Gurobi Japan「Gurobi Connect 2025」開催:生成AI時代に「数理最適化」で賢い意思決定を!
2025年11月11日に東京、11月13日には大阪で、株式会社Gurobi Japanが主催するイベント「Gurobi Connect 2025」が開催されました。このイベントには、両都市合わせて約100名が参加し、企業の意思決定や業務改善をサポートする「数理最適化」の最新情報や、実際の活用方法が共有されました。
「数理最適化」とは、たくさんの選択肢の中から、数学を使って一番良い答え(例えば、最も効率的な方法や最もコストの低い方法)を見つけ出す技術のことです。そして「生成AI」は、文章や画像などを新しく作り出すAIを指します。
今回のイベントでは、この数理最適化が、生成AIが急速に広がる現代において、どのように企業の意思決定の質とスピードを高めるのか、その実践的なアプローチが紹介されました。

イベントの概要
イベントは、Gurobi社の技術責任者による最適化アルゴリズムの進化や、「演繹的AI」としての役割の解説から始まりました。「演繹的AI」とは、与えられたルールや情報から論理的に結論を導き出すAIのことです。続いて、数理最適化ソルバー「Gurobi Optimizer」の最新情報や、国内企業での導入事例、さらには生成AIを活用したモデリング支援や業務効率化の新しいアプローチまで、理論から実際の運用まで幅広いテーマが取り上げられました。

参加者からは、「実例が多く、実務での経験とリンクする内容で非常に参考になった」「具体的な業務におけるTipsや事例が臨場感をもって理解できた」といった声が寄せられ、実務に役立つ学びの場となったことがうかがえます。特に、生成AI技術「Gurobot」については、「すぐに活用できそうで、有意義だと感じた」「最適化と生成AIを組み合わせる可能性を具体的にイメージできた」といった肯定的な評価がありました。
生成AI時代の意思決定を支える数理最適化
生成AIが広く使われるようになる中で、数理最適化は「AIの推論を実行可能な判断へ落とし込む技術」として、その重要性が増しています。Gurobi Japanは、この技術の普及とサポートを通じて、日本企業の意思決定の高度化と業務改革に貢献していくとしています。
イベントのセッション内容は、ログミーBusinessの以下の記事で詳しく読むことができます。
セッションハイライト

イベントでは、多岐にわたるテーマでセッションが行われました。
-
最新技術動向:数理最適化は“演繹的AI”として企業の意思決定を支える
生成AIが普及する中でも、数理最適化が「再現性・説明性・確実性」を持つ意思決定技術として、その重要性を増していることが解説されました。アルゴリズムの進化と活用価値が紹介され、「企業の意思決定インフラ」としての最適化の役割が明確に示されました。
数理最適化は“演繹的AI”として企業の意思決定を支える -
導入事例:属人業務を脱し“成果に直結する最適化”を実現
国内企業での数理最適化導入事例が紹介されました。これまで特定の担当者に頼っていた業務プロセスに最適化を取り入れることで、業務の標準化、手間(工数)の削減、そして安定した運用を実現した事例が語られました。プロジェクトの進め方や現場との協力体制の作り方など、具体的な導入プロセスが共有されました。
属人業務を脱し“成果に直結する最適化”を実現 -
実装知見:運用と計画の“境界”が最適化の成功を左右する
数理最適化は、導入して終わりではなく、その後の運用が非常に重要です。このセッションでは、データの更新方法、ルールの再設定、現場とのコミュニケーションの取り方など、導入後に継続的に成果を出すための運用ノウハウが解説されました。
運用と計画の“境界”が最適化の成功を左右する -
導入事例:数理最適化で働き方を変える日立コンサルティング平井氏が提唱する”意思決定デザイン”
日立コンサルティングの平井氏が提唱する「意思決定デザイン」という考え方が紹介されました。これは、数理最適化技術を働き方や意思決定プロセスの本質と結びつけ、日々の業務からビジネスの課題まで、意思決定を「構造化・見える化」する思考法です。ANAやサントリーなどの活用事例を通して、計画の精度向上だけでなく、工数削減やビジネスの俊敏性・回復力強化といった成果にも触れられました。
数理最適化で働き方を変える日立コンサルティング平井氏が提唱する”意思決定デザイン” -
ペペロンチーノの材料調達と配送計画は“同じ問題” 日常とビジネスの意思決定に共通する「アクションの型」とは
意思決定を分かりやすく理解するため、ペペロンチーノの材料調達という身近な例を使い、ビジネス課題と共通する「意思決定の構造」が解説されました。データだけを頼るのではなく、「何を実現したいか」を最初に考えることの重要性が強調されました。
ペペロンチーノの材料調達と配送計画は“同じ問題” 日常とビジネスの意思決定に共通する「アクションの型」とは -
生成AIが切り開く数理最適化 – 生成AI技術「Gurobot」と最適化の連携によって広がる可能性
生成AI技術「Gurobot」を活用した数理最適化支援の最新アプローチが紹介されました。課題の整理、モデルの作成、コードの生成といった最適化のプロセスに生成AIを組み合わせることで、専門知識のハードルを下げ、意思決定までのスピードと柔軟性を高められる点が説明されました。生成AIは最適化を「自動化する存在」ではなく、人の思考や判断を助けるパートナーであり、両者の連携によって、より実行可能で質の高い意思決定が実現できることが示されました。
生成AIが切り開く数理最適化 – 生成AI技術「Gurobot」と最適化の連携によって広がる可能性Gurobotについては、以下のブログ記事も参考にしてください。
Gurobot
Gurobi Japanについて
株式会社Gurobi Japanは、世界的に有名な数理最適化ソルバー「Gurobi Optimizer」を中心に、数理最適化に特化したソリューション、コンサルティングサービス、トレーニングを提供しています。同社は、先進的なDecision Intelligenceテクノロジーを通じて、お客様の難しい問題を解決し、より良い社会の実現に貢献することを目指しています。

会社概要
-
設立:2010年2月5日
-
代表者:Duke Perrucci
-
所在地:東京都府中市府中町1-25-12 ゼルコバビル3階
さらなる情報
Gurobi Japanでは、数理最適化に関するブログ記事を定期的に公開しています。また、限定イベントや技術ウェビナーの開催情報など、お客様のニーズに合わせたニュースレターも配信しています。

