で用語集を作成してくれます。
主な特徴
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対訳データの中から、翻訳に役立つ用語の候補をAIが抽出します。
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専門用語や固有名詞を自動で集めてくれます。
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用語集を作る作業が大幅に楽になります。
活用効果
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社内で使われる特別な表現や専門用語が、翻訳結果に正確に反映されるようになります。
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特定の分野の翻訳の質が安定します。
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会社独自の表現にばらつきが出るのを防ぎます。

▲用語集自動作成機能のファイル投入前の画面

▲用語集自動作成機能のプレビュー画面
業務効率が大幅にアップ
今回の自動作成機能により、これまで大変だった対訳や用語集の作成が簡単になり、過去の文書を翻訳に活用しやすくなりました。これにより、翻訳作業全体の効率が大きく向上します。
特に、マニュアルや仕様書、薬事文書など、頻繁に内容が更新される文書では、翻訳後のチェックにかかる時間が半分以下になるケースも確認されています。
『T-4OO』開発責任者の篠田篤典氏は、「多くのユーザーから、対訳や用語集の作成負担がネックになっているという声が寄せられていました。今回の生成AIによる自動作成機能は、翻訳資産を気軽に活用できる大きな一歩です。ぜひ日々の翻訳業務の効率化に役立ててほしい」とコメントしています。
『T-4OO』について
『T-4OO』は、専門文書や社内用語の翻訳に特化した、高精度なAI自動翻訳サービスです。高額な専用エンジンを構築することなく、ユーザーが持つ翻訳資産を活かして、訳文の表現やスタイルを正確に反映できる点が評価されています。
サービスの詳細はこちらから確認できます。
株式会社ロゼッタとメタリアル・グループについて
株式会社ロゼッタは、国内最大のAI翻訳リーディングカンパニーとして、6,000社以上の顧客基盤と技術力を持ち、製薬、製造、法務、特許、金融など、様々な業界に特化したAIサービスを提供しています。
ロゼッタが所属する株式会社メタリアルグループは、「世界中の人々を場所・時間・言語の制約から解放する」ことをミッションとしています。翻訳市場において国内市場シェアNo.1の実績を持ち、2,000分野に対応する業種特化の専門文書AIを企画・開発・運営しています。
メタリアル・グループの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

