株式会社jig.jpは、2026年1月6日から9日までアメリカのラスベガスで開催される、世界最大級のテクノロジー見本市「CES 2026」に、開発中の次世代ARグラスを展示することを発表しました。
このARグラスは、Cellid株式会社のブース内で紹介され、日本初のプラスチックウェイブガイド光学技術と、眼鏡の産地として世界的に知られる鯖江の技術が組み合わされています。jig.jpは、これまで培ってきたソフトウェア開発力と、ユーザーが使いやすいデザインを考える力(UX設計力)を活かし、ARグラス分野への取り組みを進めてきました。
ARグラスとは?
ARグラスとは、見た目は眼鏡のようですが、レンズ部分に特別な技術が組み込まれており、ユーザーが見ている現実の世界に、さまざまな情報を重ねて表示できるデバイスです。例えば、外国語の翻訳、会議での原稿表示、スマートフォンの通知、道案内などが、目の前に自然に現れることで、日々の生活がもっと便利になることを目指しています。
展示されるARグラスの特長
今回CES 2026で展示されるjig.jpのARグラスは、「日常で使うこと」を一番に考えて設計されています。

主な特長は以下の通りです。
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軽くて自然なつけ心地:長時間つけていても疲れにくいデザインを目指しています。
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視界を邪魔しない情報表示:必要な情報だけを、邪魔にならない形で目の前に表示します。
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生活に役立つ機能:スマートフォンの通知表示、画面の明るさ調整機能、会話の文字起こし機能、翻訳機能など、日々の生活に溶け込むような便利な機能が搭載されています。
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今後の機能拡張性:ソフトウェアを更新することで、将来的に新しい機能が追加される予定です。
CES 2026では、Cellid社の高性能な光学技術とjig.jpのアプリケーション、そして使いやすいデザインが融合したARグラスのコンセプトや、実際に体験できるデモンストレーションが披露される予定です。これにより、世界中の来場者が、実用性と没入感を両立した新しいAR体験を試すことができるでしょう。
出展の背景と今後の展望
近年、ARグラスの市場は世界中で大きく成長すると期待されており、ハードウェア(本体)とソフトウェア(中身のプログラム)の両面で新しい技術が次々と生まれています。jig.jpは、ARを「特別な体験」ではなく、「毎日の生活の延長」として提供することを目指し、製品開発を進めてきました。
今回のCES 2026での展示は、jig.jpが考えるARグラスの将来像を世界に発信する大切な機会となります。また、海外の企業や開発者との新しい協力関係を築くきっかけにもなることでしょう。jig.jpはこれからも、AR技術を使って新しい価値を生み出し、日々の生活に自然になじむAR体験の実現を目指していくとしています。
株式会社jig.jpは、2025年12月9日にARグラス事業への参入を公表しています。詳細はこちらをご覧ください。
