動画生成AI「NoLang」、自治体・官公庁向けに本格展開を開始。住民への情報伝達を効率化し、窓口業務の負担軽減へ

生成AI(Generative AI)

国内最大級の動画生成AI「NoLang」が自治体・官公庁向けに本格展開

株式会社Mavericksは、動画生成AI「NoLang(ノーラン)」の自治体・官公庁向け本格提供を開始しました。このサービスは、既存の広報誌やウェブサイト、マニュアルなどの行政情報を、AIを使って瞬時に動画に変換します。これにより、住民の理解を深め、窓口業務の負担を減らすだけでなく、SNSを活用した地域の魅力発信も強化し、自治体のデジタル化(DX)を推進します。

「NoLang」とは

「NoLang」は、テキストやPDF資料、ウェブサイトのURL、画像などを入力するだけで、高品質な動画を最短数秒で作成できる動画生成AIサービスです。2024年7月のリリース以来、登録ユーザー数は15万人を突破し、現在では60社以上の法人に導入されています。国内の動画生成AIサービス登録者数において、2025年12月時点で最大級であると報告されています。

自治体・官公庁での活用事例

1. 読まれにくい広報誌を「伝わる動画」へ

従来の広報誌や市政だよりといった紙媒体やPDFは、文字離れが進む若年層や、細かい文字の判読が難しい高齢者にとって、情報が届きにくいという課題がありました。NoLangは、既存の広報誌のテキストやウェブ記事データを動画に変換することで、この課題を解決します。複雑な行政の政策やイベント情報を、テロップや画像、ナレーションを使って視覚と聴覚の両方から分かりやすく伝えることが可能です。

広報担当者は、動画制作の専門知識がなくても直感的に操作でき、既存の広報誌データを再利用できるため、コンテンツ制作時間を大幅に短縮できます。これにより、InstagramやYouTube、TikTokなどのSNSや公式サイトでの情報発信の頻度を高め、住民の市政への関心を高め、各種申請やイベントへの参加を促すことが期待されます。

2. 複雑な申請マニュアルを動画化し、問い合わせを削減

マイナンバーカードの申請や給付金の手続きなど、複雑な行政手続きのマニュアルは、専門用語が多く、長文になりがちです。これにより、申請ミスや書類不備が多発し、「書き方が分からない」といった問い合わせが窓口や電話に殺到し、職員の業務を圧迫していました。

NoLangは、既存の申請要項やマニュアルを動画にすることで、この問題を解決します。複雑な申請フローや記入の注意点を、視覚と聴覚に訴えかける動画で解説することで、住民が手順の全体像を直感的に理解できるようになります。これにより、書類の記入ミスや添付漏れによる差し戻しを減らし、職員の対応時間を削減するとともに、住民サービスの利便性を向上させます。

また、NoLang独自の「辞書機能」を使うことで、難読な地名や専門的な行政用語の読み方をあらかじめ登録・固定できます。これにより、AIによる誤読を防ぎ、修正の手間を省くことが可能です。法改正や制度変更があった際も、元のテキストを修正するだけで動画をすぐに再生成できるため、常に最新かつ正確な情報を住民に届けることができます。

3. 観光情報を縦型動画でSNSへ拡散し、集客を最大化

自治体や観光協会のウェブサイトには多くの観光情報がありますが、文字情報が多い静的なページは、特に若年層にとって情報を読み取る負担が大きく、訪問意欲に繋がりにくいという課題がありました。また、開花状況やイベント情報といったタイムリーな情報は、テキスト更新だけでは訴求力が弱く、集客の機会を逃す要因となっていました。

動画生成AI「NoLang」は、既存のウェブサイトや観光記事の情報を読み込み、瞬時に要約した動画を生成します。これにより、これまで埋もれていたテキストベースの観光資源を、TikTokやInstagram ReelsのようなSNSで広がりやすい「縦型動画」に変換し、潜在的な観光客に情報を届けることができます。

さらに、新機能の「縦型動画のテロップ改行」を活用することで、観光スポットの歴史やアクセス情報といった長文の説明も、スマートフォンの画面幅に合わせて見やすくレイアウトすることが可能です。任意の場所で改行し複数行表示にすることで文字サイズを極端に小さくすることなく情報を表示できるため、移動中など音を出せない環境でも文字だけで内容を直感的に理解でき、視聴者の離脱を防ぎながら観光地の魅力を深く届けることができます。

縦型動画のテロップ改行の例

動画制作のコストと時間を大幅に削減できるため、桜の満開情報や突発的なイベント告知など、鮮度が重要な情報を即座に動画化し発信することが可能となり、具体的な来訪を強力に後押しします。

今後の展望

今後は、全国の自治体への導入を加速させ、行政情報の動画化を標準的な情報伝達手段として定着させることを目指しています。また、多言語対応機能の強化や防災情報への即時対応など、すべての住民に正確かつ迅速に情報が届く「誰一人取り残さない」情報発信基盤の構築に貢献していくとのことです。

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会社概要

会社名:株式会社 Mavericks
本社所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷三丁目 43-16 コア本郷ビル1階A室
代表者:奥野 将太
設立:2023年9月12日
事業内容:様々な業種・業態で展開可能なシステム・プロダクトの開発、リアルタイム動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」などの提供、最新のAI情報を届けるメルマガ「Mavericks AI ニュース」の提供
URL:https://www.mvrks.co.jp/

Mavericksロゴ

株式会社Mavericksは、生成AIスタートアップとして、リアルタイム動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」など、先端的な自社プロダクトを多数保有しています。AI開発の最前線を走る開発力に特化したチームです。

NoLangにご興味のある方、事業会社関係者の方、顧客基盤へのAIサービス導入を考えている方、組織におけるDX担当者様は、以下のメールアドレスよりお問い合わせください。
お問い合わせ先:nolang-corporate@mvrks.co.jp

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