中小製造業の皆様にとって、デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進は避けて通れないテーマです。株式会社テクノアは、2025年のDXの動きを振り返り、2026年に向けてどのような戦略を立てるべきかを示す「2025年のDX取り組みを総点検！2026年に向けた製造業DX戦略立案ガイド」を公開しました。
年末年始はDX計画を見直す大切な時期
1月から3月にかけての予算申請や新年度の準備を控える中小製造業にとって、年末年始は日々の業務から離れて、会社の将来をじっくり考える良い機会です。この時期に、自社のDXの現状を把握し、具体的な計画を立てるためのヒントがこのガイドには詰まっています。
「2025年のDX取り組みを総点検！2026年に向けた製造業DX戦略立案ガイド」は、テクノアの公式ウェブサイトで公開されています。
URL: https://www.techs-s.com/media/show/347
ガイドの主な内容
1. 5分でわかる！DX成熟度診断チェックリスト
自社がDXのどの段階にいるのかを客観的に知るための全20問のチェックリストです。テクノア独自の「DX変革ロードマップ」に基づいて、以下の5つのステップで自社の状態を把握し、次に何をすべきかのヒントを得られます。
-
STEP1: DX推進の目的が経営層から現場まで共有されているか
-
STEP2: 紙の帳票をExcelやシステムに移行しているか
-
STEP3: 原価データが自動で集計・分析できるか
-
STEP4: AIやIoT技術を業務に活用しているか
-
STEP5: DX推進のPDCAサイクルが定着しているか
2. 2026年に押さえておくべき「製造業DX 3つのトレンド」
2025年の「生成AIの業務活用」「クラウド化の加速」「サプライチェーン全体のデジタル化」の流れを受け、2026年には特に以下の3つのポイントが重要になると予想されます。
-
トレンド1：AI活用の拡大 ～「月額2万円から」の時代へ～
これまで「AI導入は高額で大企業向け」というイメージがあったかもしれませんが、これからは中小企業でも手軽に導入できる時代が来ます。AIを活用するかどうかではなく、いつ始めるかが重要になります。
-
トレンド2：セキュリティへの意識向上
クラウドサービスのセキュリティレベルは進化しており、「クラウドは不安」から「適切に使えば安全」という認識へと変わってきています。また、従来の会社の内と外を区切る「境界型セキュリティ」だけでなく、すべてを信頼しないことを前提とする「ゼロトラスト」という考え方が広がると見込まれます。
-
トレンド3：人材育成のDX化
外部からの人材採用が難しくなる中、社内でデジタル技術を使いこなせる人材を育てる動きが加速します。システムを使いこなすだけでなく、会社の経営戦略を理解したDX人材の育成が成功の鍵となるでしょう。
3. 成功企業に学ぶ「段階的DX」の進め方
コラムでは、DXで実際に成果を出した3つの企業の事例が紹介されており、共通する成功のポイントが分析されています。
-
パターン1：段階的導入で着実に成果（株式会社NISSYO様）
一度にすべてを変えるのではなく、生産管理の見える化から始め、受発注の連携、そしてデータ活用へと徐々に範囲を広げていきました。
-
パターン2：原価管理から始める収益改善（株式会社大東様）
赤字になっている製品を特定し、その原因を分析することで、現場のやる気を高め、会社の利益体質を強化しました。
-
パターン3：AI活用で業務効率を劇的に向上（株式会社フォーバンド様）
AIを使って見積もり業務を効率化し、残業時間を半分に減らすことに成功しました。また、見積もりの正確さが向上したことで、取引先からの信頼も高まりました。
このコラムで学べること
-
自社のDXの進み具合を測るチェック項目
-
すぐに役立つ2025年のDX最新事例集
-
来年の計画を立てやすくする2026年のDXの方向性
-
失敗しないDXの進め方3つのパターン
-
2026年を成功させるためのチェックポイント
株式会社テクノアについて
株式会社テクノアは、中小製造業を中心に、医療機関やカスタムECサイト向けの各種パッケージソフトを提供しています。IT経営コンサルティングや伴走支援型サービスを通じて、お客様のDX実現に貢献しています。
-
会社名：株式会社テクノア
-
代表者：代表取締役 山﨑 耕治
-
本店所在地：岐阜県岐阜市本荘中ノ町8-8-1
-
設立：1985年10月
テクノアは、第54回(2020)グッドカンパニー大賞グランプリや第11回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞など、多数の受賞歴があります。詳細はこちらをご覧ください。
https://www.technoa.co.jp/company/awards/
また、SNSを通じた情報発信にも力を入れています。
https://www.technoa.co.jp/sns_link
