動画生成AI「NoLang」に新機能!横型・縦型動画を簡単に相互変換し、SNSでの情報発信を効率化

「NoLang」が動画の常識を変える新機能を提供

株式会社Mavericksが提供する動画生成AIサービス「NoLang(ノーラン)」は、作成した動画を「横型(16:9)」と「縦型(9:16)」で相互に変換・再生成する新機能をリリースしました。

この機能により、企業はYouTubeやWebサイト用の横型動画と、TikTok、Instagram Reels、YouTube ShortsなどのSNS用縦型ショート動画を、一つの元データ(テキストや資料など)から同時に制作できるようになります。これにより、これまでプラットフォームに合わせて動画を作り直す必要があった手間を大幅に削減し、一度のコンテンツ制作で様々なメディアでの情報発信を迅速に行うことが可能になります。

どんな動画もAIが最適化

動画生成AI「NoLang」は、テキストやPDF・pptx資料、WebサイトのURL、さらには画像や音声・動画ファイルを入力するだけで、最短数秒で動画を生成できる日本初のサービスの一つです。2024年7月のリリース以来、登録ユーザー数は15万人を突破し、60社以上の法人に導入されるなど、2025年12月時点で日本最大級の規模となっています。

近年、企業のマーケティング活動において、YouTubeのような動画プラットフォームに加え、TikTokやInstagram Reelsなどの縦型ショート動画の活用は欠かせないものとなっています。しかし、既存の横型動画を単に縦に切り抜くだけでは、テロップが見切れたり、被写体の配置がずれたりする問題がありました。そのため、それぞれのプラットフォームに最適化した動画を個別に作る必要があり、これが時間とコストの大きな課題となっていました。

今回のアップデートでは、NoLangで生成した動画の縦横比をボタン一つで変換・再生成する機能が加わりました。この機能の大きな特徴は、単なるトリミング(切り抜き)ではなく、AIがアバターの位置、字幕のサイズや改行位置、背景資料の表示範囲などを、指定された縦横比(16:9または9:16)に合わせて自動でレイアウトを調整し直す点です。

これにより、「詳しい説明はYouTubeの横型動画で」「要点を絞った告知はTikTokの縦型動画で」といったマルチチャネル展開を、追加の編集作業なしでスムーズに実行できるようになります。

変換はとても簡単!3ステップで完了

専門的な動画編集ソフトを使わなくても、ブラウザ上で簡単に動画を変換できます。

  1. NoLangの「テキストから動画を作る」機能を使って、動画を作成します(横型・縦型どちらから始めてもOK)。
  2. 動画視聴画面にある「縦横比/言語を変換」ボタンを選びます。
  3. 変換したい比率(16:9または9:16)を選択し、「生成」ボタンを押すと、レイアウトが最適化された新しい動画が自動的に作られます。

様々なシーンで活躍する新機能

① オウンドメディアの記事から、Webサイト用とSNS用の動画を同時に量産

これまでは、ブログ記事やプレスリリースからWebサイトに埋め込む横型動画を作っても、TikTokやYouTube Shortsなどの縦型動画メディアに展開するには、動画を一から作り直す必要がありました。NoLangを使えば、記事の内容を入力するだけでWebサイト用の横型動画が完成し、さらにワンクリックでSNS向けの縦型動画に変換・生成できます。これにより、Webサイトでの滞在時間向上(SEO効果)と、ショート動画によるSNSからの認知獲得・集客を、追加コストや時間をかけずに両立できます。

② 採用情報をSNS動画に展開し、エントリー率を向上

現在の新卒採用では、求職者は企業サイトだけでなく、InstagramやTikTokなどのSNSからも情報を集めています。しかし、会社説明資料は横長で作成されていることが多く、縦型動画への再編集には大きなコストがかかるため、SNSでの発信まで手が回らないのが現状でした。NoLangの変換機能を使えば、Web説明会用に作った横型動画を、SNS用の縦型ショート動画にすぐに変換できます。AIがスマートフォン画面での見やすさを考慮してテキストサイズやアバターの配置を自動調整するため、スマホ視聴がメインの学生の離脱を防ぎ、認知拡大からエントリーへの流れを強化します。

③ ECサイトの商品紹介動画をSNS広告へ転用し、広告効果を改善

ECサイトやLP(ランディングページ)の商品紹介では、パソコンでの閲覧を想定した横型動画が主流ですが、購買意欲の高い層が集まるInstagramやTikTokなどのSNS広告では縦型動画が必須です。NoLangを活用することで、商品ページ用に作成した詳しい解説動画(横型)を、SNSフィードやストーリーズで目を引く縦型広告動画へ一瞬で変換できます。これにより、プラットフォームに合わせた最適な形式で商品をアピールし、広告制作のPDCAサイクルを高速化して、広告の費用対効果と売上の向上に貢献します。

今後の展望

株式会社Mavericksは、これからも「NoLang」の表現力と使いやすさを高める機能開発を続けていく予定です。今回の縦横変換機能に加え、SNSごとのトレンドに合わせた動画の長さの自動調整機能や、SNSごとの反応分析に基づいた構成提案機能などを強化し、企業の動画マーケティングを支える重要なプラットフォームへと進化させていくとのことです。

関連リンク

株式会社Mavericksは、リアルタイム動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」など、最先端の自社プロダクトを多数保有する生成AIスタートアップです。AI開発の最前線を走るチームが、PoC(概念実証)の実施やAI研修の相談、課題に合わせたシステム開発まで直接提案しています。

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