
株式会社クロスメディア・パブリッシングは、2026年1月9日に書籍『通信ビジネス ユーザーから業界関係者まで楽しめる通信の教養』を刊行しました。著者は、20年以上にわたりモバイル通信業界を取材してきたジャーナリストの石野純也氏です。この一冊では、国内だけで20兆円規模にまで成長した巨大な通信インフラ産業の構造が、豊富な事例とともにわかりやすく解説されています。
出版の背景
現代のモバイル通信業界は、単に「人と人」をつなぐだけでなく、「モノとモノ」「人とAI」、さらには「宇宙」までをもつなぐ大きなプラットフォームへと進化しています。私たちの生活やビジネスに欠かせないインフラとなったこの市場は、常に大きな変化を繰り返しています。
例えば、iPhoneの登場によるビジネスモデルの変化、政府による料金値下げ、そして2030年に本格的に訪れるとされる「6G」時代に向けた技術革新など、通信業界の状況はめまぐるしく変わっています。通信事業者は今、これまでの通信料収入だけに頼るのではなく、金融、決済、スマートシティ、衛星通信といった、通信以外の分野へと事業を広げようとしています。
本書は、テクノロジー、ビジネス、政治、文化が複雑に絡み合うこのダイナミックな通信業界の仕組みを、通信に詳しくない方からプロフェッショナルまで、誰もが楽しめる視点で解説しています。
本書の読みどころ
1. 巨大市場の変化と通信会社の生き残り戦略
なぜ通信会社が動画配信サービスを販売したり、コンビニエンスストアの共同経営に乗り出したりするのでしょうか。通信料収入の伸びが止まる中で、各社が金融や小売り、企業向けのITソリューションへと事業を広げる「土管化」からの脱却の背景が深く掘り下げられています。
2. 日本の市場構造と日本企業の戦略
世界ではAndroidスマートフォンが圧倒的なシェアを持つにもかかわらず、なぜ日本ではiPhoneが50%もの高いシェアを誇るのでしょうか。また、完成品のスマートフォンでは苦戦している日本メーカーが、イメージセンサーなどの「部品」の分野でどのように世界をリードしようとしているのか、日本の現在地が探られています。
3. 2030年「6G」がもたらす未知の体験
2030年に実用化が予定されている6Gでは、何がどのように変わるのでしょうか。宇宙や海中まで通信エリアが広がる可能性、AIが通信そのものを賢く制御する未来、そして「味覚」や「触覚」までをも遠隔で伝えられるようになる「感覚の共有」の可能性など、次世代のビジネスチャンスが展望されています。
こんな方におすすめ
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通信業界やIT業界への就職、転職を考えている方
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通信会社、メーカー、代理店などの業界関係者
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最新のテクノロジーやガジェットの動向に興味がある方
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異業種から通信プラットフォームを活用した新しい事業を検討している経営者
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スマートフォンの料金の仕組みや業界の裏側に興味がある一般ユーザー
本書の構成
本書は、以下の構成で通信ビジネスの多角的な側面を解説します。
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はじめに:6G時代の幕開け
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第1章:iPhoneとアンドロイドから学ぶ モバイルビジネスの世界
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第2章:トラフィックから学ぶ 通信技術の世界
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第3章:スマホメーカーから学ぶ モバイル端末の世界
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第4章:通信料金から学ぶ 大手プレイヤーの世界
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第5章:新規事業から学ぶ 5G以降の世界
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第6章:格安スマホから学ぶ 新規参入の世界
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第7章:基地局から学ぶ 通信インフラの世界
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第8章:楽天参入から学ぶ 通信政策の世界
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第9章:6Gから学ぶ 通信ビジネスの未来
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おわりに:通信ビジネスの面白さ
著者紹介
石野 純也(いしの・じゅんや)
モバイルジャーナリスト。慶應義塾大学を卒業後、宝島社に入社し、IT関連雑誌や書籍の編集に携わります。独立後は、ジャーナリストおよびライターとして、モバイルに関連する幅広い企業を取材し、ウェブメディアや雑誌で執筆活動を行っています。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関するあらゆる分野をカバーしています。
書籍情報

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タイトル:『通信ビジネス ユーザーから業界関係者まで楽しめる通信の教養』
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定価:1,848円(本体1,680円+税)
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体裁:四六判 / 264ページ
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ISBN:978-4-295-41174-1
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発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング
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発売日:2026年1月9日

