AI不動産投資サービスを提供するRENOSYは、2026年のAIと不動産にまつわるトレンド予測「RENOSY トレンド予想2026」を発表しました。この予測は、AIをはじめとするテクノロジーを活用し、不動産による資産形成をサポートするRENOSYが、専門家の知見と調査結果に基づいてまとめたものです。
2026年のトレンド予想の主なポイントは以下の2点です。
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AIに助けてほしい場面として、仕事では「資料作成」、プライベートでは「趣味・創作活動」が最も多く挙げられました。これは、2026年がAIと人間の「協働」が重要になる年であることを示唆しています。
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RENOSYが選んだ2026年注目の街5選には、「調和」という共通点が見られました。

RENOSY トレンド予想2026「AI」編:AIと人間の「協働」が鍵
RENOSYは、20〜60代の男女1,101人を対象に「2026年に挑戦したいこと、AIの利用意向調査」を実施しました。この調査は、新しい年に向けて仕事やプライベートで挑戦したいことと、それに対してAIや生成AIをどのように使いたいかを明らかにする目的で行われました。
挑戦したいこととAIの利用意向
調査結果によると、2026年に仕事で「挑戦したいことがある」と答えた人は45.1%、プライベートでは55.0%と、約2人に1人が何かに挑戦したいと考えていることが分かりました。

仕事で挑戦したいことの1位は「現職のスキル向上」(39.8%)、2位は「AI・データ活用技術の習得」(36.6%)でした。一方、プライベートでは「生活習慣改善」と「旅行・特別な体験」(ともに41.5%)が同率1位となっています。

注目すべきは、プライベートで「AI・データ活用技術の習得」以外の挑戦(スポーツや資産形成など)を選んだ人のうち、9割以上がその挑戦を達成するためにAIを活用したいと回答した点です。

AIや生成AIを「どんな場面で使いたいか」という質問に対しては、仕事では「資料作成・文章作成」(56.4%)や「アイデア出し・ブレインストーミング」(51.3%)が多く、プライベートでは「趣味・創作活動」(80.0%)や「資産運用・家計管理のための情報収集・分析」(62.4%)が上位に挙がりました。

仕事においてAI/生成AIを活用する目標としては、「業務品質を向上させ、ミスの削減やアウトプットの高度化を達成したい」という回答が最も多く、AIの活用が業務の精度向上に期待されていることがうかがえます。
AI研究者による2026年のAIトレンド考察
株式会社GA technologies Advanced Innovation Strategy Center 室長の稲本 浩久氏は、2026年のAIトレンドについて次のように述べています。
2025年は多くの人がAIを試した一方で、その限界も経験した年でした。AIの精度が上がっても、最終的な責任は人間が負う必要があり、AIが完全に人間に置き換わる職業はまだ現れていません。しかし、AIは人間には不可能な量の作業をこなすことができ、レコメンド機能や議事録作成などで成功を収めています。
重要なのは、AIにすべてを任せるのではなく、「人間と機械の協働作業」をいかに実現するかという点です。2025年が「まずは使ってみる年」だったとすれば、2026年は「うまく使いこなす方法を真剣に考える年」となるでしょう。人間には、AIが出した一時的な結果に対する「二次判断」と「最終的な責任」が求められます。人間が「適切で質の良い指示を出すこと」や「AIの出力結果を判断すること」をどれだけできるかで、AIとの協働の質が変わってくるでしょう。また、AIは思考のプロセス、特に「言語化」を助け、人間の本来の能力を高める効果も期待できます。
稲本氏は、「AIに聞いて教えてもらう」こと自体が「勉強」だと考えています。AIは、勉強の際に感じる「しんどさ」を取り除くことができるツールです。AI活用を「挑戦」や「勉強」と難しく考えすぎず、まずは使ってみることから始めることが、学びと挑戦につながる一歩になるでしょう。

