ブレインパッド、「Rtoaster SDK」のFlutterプラグインを提供開始
株式会社ブレインパッドは、同社が提供するレコメンドエンジン「Rtoaster（アールトースター）」の機能をアプリに組み込むためのツール「Rtoaster SDK（エスディーケー）」において、Flutter（フラッター）プラグインの提供を開始しました。これにより、Flutterを使って作られたアプリでも、Rtoasterのレコメンド機能「action+（アクション・プラス）」を簡単に導入できるようになります。
アプリの「行動特性」を活かしたパーソナライズを強化
アプリに「action+」を導入することには、主に2つの大きなメリットがあります。
-
「行動特性」に基づくパーソナライズの強化
アプリを利用するユーザーは、ウェブサイトを訪れるユーザーよりも、より熱心にサービスを利用する傾向があります。そのため、アプリにはユーザーの詳しい閲覧や購入のデータが蓄積されやすいです。アプリでも「action+」の機能を使うことで、ユーザーの「行動特性」をより深く理解し、その情報をもとに、ウェブとアプリの両方で、一人ひとりに合わせたおすすめ（パーソナライズド・レコメンド）をリアルタイムで提供できるようになります。 -
アプリでの接客やユーザー情報取得の強化
「action+」をアプリに導入すると、ウェブサイトと同じように、アプリ内でもポップアップ表示による「接客」が可能になります。例えば、ユーザーの興味に合わせた情報を提供したり、アンケート機能を使って直接ユーザーの意見を聞いたりすることで、ウェブとアプリの両方でサービス改善や分析を進めることができます。
今回のFlutterプラグインの導入により、ブレインパッドのサポートも受けられるため、より安心して「action+」を活用できるでしょう。
Flutterプラグイン提供の背景
今回のFlutterプラグイン提供の背景には、「クロスプラットフォームフレームワーク」の普及があります。クロスプラットフォームフレームワークとは、iOS（iPhoneなど）とAndroid（アンドロイドスマホなど）といった異なる種類のスマホアプリを、一つのプログラムでまとめて開発できる技術のことです。
近年、このような開発方法がとても人気を集めており、特にFlutterはその中でも注目されています。2023年の調査では、世界中の開発者が使うクロスプラットフォームフレームワークの中で、Flutterが46%と最も高い利用率を示しています。この利用率は2019年からずっと伸び続けているため、Flutterでアプリを作っている企業が「action+」の機能を簡単に使えるようにすることは、非常に重要になっています。
-
Flutterの詳細はこちら: https://flutter.dev/
-
レコメンド・パーソナライズ action+の詳細はこちら: https://www.brainpad.co.jp/rtoaster/products/action/
-
React Nativeの詳細はこちら: https://reactnative.dev/
-
クロスプラットフォームの利用状況に関する調査の詳細はこちら: https://www.statista.com/statistics/869224/worldwide-software-developer-working-hours/
Rtoaster SDKの今後の展望
ブレインパッドは、クロスプラットフォームの普及や、プログラミング言語であるSwift 6（スウィフト・シックス）の登場といった技術の変化に対応を進めています。今後も、他のアプリ開発プラットフォームへの対応も検討・推進し、企業のアプリマーケティングをサポートしていく方針です。
株式会社ブレインパッドの執行役員でプロダクト担当の皆瀬 雄貴氏（みなせ ゆうき）は、今回のプラグイン開発について「素晴らしい顧客体験（CX）を、開発環境や技術的な制約に縛られずに素早く実現してほしいという思いから、このプラグインを開発しました」とコメントしています。同社は、これからもテクノロジー導入のハードルを下げ、企業が本当に必要とする価値を提供していくことを目指しています。
- Swift 6の詳細はこちら: https://developer.apple.com/jp/swift/
株式会社ブレインパッドについて
株式会社ブレインパッドは、データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービスとプロダクトサービスを提供しています。
- 株式会社ブレインパッドのウェブサイト: https://www.brainpad.co.jp/
