ICT株式会社から、Web制作の現場に革新をもたらす最新のスターターキット「DI-KIT v2」が公開されました。
「DI-KIT v2」は、Webコーディングの効率と使いやすさを大きく改善する「DI-CODING(R)」という独自の方法論に基づいています。このキットを使うことで、Webサイトを作る手間を最大で半分に減らせる可能性があります。

Web制作現場の悩みを解決する「DI-CODING(R)」
Webサイトはどんどん複雑になり、少しデザインを変えるだけでも、他の部分に影響が出てしまわないか心配になることがあります。特に大きなサイトを複数の人で開発している場合、「デザイン変更が他の要素に影響する」「新しい人がコードを理解するのに時間がかかる」といった問題が、作業の大きな負担になっていました。
このような課題を解決するために開発されたのが、「DI-CODING(R)(ディーアイコーディング)」です。これは「デザイン注入(Design Injection)」という考え方を取り入れています。これまでの「デザインに合わせてコードを作る」というやり方とは逆で、次の2つのステップで進めます。
- 骨格(HTML)の再利用: Webページの基本的な構造(HTML)を、共通するパターンごとに部品としてあらかじめ用意し、何度も使い回します。
- デザインの注入: 用意したHTMLの構造に、後から柔軟にデザイン(CSS)を組み込みます。
この方法により、コードの再利用性が高まり、デザインの変更が他の部分に影響しにくくなるため、Webサイトの保守や管理がずっと楽になります。
「DI-KIT v2」の主な特長
DI-CODING(R)の考え方を、すぐに現場で使える形にしたのが「DI-KIT v2」です。
-
開発効率と拡張性の向上
-
最新の「Nuxt 3」を基盤としており、HTML、CSS、JavaScriptをまとめて管理できます。
-
画像の読み込みを速くする機能が標準で備わっており、Webサイトを見る人の体験を向上させます。
-
将来的に、より高度なWebアプリケーション開発への拡張も容易です。
-
-
品質管理と実用性の強化
-
Sass/SCSSを使ったスタイル記述や、コードの品質をチェックするツール(ESLint・Markuplintなど)の設定が組み込まれています。
-
実際の業務で役立つ問い合わせフォームのサンプル(入力チェック、ファイルアップロード、スパム対策機能付き)が用意されています。
-
Windows向けの簡単なファイルやコマンドを使うことで、数ステップで導入し、開発を始められます。
-
-
オープンソースで商用利用も自由
このキットはGitHubから無料でダウンロードでき、個人利用はもちろん、お仕事のプロジェクトにも制限なく使えます。
Web制作者・管理者にとってのメリット
「DI-KIT v2」は、Webサイトを作るチームや、そのビジネスに次のような良い影響をもたらします。
-
チーム開発の効率化: デザイナーとプログラマーがスムーズに協力しやすくなり、チーム全体の生産性が上がります。
-
保守・運用コストの削減: 作った部品を再利用できるため、過去のプロジェクトで使った資産を活かして、新しいサイトを作ったり更新したりする手間を大幅に減らせます。
-
低い学習コスト: Vue.jsに詳しくない人でも比較的扱いやすく、Webサイトの管理者も、従来のHTML/CSS(Sass)の知識があれば運用・保守が可能です。
「DI-KIT v2」の入手方法
「DI-KIT v2」は、以下の場所から無料でご利用いただけます。
-
GitHubリポジトリ(ダウンロード・利用方法): https://github.com/ICTinc3773/DI-KIT
-
DI-CODING(R)公式サイト(詳細情報): https://www.di-coding.com/
ICT株式会社について
ICT株式会社は、中小企業のデジタル変革(DX)を支援するパートナーとして、AI、クラウド、セキュリティといった最新技術を使ったITソリューションを提供しています。顧客と同じ視点で課題に向き合い、計画から運用まで一貫してサポートする伴走スタイルが特長です。ISMS認証も取得しており、安全な運用体制のもと、東京・大阪・兵庫を中心にサービスを提供しています。

- ICT株式会社 公式サイト: http://www.ictinc.co.jp/
