ティアフォー、CES 2026で「自動運転レベル4+」と「E2E AI」の革新技術を展示

AI

自動運転の民主化を掲げる株式会社ティアフォーは、2026年1月6日から9日まで米国ラスベガスで開催される世界最大級の技術展示会「CES 2026」に出展します。

6回目の出展となる今回は、同社が提唱する「自動運転レベル4+」の実現に向けた「エンドツーエンド(E2E)AI」を中心に、最新の自動運転技術がデモンストレーションや車両展示で紹介されます。また、自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」の開発を推進するThe Autoware Foundation(AWF)のメンバーと共同で、各社の最先端技術を融合した自動運転技術も展示されます。

TIER IV CES 2026展示情報

ティアフォーが目指す自動運転レベル4+とは?

ティアフォーは、より安全で信頼性の高い自動運転の社会実装を目指し、2025年4月に「自動運転レベル4+」への取り組みを開始しました。レベル4+とは、特定の条件下で完全に自動運転を行う「レベル4」をベースに、さらに幅広い状況に対応できるようにした新しい概念です。

これは、人間が完全に運転から解放されつつも、システムが予測できないような多様な環境下での自動運転も可能にする、より進んだ自動運転の形を目指しています。

2025年7月には、レベル4+の実現に欠かせない技術である「E2E AI」の開発に向け、E2E自動運転に最適化した独自のシステム設計を「Autoware」のレポジトリで公開しました。この技術はオープンソースとして提供され、世界中の開発者が利用できるようになっています。

ティアフォーは、世界のパートナー企業との協業を通じて、従来のモジュール型に加え、より一体型のE2E型アプローチなど、複数のAIベースの自動運転向けシステム開発を進めています。これらの最先端技術は、CES 2026の会場で体験できます。

CES 2026 出展概要と展示内容

開催期間: 2026年1月6日(火)〜1月9日(金)
開催地: 米国ネバダ州ラスベガス
会場: Las Vegas Convention Center(LVCC)West Hall
ブース番号: #6050

主な展示内容:

  • 車両展示: ティアフォーRoboCarsが米国で進める、E2E AIシステムを含むレベル4+向け自動運転システムの開発・検証に使用している車両が展示されます。

  • ティアフォーのE2E AIデモ: シミュレーター上で車両がE2E AIを使って走行する技術を紹介。高度な認識、判断、制御の仕組みを体験できます。

  • SOAFEEを活用したソフトウェア定義型自動車(SDV)デモ: ティアフォーの「Pilot.Auto」と「Web.Auto」を利用したクラウドネイティブ開発が、アマゾン ウェブ サービスの自動車向けクラウド上に構築されたAstemoのIoV(Internet of Vehicle)プラットフォームで展開される共同展示です。このプラットフォームはシーメンスのPAVE360 Virtual Prototyping Platformでホストされ、Armの自動車向けZena CSSによって実現されています。また、ExcelForeのeSync OTAアップデートサービスを用いて、システムをコンピューティングプラットフォームへ展開する様子も紹介されます。

  • セーフティ・クリティカル対応Open AD Kitデモ: 安全性が求められる車載システムで重要となる、複数の重要な機能を同時に管理する技術をサポートする「SOAFEE」の拡張機能を備えた最新の「Open AD Kit」が紹介されます。このデモは、ArmCorelliumExcelforeMulticorewareとのパートナーシップのもと、AWFが開発した「フェイルセーフ・最小リスク操作(MRM)自動運転ユースケース」を用いて行われます。

  • AWFのE2E AIデモ: 乗用車向けのE2Eによるレベル2+の先進運転支援システムをレベル4+へ進化させる「AutoSpeed」と「AutoSteer」のニューラルネットワークAIモデルが展示されます。このデモは、AMD Versal™ AIエッジシリーズGen 2の高性能なシステム・オン・チップコンピューティングプラットフォーム上で動作するオープンソースパッケージを用いて実施されます。

  • オフロード環境適用事例デモ: ティアフォーの「Pilot.Auto」が建設現場や畜産業などのオフロード環境に適用された事例が、パートナーのdriveblocksとの協力事例を交えて紹介されます。

ティアフォーは「自動運転の民主化」をビジョンに掲げ、オープンソースソフトウェア「Autoware」を主導する企業として、世界中のパートナーと協力し、自動運転の可能性を広げ、より安全で持続可能な社会の実現を目指しています。

タイトルとURLをコピーしました