人が巡回する時代から「ドローン×AI」の時代へ—ドローン自動監視サービス開始

AIツール・サービス紹介

人が巡回する時代から「ドローン×AI」の時代へ

これまでは、広い場所の監視は人が巡回して行っていました。しかし、これからは「ドローン」と「AI(人工知能)」が協力して、人の代わりに監視を行う時代がやってきました。一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会が、この新しい「ドローン自動監視サービス」を開始しました。

このサービスは、太陽光発電所で起こる盗難の対策や、自治体が悩む不法投棄の監視など、広い範囲を人の手を借りずに見守ることができます。これにより、安全で安心な地域社会を目指しています。

サービス開始の背景にある課題

太陽光発電施設での盗難被害が深刻化

全国で太陽光パネルや銅線ケーブルが盗まれる事件が増えています。太陽光発電所はとても広い場所にあり、人の目が行き届きにくいため、これまでの監視方法では対応が難しい状況でした。

不法投棄の監視ニーズが増加

山の中や川沿いなど、ごみが不法に捨てられやすい場所の監視は、自治体にとって大きな問題です。広い範囲を定期的に見て回るには、たくさんの人と時間が必要になります。

人による監視の限界と危険性

  • 広い場所を監視するには、たくさんの人を確保することが難しい。

  • 最近では、イノシシやシカなどの野生動物と遭遇する危険性がある。

  • 悪いことをしている人を見つけたときに、直接対面することで危険な目に遭う可能性がある。

これらの問題を、ドローンを使った自動監視が解決します。

サービス概要

このサービスでは、最新のドローン技術が活用されています。

使用する主な機材

  • DJI Dock3+Matrice4TD/D: ドローンが自動で飛び立ち、着陸し、充電や格納を行うことができる、どんな天気にも対応するドックステーションです。

  • DJI FlightHub 2: 遠く離れた場所からドローンの飛行を管理したり、送られてくる映像を確認したり、集まったデータを分析したりするためのクラウドシステムです。

どんなことに使えるの?

このサービスは、以下のようなさまざまな場面で活躍します。

  • 太陽光発電施設での盗難被害の対策

  • 自治体による不法投棄の監視

  • 野生動物が近づいてこないか警戒すること

  • その他、広い場所の警備や定期的な警備など

ドローン監視システムのインターフェース画面

サービスの特徴

1. 完全自動で定期的に飛んで監視

前もって決めておいたルートを、設定した時間に合わせてドローンが自動で飛び回ります。これにより、人がいなくても、1日24時間、1年365日ずっと監視を続けることができます。

2. 赤外線カメラで夜間も監視

ドローンには赤外線カメラが搭載されているため、真っ暗な場所でも監視が可能です。盗難や不法投棄は夜に行われることが多いため、この時間帯の監視を強化することで、被害を防ぐことにつながります。

3. AIが不審なものを自動で検知

AI(人工知能)がカメラの映像を解析することで、人や車が侵入したことを自動で見つけ出します。これにより、間違った警報を減らしながら、何か異常があったときにすぐに把握できます。

4. 検知したら自動でお知らせ

もし不審なものをAIが検知した場合、次のようなことが自動で行われます。

  • 現場の写真を自動で撮影

  • 管理者にすぐにメールで通知

これにより、状況を素早く知り、どう対応するかをすぐに判断できます。

不法投棄の航空写真

導入するメリット

このサービスを導入することで、さまざまな良いことがあります。

  • 広範囲をカバー: 1台のドローンで広い範囲を監視できます。

  • 安全な遠隔監視: 野生動物と遭遇する危険がなくなり、安全に遠くから監視できます。

  • 非接触で証拠を確保: 不法行為者と直接対面する危険を避けながら、証拠をしっかり確保できます。

  • 24時間対応: 夜間の監視は人手を確保するのが難しいですが、赤外線カメラで24時間対応できます。

  • コストを大幅削減: 人件費や交通費といった運用にかかる費用を大きく減らすことができます。

ドローンと地上ステーション

どんな場所での導入が想定されるか

このサービスは、以下のような場所での導入が考えられています。

  • 太陽光発電事業を行っている会社

  • 自治体(環境課や廃棄物対策課など)

  • 産業廃棄物を処理する施設

  • 大きな倉庫や物流の拠点

  • 建設現場(資材の盗難対策として)

など、幅広い場所での活用が期待されます。

ご相談・デモのご依頼などお問い合わせ先

サービスについてのご質問や、実際にドローンの動きを見てみたいという方は、下記までご連絡ください。

一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会
代表理事:森本宏治
所在地:岡山県岡山市
URL:https://www.drone-business.jp
電話:086-948-2761
メール:info@drone-business.jp

一般社団法人日本ドローンビジネスサポート協会について

この協会は、全国43都道府県に130のフランチャイズネットワークを持ち、ドローンビジネスの認定スクールや、国の資格を取得するための講習を運営しています。ドローンを操縦するパイロットの育成や、災害が起きたときの支援、ビジネスに関する相談などを行いながら、ドローンが社会で広く使われるように活動しています。

所在地:岡山県岡山市北区本町6-36 第一セントラルビル4F
代表理事:森本宏治
公式サイト:https://www.drone-business.jp

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