ワイズコンサルティング グループは、台湾の機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2026年1月第1週号を発行しました。このジャーナルでは、台湾の産業界における最新の動きが詳しく分析されており、特にAI技術が関連する分野での変化が注目されます。

海外半導体サプライヤーの台湾投資が加速
AI技術の進化に欠かせない半導体分野では、ファウンドリー最大手のTSMCがCoWoSやSoICといった先進的なパッケージング技術を強化しています。これに伴い、海外の半導体装置や材料メーカーが台湾への投資を活発化させています。例えば、住友化学は半導体用プロセスケミカルメーカーの聯仕電子(AUECC)を買収し、韓国の洗浄装置大手コミコ(KoMiCo)は台湾子会社を「第2の本社」と位置づけて新工場を計画しています。これらの動きは、TSMCの要求に迅速に対応し、技術革新を支えるための「地産地消」の取り組みと言えるでしょう。
金属加工機市場の減速と日本からの輸入増
2025年1月から8月までの台湾金属加工用機械製造業の販売額は、前年同期比で減少しています。これは、米中間の関税政策や中国の輸入代替政策が影響し、NC旋盤などの輸出が振るわなかったためと考えられます。しかし、台湾国内の電子産業はAIブームによって好調を維持しており、この分野で必要とされる高性能な工作機械は、多くを輸入に頼っている状況です。特に日本からのハイエンド工作機械の輸入額は、前年同期比で約21%も増加しており、産業構造の変化がうかがえます。
AIサーバー向けコネクタ市場への挑戦
PCや車載用コネクタを製造する驊陞科技(Wieson)は、AIサーバー市場への参入を強化しています。長年培ってきたGPU搭載ビデオカード用コネクタの技術を生かし、現在、アメリカのサーバー大手やクラウドサービスプロバイダー(CSP)との製品検証を進めているとのことです。PCIe Gen6/Gen7対応製品やロボット向けコネクタにも力を入れ、新たな成長の機会を捉えようとしています。
自動車産業の動向
2025年第3四半期の台湾車両産業の生産額は、前年同期比でわずかに減少しました。これは、米国の関税政策が日韓よりも高く設定されたことや、消費者が関税引き下げを期待して購入を控える「様子見」の心理が広がったことが主な要因と分析されています。一方で、バイク産業は新学期シーズンでの需要増加や、各自治体による購入補助策が追い風となり、生産額が14.2%増と好調でした。
「ワイズ機械業界ジャーナル」について
このジャーナルは、台湾の機械業界に特化した日本語情報誌で、半導体設備、電子材料・部品、工作機械、自動車、自動化・ロボットなど多岐にわたる分野の最新情報を提供しています。業界トレンド、企業動向、統計資料、法改正情報などが網羅されており、豊富な写真や図表で読みやすいPDF形式で提供されます。過去の記事はホームページの記事データベースから検索可能です。

最新号の詳しい内容は、以下の新刊ハイライトで確認できます。
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ワイズコンサルティング グループは、1996年11月に設立され、経営コンサルティング、人材トレーニング、日本語台湾経済ニュース・機械業界ジャーナル配信、市場調査などの事業を展開しています。
会社概要
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会社名:ワイズコンサルティング グループ
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所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
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代表者:吉本康志
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設立:1996年11月
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