GRIFFYの体調管理ソリューション「GenVital LTE」が『インフラDX大賞』スタートアップ奨励賞を受賞

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GRIFFYが開発した建設現場向けの体調管理ソリューション「GenVital LTE」が、国土交通省が主催する「令和7年度 インフラDX大賞」でスタートアップ奨励賞を受賞しました。この賞は、インフラ分野でのデジタル技術活用に優れた取り組みを表彰するものです。

エコモット株式会社の連結子会社である株式会社GRIFFYは、2025年5月の提供開始からわずか半年で100社以上の企業に導入され、累計2,200台以上が出荷された「GenVital LTE」が、その有効性、先進性、そして社会への波及性が評価され、今回の受賞に至りました。

国土交通省主催 令和7年度 インフラDX大賞 スタートアップ 奨励賞 体調管理ソリューション GenVital LTE

受賞のポイント

「GenVital LTE」が高く評価された主な点は以下の通りです。

  • リアルタイムな位置情報把握と熱中症リスク検知: GPSを搭載したリストバンド型機器により、作業員の現在地をクラウドサービス上でリアルタイムに確認できます。これにより、熱中症のリスクが高まった作業員を素早く見つけ出し、迅速な対応が可能となり、建設現場の安全性が向上します。

  • 独自の体調管理アルゴリズム: 株式会社大林組が特許を持つ体調管理アルゴリズムを専用クラウドサービスに組み込んでいます。気温や体温だけでなく、暑さ指数(WBGT値)と心拍数に基づいて熱中症リスクを判定するため、誤ったアラートが頻繁に出るのを抑えることができます。

  • 建設業界の課題解決と普及への貢献: クラウドサービスを通じて複数の現場を一元的に管理できるため、人手不足や高齢化が進む建設業界の課題に対し、デジタル技術による安全性向上と業務管理の効率化に貢献します。転倒時の衝撃検知や作業員からのSOS通知といった新しい機能も搭載されており、活用の場がさらに広がると期待されています。

出典:国土交通省Webサイト「受賞取組概要(i-Construction・インフラDX推進コンソーシアム会員部門)」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001973096.pdf

インフラDX大賞とは

「インフラDX大賞」は、インフラ分野でデータやデジタル技術を活用し、建設プロセスの高度化や効率化、国民向けサービスの向上に繋がる優れた実績を表彰し、その良い事例を広く共有することを目的とした国土交通省の制度です。令和7年度は、特に波及性が重視され、合計33団体が受賞しました。

国土交通省 プレスリリース (インフラDX大賞について)
https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_001273.html

GenVital LTE(ゲンバイタルLTE)の製品概要

「GenVital LTE」は、現場作業員の安全を守るための体調管理ソリューションです。

リストバンド型機器で個別熱中症リスク管理とクラウドサービス

  • 体調管理の仕組み: リストバンドから収集される作業員の心拍数や位置情報、現場の暑さ指数(WBGT値)を基に、体調管理判定アルゴリズムが計算を行います。作業員の体調は4段階のアラートとして表示され、作業管理者と作業員本人にすぐに通知されるため、体調異変への迅速な対応をサポートします。

  • 手軽な利用: 株式会社大林組と共同開発された体調管理判定アルゴリズムを使用しており、心拍数を測るリストバンドからLTE通信で直接クラウドサービス「GRIFFY wear.」にデータが送られるため、作業員はリストバンドを装着するだけで簡単に利用できます。

  • 多彩な機能: リストバンド装着者の転倒検知機能、装着者から管理者へのSOS発信機能、管理者から装着者へのメッセージ送信機能も搭載されています。位置情報データも取得できるため、アラート対象者やSOS発信者の現在位置を簡単に特定できます。また、現場の暑さ指数はウェザーニューズ社からAPI連携で取得できるため、現場で暑さ指数を計測する手間がかかりません。

  • リアルタイムな情報更新: 心拍数は20秒間隔、クラウドサービス上のデータは1分間隔で更新されます。クラウドサービスの管理画面では、心拍数や暑さ指数、SOS発信や転倒発生の状況をリアルタイムで確認できます。

※リストバンドはソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社製のウェアラブルデバイスです。

GRIFFY wear.のリストバンド表示イメージとクラウドサービス画面

製品詳細については、以下のリンクをご覧ください。
https://www.gembaroid.jp/product/genvitallte.html

GRIFFYは、今回の受賞をきっかけに、利用者からの意見を参考にしながら「GenVital LTE」の機能強化や他のIoTサービスとの連携を進めていく方針です。製品の満足度を高め、より多くのユーザーに利用してもらうことで、安全で効率的な現場管理の実現に一層貢献していくことを目指しています。

エコモット株式会社について

エコモットは2007年の創業以来、IoT専門のソリューションベンダーとして、センサーや自社開発通信デバイスの提供、顧客ニーズに合わせたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からデータを取得できるソリューションを提供しています。

エコモット - IoT・AIソリューションカンパニー
IoTインテグレーションで未来の常識を創る。エコモットは「つなげる力」を強みとした、包括的なIoTプラットフォームの提供をおこなうことで、ビジネスに変革をもたらし、新たな常識の創造と持続可能な未来を目指します。

株式会社GRIFFYについて

GRIFFYは「建設産業の未来図を、デジタルテクノロジーで描き出す。」をミッションに掲げ、建設分野に特化したDXプロダクト・ソリューションの共創事業や、多くの建設DXソリューションを「現場ロイド」ブランドとして提供するレンタルサービス事業を展開しています。

GRIFFY - 建設業界の未来図を、デジタルテクノロジーで描き出す。
建設産業の未来図を、デジタルテクノロジーで描き出す。GRIFFYは、建設業における深刻な労働者不足を、IoT・AIのテクノロジーで解決すべく立ち上がりました。DXサービス開発・共同開発支援・建設現場向けAI・IoT製品の提供。
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