メタバース「cluster」が高校の教育プログラムに採用
日本で生まれたメタバース(インターネット上の仮想空間)プラットフォーム「cluster(クラスター)」が、大阪府立工芸高等学校と近鉄不動産株式会社が協力して進める新しい教育プログラムに採用されました。これにより、2026年4月から、大阪府立工芸高等学校のインテリアデザイン科の生徒たちは、「cluster」を使って、これからの時代に必要な実践的なデザインスキルを学ぶことになります。

なぜメタバースを教育に?背景と目的
現代社会はデジタル技術の発展が目覚ましく、メタバースのような仮想空間でのデザインや空間づくりができるスキルは、未来のクリエイターにとってとても大切になっています。
100年以上の歴史を持つ大阪府立工芸高等学校のデザイン教育と、近鉄不動産が長年培ってきた実際の不動産開発や空間デザインの知識を、日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」で組み合わせることで、生徒たちはこれまでにない実践的で最先端の学びの機会を得ることができます。
新しい教育プログラムのポイント
この新しいカリキュラムでは、生徒一人ひとりがメタバースの可能性を実際に体験し、アイデアを出すところから、作品を作り上げるまでの一連の流れを学ぶことができます。
2026年度 教育プログラムの主な内容(予定)
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メタバース導入レクチャー
- 近鉄不動産が運営する「バーチャルあべのハルカス」(「cluster」がプラットフォームを提供)を生徒が使い、メタバースの基本的な使い方やその可能性を体験します。
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近鉄不動産のマンションモデルルームでの講義
- 実際のマンションモデルルームで、生徒が実物に触れることで、色や素材の選び方、光の使い方といったインテリアの知識に加え、お客様の視点や市場のニーズを学びます。
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「バーチャル展覧会」イベントの実施
- 教育プログラムの締めくくりとして、2027年1月には、生徒たちが作った作品をメタバース空間に展示する「バーチャル展覧会」が開催されます。これにより、企画力や発表する力が向上することが期待されます。

2026年1月にはプレイベントも実施
本格的なプログラムの開始に先立ち、2026年1月16日(金)には、試験的な取り組みとして、生徒の作品をメタバース空間に展示するプレイベントが実施されます。
イベント概要
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イベント名:暮らしのかたち展 バーチャルあべのハルカス×大阪府立工芸高等学校
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内容:生徒たちが実際に作った家具を、近鉄不動産と協力して「バーチャルあべのハルカス てんしばエリア」に展示します。「てんしば」の雰囲気を感じながら、家具の魅力や工夫した点、作品に込めた思いを楽しむことができるイベントです。
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日時:2026年1月16日(金)14時オープン 15時終了予定
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場所:バーチャルあべのハルカス てんしばエリア
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アクセス方法:
- パソコンまたはスマートフォンから「cluster」公式HP(https://cluster.mu/)にアクセスし、アプリ「cluster」をダウンロードします。
- 画面の案内に従って、アカウントを登録します(無料)。
- ログイン後、「バーチャルあべのハルカス」または「大阪府立工芸高等学校」のワールドを検索して参加できます。
クラスター社の教育分野への取り組み
クラスター株式会社は、最先端の技術を使って新しい価値を生み出し、世界に広げようとする企業文化を持っています。教育分野には大きな可能性があると考えており、2023年から教育現場との連携を強化してきました。「cluster」は、大学、専門学校、高校、中学校、小学校と、さまざまな教育現場で活用が広がっており、先生と生徒の双方に新しい学びの体験を提供しています。

関連リンク
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クラスター教育機関向けWEBサイト: https://www.educator.cluster.mu/
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クラスターの教育現場との取り組み例: https://metaversebiznews.cluster.mu/tag/education
各社・団体について
大阪府立工芸高等学校
2023年に創立100周年を迎えた、「デザインと美術」を専門とする高校です。長年の歴史と伝統を大切にしつつ、最新のデジタル技術、特に2024年度からはメタバースを積極的に取り入れ、生徒たちの創造性や技術力を高める先進的な教育を進めています。
メタバース空間「バーチャルあべのハルカス」について
近鉄不動産が所有・運営する超高層ビル「あべのハルカス」と、天王寺公園エントランスエリア「てんしば」をメタバース空間に再現したものです。2023年3月にオープンし、他にも「バーチャル志摩グリーンアドベンチャー」や「バーチャル天王寺動物園」といった仮想空間を楽しむことができます。
クラスター株式会社
「あらゆるヒト、モノ、技術をつなげる共創空間のOSをつくる」という目標を掲げ、日本最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を開発・運営しています。製造、建設、教育、国際会議、エンターテインメントなど幅広い分野で利用されており、スマートフォン、PC、VRなど様々な機器で最大10万人が同時に接続できるリアルタイム空間を提供しています。