調査概要
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調査期間: 2025年10月28日(火)〜2025年10月31日(金)
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調査パネル: 株式会社GA technologies調べ、株式会社ジャストシステム Fastaskを利用
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対象: 20代〜60代の男女(有職者のみ)
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回答者数: 1,101人
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調査方法: インターネット調査
RENOSY トレンド予想2026「不動産」編:共通点は「調和」
2025年は大規模な再開発や新しい施設の開業が続き、都市の魅力が再認識され、不動産市場の関心を集めた年でした。この流れは2026年も続くと予測されます。RENOSYは、2026年に特に注目が集まると予測される5つのエリアを選びました。これらのエリアには、交通の便が良い都心の文化と、その街に古くからある歴史が「調和」しているという共通点があります。
2026年注目の5エリア
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亀戸(東京都江東区)
JR中央・総武線と東武亀戸線の亀戸駅が最寄りで、オフィス街へのアクセスも良く、ターミナル駅の錦糸町駅にも歩いて行ける便利な立地です。駅前は再開発が進み、商業施設や昔ながらの商店街があり、生活に便利です。また、「亀戸天神社」の藤まつりや「亀戸香取神社」など歴史的な名所も多く、江戸情緒と高い利便性が調和した魅力的なエリアです。

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大国町(大阪府大阪市浪速区)
大阪メトロ御堂筋線と四つ橋線の大国町駅が最寄りで、梅田駅や難波駅といった大阪の主要駅に直通でアクセスできる、交通の便が良いエリアです。難波の繁華街に隣接しているにもかかわらず、比較的落ち着いた住環境が広がり、単身者向けのマンションが多く見られます。スーパーや飲食店も充実しており、日常生活に便利です。「難波八阪神社」や「大国主神社(敷津松之宮)」など、地名の由来となった「大国」にまつわる歴史的なスポットもあり、都心の利便性と落ち着いた環境、歴史・文化がバランス良く調和しています。

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日暮里(東京都荒川区)
JR山手線・京浜東北線・常磐線、京成線、日暮里・舎人ライナーの日暮里駅が最寄りで、都心だけでなく成田空港へも直通でアクセスできる、非常に優れた交通の要衝です。駅直結の商業施設がある一方で、昔ながらの下町の雰囲気が色濃く残っています。繊維問屋が並ぶ「日暮里繊維街」は有名で、「谷中銀座商店街」や「谷中霊園」も近く、散策が楽しめます。猫が多く住むことでも知られ、レトロでノスタルジックな雰囲気が漂う、交通利便性と下町情緒が調和した個性的なエリアです。

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川崎(神奈川県川崎市川崎区)
JR京浜東北線・東海道線・南武線の川崎駅と、京急線の京急川崎駅が近く、品川・東京・横浜といった主要都市へ乗り換えなしでアクセスできる、神奈川県を代表するターミナル駅です。駅周辺は大規模な再開発が完了し、商業施設が集中しており、このエリアだけで都市機能が完結しています。その一方で、関東有数の規模を誇る飲食街が広がり、下町的な雰囲気も残しています。厄除けで有名な「川崎大師」や音楽ホールなど、文化・歴史的なスポットにも恵まれ、交通・商業の利便性と多様な文化・歴史が調和した、活気あるエリアです。

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板橋(東京都板橋区、北区、豊島区)
JR埼京線の板橋駅、東武東上線の下板橋駅、都営三田線の新板橋駅が近く、複数路線が利用可能です。JR埼京線で池袋へのアクセスが良く、都心への高い交通利便性を誇ります。駅周辺には商店が多く、日常の生活が非常に便利で、子育て世代にも人気があります。また、板橋駅近くには新選組局長 近藤勇の墓など、歴史を感じさせる場所も残っています。都心への高いアクセスと、下町の温かい雰囲気、優れた生活利便性が調和した、暮らしやすいエリアです。

AI不動産投資「RENOSY(リノシー)」について
「RENOSY(リノシー)」は、テクノロジーを活用したAI不動産投資サービスです。不動産の購入・管理・売却までをワンストップで提供し、安心・簡単・最適な不動産による資産形成をサポートします。マンション、アパート、戸建てなど、多様な商品ラインナップを展開しています。
RENOSYについて詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.renosy.com/
株式会社GA technologies 概要
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社名: 株式会社GA technologies
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代表者: 代表取締役 社長執行役員 CEO 樋口 龍
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本社: 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F
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設立: 2013年3月
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事業内容:
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AI不動産投資「RENOSY」の開発・運営
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SaaS型のBtoB PropTechプロダクトの開発
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主なグループ会社: イタンジ株式会社、株式会社神居秒算、株式会社スピカコンサルティング、RW OpCo, LLCなど計58社

