ベクターとRTIが協力し、DDSベースのシステム開発とテストを効率化する新しいソリューションを発表

開発・プログラミング

ベクターとRTIのロゴ

2026年1月9日、ドイツのシュツットガルトおよび米国カリフォルニア州サニーベール発 – Vector Informatik GmbH(ベクター)とReal-Time Innovations, Inc.(RTI)は、DDS(Data Distribution Service)ベースのシステム開発とテストをより簡単かつ迅速に進めるためのパートナーシップを発表しました。

DDSとは何か?

DDSは、たくさんの機器が協力して動くシステムで、情報を効率よくやり取りするための仕組みです。例えるなら、必要な情報だけを必要な場所に届ける賢い郵便システムのようなもので、特に、リアルタイムでの正確な情報共有が求められる複雑なシステムで力を発揮します。

パートナーシップの概要とメリット

今回のパートナーシップでは、RTIの通信フレームワーク「RTI Connext」と、ベクターのシミュレーション・解析・テストツール「CANoe.DDS」が一つになります。これにより、DDSのあらゆる機能をテストできる、包括的な開発環境が提供されます。

この統合された環境を使うことで、開発者は次のようなメリットを得られます。

  • 効率の向上: DDSベースのシステムを最小限の手間で構築し、複雑なDDS通信を開発の初期段階で徹底的にシミュレーションして検証できます。

  • テストの深化: より深く、詳細なテストが可能になり、品質の高いシステム開発につながります。

  • 開発期間の短縮: 開発サイクル全体を短くし、製品をより早く市場に投入できるようになります。

RTI Connextは、世界でも有数のDDSプラットフォームの一つであり、DDS規格に基づいたデータ中心のソフトウェアフレームワークです。安全性が求められる複雑なアプリケーションにも対応する機能を備えています。詳細はこちらをご覧ください。

ベクターのCANoe.DDSの詳細は、こちらで確認できます。

幅広い産業での活用

この新しいソリューションは、様々な産業分野の開発者に向けて設計されています。主な活用分野は以下の通りです。

  • 自動車分野: 複雑な車両アーキテクチャにおいて、信頼性が高く、拡張性のあるデータ通信を実現します。

  • 医療技術(MedTech)および手術用ロボット分野: ネットワーク化された医療機器間で、安全で安定したリアルタイムなデータ転送を可能にします。

  • インダストリー4.0分野: スマートファクトリーや自動化システムにおけるデータ配信の基盤として機能します。

CESでの共同ソリューション紹介

2026年1月6日から9日に米国ラスベガスで開催されるCESでは、RTIのブース (West Hall #4662) において、ベクターとの共同テストソリューションがDDSベースのSDV(Software-Defined Vehicle)ツールチェーンの一部として紹介される予定です。

自動車メーカーやTier 1サプライヤーは、このソリューションをゾーン、HPC(高性能コンピューティング)、クラウド環境での車両ソフトウェア開発に活用できるでしょう。

詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。

ベクターについて

Vector Informatik GmbH(ベクターグループ本社)は、Software-Defined System(SDS/ソフトウェア・デファインド・システム)の開発とネットワーク化のためのソリューションを提供する企業です。35年以上にわたり、自動車分野をはじめ、医療技術、IoT、鉄道、航空宇宙などの分野で、世界中のメーカーやサプライヤーをサポートしています。製品ポートフォリオには、ツール、組み込みソフトウェア、クラウドサービスなどが含まれ、高い技術力と顧客との協力により、開発の加速と革新を可能にしています。

RTIについて

Real-Time Innovations, Inc.(RTI)は、フィジカルAIシステム向けのソフトウェアフレームワークを提供し、「よりスマートな世界の実現」をミッションとしています。RTI Connext®は、航空宇宙・防衛、医療技術、自動車、ロボティクス分野で2,000を超える設計にデータアーキテクチャを提供しており、世界中で導入されています。RTIは、長年の技術的専門知識と業界をリードするソフトウェアおよびツールを組み合わせ、よりスマートなシステムの迅速な開発に貢献しています。

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