Slack上で複数の生成AIを業務で利用できるアプリ「Party on Slack」が、OpenAI、Google、Anthropic、国内研究機関由来のモデルなど、最新の生成AIモデルへの対応を強化しました。これにより、GPT-5.2やGPT-Image-1.5、Gemini 3 Flash、Claude Opus 4.5といった最先端のAIをSlack上で手軽に使い続けられるようになります。
急速に進化する生成AIと企業が抱える課題
近年、生成AIは文章だけでなく、画像生成や複数の情報をまとめて処理する能力、高度な判断力を持つモデルが次々と登場し、進化を続けています。しかし、企業でこれらを活用する際には、以下のような課題がありました。
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新しいAIモデルが出るたびに、使うツールを変える手間がかかる
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普段の業務の流れとAIを使う作業がバラバラになっている
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情報セキュリティやデータの管理に不安がある
「Party on Slack」は、これらの課題を解決するために、多くの企業が使っている「Slack」という業務ツールの上で、生成AIを安全かつ柔軟に使える「AI活用レイヤー」として作られました。
「Party on Slack」で利用可能になった主な最新AIモデル
2025年11月以降に「Party on Slack」に対応・追加された主な生成AIモデルは以下の通りです。
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GPT-5.2（OpenAI）: GPT-5系の進化版として登場した最新モデルです。特に、高度な推論（物事を深く考えて結論を出す能力）、長い文章の理解、科学や数学の分野での精度が向上しています。また、AIの安全性や信頼性に関するガイドラインも更新されており、AIの高度化と責任ある利用の両立を示すモデルと言えます。
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GPT-Image-1.5（OpenAI）: 高精度な画像生成や編集ができる、OpenAIの最新画像生成モデルです。マーケティング資料や製品のイメージ画像など、仕事で使う画像をSlack上から直接作ったり編集したりできます。
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Gemini 3 Flash（Google）: 素早い応答と遅延の少なさが特徴のモデルです。日常業務での文章の要約、情報収集、アイデア出しなどに役立ちます。
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Gemini 3 Pro Preview（Google）: 高度な推論や分析能力を持つモデルです。複雑な業務の計画を立てたり、情報を整理・分析したりする用途に適しています。
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Claude Opus 4.5（Anthropic）: 長い文章の理解、情報の構造化、推論の正確さに強みを持つモデルです。報告書の作成や内容の確認、分析業務など、高い精度が求められる作業に向いています。
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PLaMo（Preferred Networks）: 日本の研究機関から生まれた大規模言語モデルで、日本語の理解や文章作成に優れています。日本の企業が業務で利用する際の選択肢として、新たに対応しました。
モデルの得意分野を組み合わせて業務効率を最大化
生成AIは、モデルごとに得意なことが異なります。「Party on Slack」では、これらの特性を理解し、複数の生成AIをSlack上で使い分けたり組み合わせたりして活用できます。
例えば、ClaudeとGPT-Image-1.5を以下のように役割分担して使うことができます。
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Claudeシリーズの強み: プロンプト（AIへの指示）の設計・構造化
Claudeは、文脈を理解し、情報を整理したり、AIに「何をさせるか」という指示文を考えるのが得意です。要件の整理や指示文の作成など、AIを使う前の準備段階で力を発揮します。 -
GPT-Image-1.5の強み: 現実的で高品質な画像生成・編集
GPT-Image-1.5は、リアルで精度の高い画像を生成したり、すでにある画像を編集したりするのに優れています。見た目の成果物が求められる業務に適しています。
実際の活用例として、「Party on Slack」ではSlack上でモデルを簡単に切り替えられるため、
- Claudeでプロンプトを設計・整理する
- そのプロンプトに基づいてGPT-Image-1.5で画像を生成する
といった連携活用が可能です。これにより、プロンプト設計の精度向上、画像生成の品質向上、試行錯誤にかかる時間の短縮が期待できます。
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「Party on Slack」とは？
「Party on Slack」は、Slack上で様々な生成AIモデルを安全かつ柔軟に利用できるアプリケーションです。Slackのチャンネルにアプリを招待してメンションを送るか、ダイレクトメッセージ（DM）でメッセージを送るだけで、AIとの会話を始められます。
「Party on Slack」は無料で利用できます。
※実際に利用するモデルには、各AI提供会社のAPIキーが必要となります。APIを利用するため、入力したデータがAIの学習に使われる心配はありません。
主な特長
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Slackのチャンネル、スレッド、DM上でAIとのやり取りが完結
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OpenAI、Google、Anthropicなど、複数の生成AIモデルに対応
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APIキーを持ち込む方式なので、安全に運用できる
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ファイルの要約、URLの要約、画像生成、音声の文字起こし、Web検索、RAG（検索拡張生成）といった多様な機能に対応
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生成AIを普段の業務コミュニケーションに自然に組み込める
今後の展望
「Party on Slack」はこれからも、生成AIの進化に合わせて迅速に対応し、企業におけるAI活用が「試しに使ってみる段階」から「業務の重要な基盤」へと発展するのを支援し続けていく予定です。
サービス概要
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Party on Slack: https://functions.lne.st/products/partyonslack/
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Party on Slackサービス資料: https://lne.st/gpt
